LUMIX S1R IIのダイナミックレンジテストが公開
ダイナミックレンジが高いS1R IIのセンサー
Photons to PhotosがLUMIX S1R IIのダイナミックレンジテスト結果を公開しています。様々な機種とのグラフの比較ができますので、比較をしたいかたは本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
さて、LUMIX S1R IIのダイナミックレンジテスト結果が公開されたわけですが、今回は似たような解像度のNikon Z8とEOS R5 Mark IIの計測結果と比較してみました。上記の画像をタップすることで拡大した画像を閲覧することが可能です。
まずグラフの見方ですが、黒塗りの
はノイズリダクションのない常用ISOにおけるダイナミックレンジテスト結果を示しています。そして黒塗りの (下向きの三角)はノイズリダクションのある常用ISOにおけるダイナミックレンジてすと結果を示しています。そして、黒塗りされていない と▽は、それぞれノイズリダクションのない常用ISOとノイズリダクションのない拡張ISOにおけるダイナミックレンジテスト結果を示しています。これを踏まえてそれぞれの機種におけるダイナミックレンジのテスト結果をみてみましょう。
まず、このグラフが正しければ、EOS R5 Mark IIのテスト結果はすべてノイズリダクションが適用されている結果となるので、純粋に他のカメラとの比較は難しいかもしれません。
また、Nikon Z8とLUMIX S1R IIとの比較ですが、全般的にLUMIX S1R IIのほうがダイナミックレンズテストの結果が高いことがわかりますね。これはNikon Z8が積層型センサーであることに対して、LUMIX S1R IIは非積層型センサーであることが関係しているかもしれません。
センサーは最近はすでに十分な性能となっているので、単純にダイナミックレンジのテスト結果からは比較にならないわけですが、こうして比較してみるとそれぞれ違いがあって面白いですね。
センサーサイズ | 35mm フルサイズCMOSセンサー |
画素数 | 約4430万画素 |
センサークリーニング | センサーシフト方式、手動 |
イメージプロセッサ | ー |
手ぶれ補正 | 撮像素子シフト方式、5軸補正、Dual I.S.2対応 |
手ぶれ補正効果 | 最大中央8.0段 |
高速連続撮影 | 電子シャッター時:最大40コマ/秒 |
動画撮影 | 最大8.1K 30p |
シャッター速度 | メカシャッター:B(バルブ)(最大約30分)、 60~1/8,000秒 電子シャッター最大:B(バルブ)(最大約60秒)、60~1/16,000秒 |
ISO | 常用ISO:80 ~ 51200 |
フォーカスポイント | ー |
EVF | 0.5インチ 約576万ドット有機EL |
背面液晶 | 3インチ 約184万ドット タッチパネル式 |
メモリカードスロット | CFExpress Type-B/SDメモリデュアルスロット |
サイズ | 幅 約134.3mm×高さ約102.3mm×奥行約91.8mm |
重量 | 約795g (本体、バッテリー、SDメモリーカード1枚含む) |
(source)Photons to Photos
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コメント
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興味深いですね。
これはもしZ8がR5IIと同じく全てノイズリダクション有りになったらどうなるのか気になりますね。
R5IIを超えるのかS1RIIと同等くらいまでになるのか。
逆にR5IIは全てでノイズリダクションがかかっているのは気掛かりですね。
星景撮影などで問題にならないのでしょうか。
Canonは以前よりずっとノイズリダクションがかかったRAWファイルですね。そのため純粋な比較が困難なセンサーとなっています。とはいえ結果として良い画像が出てくるのならば特に問題にならないでしょう。
S1RIIはさすが非積層といった感じでしょうか。新型センサーのこの写りの性能が欲しいがために発売まで時間がかかったのかもしれませんね。
このセンサーはデータだけで言うと例えばスチル特化型のα7RVとグラフを重ねるとやや分が悪いですが、画素数が多いわりには読み出しが速い方で、スチルとムービーのどちらにも向くバランスの良いセンサーですね。