SIGMA 200mm F2 DG OS | Sportsレビュー:被写体を背景から圧倒的に分離できる

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SIGMA 200mm f/2 DG OS Sports
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SIGMA 200mm F2 DG OS | Sportsレビュー

SIGMA 200mm F2 DG OS | Sportsは気軽に購入できるレンズではない。重くて用途が限られ、ソニー純正のレンズと比較すると連写性能も劣る。しかも、FE 50-150mm F2 GMが登場したことで、競争はかなり激しくなっている。

しかし、しっかりしたボディと組み合わせて適切なシーンで使用すれば、今手に入るレンズの中で屈指の存在感を放つ1本だ。

開放でもシャープで、造りも美しく、写真の見た目だけではなく感じ方にもこだわる写真家のために設計されている。ポートレート、ウェディング、イベント、野生動物、その他の創造的な望遠撮影において、このレンズは最高峰の1本だと言ってもいい。

重さと価格に納得できる人にとって、SIGMA 200mm F2 DG OS | Sportsはただの明るい単焦点レンズではない。シグマのSportsラインが持つ可能性を体現し、それによってソニーのカメラシステムの力も示す表現力豊かなツールなのだ。

私たちの考え

速度、精度、そして表現力が豊かな被写界深度を重視する写真家のために作られた、プレミアムな望遠単焦点レンズだ。開放のF2でも驚くほどシャープで、背景は滑らかでクリーミーにぼけ、画面全体でコントラストも優れている。サイズは大きく重く、テレコンには非対応だが、高速AF、頑丈な造り、直感的な操作性によって、ポートレートやウェディング、暗所撮影で本物のF2の望遠レンズならではの独特な描写を求める人には魅力的な選択肢だ。

購入する理由

  • f/2まで開放でも優れたシャープネスとコントラスト
  • 美しい被写体分離とボケ表現
  • 信頼性の高い被写体追跡機能を備えた高速で正確なオートフォーカス
  • 優れた光学式手ブレ補正性能(最大6.5段)
  • 堅牢で防塵防滴構造と豊富なレンズコントロール
  • 人間工学的に改良されたアルカスイス互換の三脚座

避けるべき理由

  • ソニーのカメラではフレームレートが15コマ/秒に制限される
  • 特に手持ち撮影では比較的大きく重い
  • 近接撮影能力が限られており、倍率が低い(0.13倍)
  • 動画使用中にフォーカスブリージングが見える
  • 開放絞りでは中程度の口径食と歪曲収差
  • テレコンバーターとの互換性なし

SIGMA 200mm F2 DG OS | Sports 屈指の存在感があるレンズ

SIGMA 200mm F2 DG OS | Sportsのレビュー記事をImaging Resourceが公開しています。上記はまとめ部分を引用したものになり、より詳細なレビューや作例がありますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。

SIGMA 200mm F2 DG OS | Sportsは良い点がかなりたくさんあるようで、非常にポジティブに捉えられているようです。

良い点としては、このレンズは開放F2の非常に明るい絞り値によって、被写体を背景から圧倒的に分離できるレンズだと表現されています。背景のボケは非常に滑らかで、まるで絵画のような描写になるということです。

また、開放からフレーム全体でシャープネスとコントラストが優れており、色収差やフレアへの耐性も高いとされています。オートフォーカスは高速かつ静粛で、人物や動物など様々な被写体を的確に追従できる性能を持っており、さらに手ブレ補正も最大6.5段と強力で、暗所や望遠撮影でも安心して使用できると言われています。

操作性についてもプロ仕様で、絞りリングのクリック切り替えや複数のAFロックボタンなど、現場での実用性を重視した設計が高く評価されています。重量はあるもののバランスが良く、防塵防滴性能も備えていることから、スポーツ・野生動物・低照度撮影など、表現力を重視する現場で圧倒的なポテンシャルを発揮するレンズと評されています。

一方で悪い点にも触れられています。質量が約1.8kgと非常に重く、長時間の手持ち撮影には負担が大きく、価格も約3,300ドルと高額なことから、万人向けではないという意見もあります。200mm固定焦点であるため構図の自由度が低く、70-200mm F2.8のような汎用性は期待できないとされ、また最短撮影距離が1.7mと長いため、商品撮影やマクロ的な用途には不向きだとされています。

テレコンバーターに非対応で焦点距離を伸ばすことができない点も制約のひとつとされ、さらにソニー機で使用する場合、サードパーティレンズの仕様により連写が最大15コマ/秒に制限されるため、スポーツ撮影では注意が必要だと言われています。

レンズが非常に大きく重いというのは仕様上仕方がないですし、これを承知で購入すると思いますので、事実上、欠点にはならないのかなと思います。ただ、Eマウントではテレコン非対応と連写性能が劣ることに関しては、残念に感じている人が多いのではないでしょうか?ポートレートならまだしも、室内スポーツなどで利用したい人にとっては、この点については少し悩むかもしれません。

ImagingResouce

SIGMA 200mm F2 DG OS | Sports 最新情報!

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SIGMA 200mm F2 DG OSの主な仕様

SIGMA 200mm F2 DG OSの主な仕様
対応マウントL マウント、ソニー E マウント
センサーフォーマットフルサイズ
レンズ構成枚数14群19枚(FLDガラス2枚、SLDガラス2枚)
画角L マウント: 12.3°
ソニー E マウント: 12.3°
絞り羽根枚数11枚 (円形絞り)
最小絞りF22
最短撮影距離170cm
最大撮影倍率1:7.6
フィルターサイズφ105mm
最大径x長さL マウント:φ118.9mm x 201.0mm
ソニー E マウント:φ118.9mm x 203.0mm
質量L マウント: 1,820g
ソニー E マウント: 1,800g

レンズ構成図

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波動光学的MTF

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幾何光学的MTF

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SIGMA 200mm f/2 DG OS Sports

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