Nikon Z9の奇妙な新ファーム
ニコンは本日、Nikon Z9のファームウェアをバージョン5.30に更新した。ただし、その内容はやや奇妙であり、Nikon Zf、Nikon Z6III、Nikon Z8のファームウェアアップデートと同等の内容とは言い難い。
まず、オートフォーカスに関する変更がある。シングルポイントAFおよびダイナミックエリアAFで被写体検出が機能するようになった。これは他のZ9世代のカメラには見られなかった新機能である。ワイドエリアAF(C1/C2)のサイズ選択範囲も拡大され、ほぼ全画面にわたって選択可能となった。また、フォーカスリミッター設定機能(カスタムセッティングA17)も追加された。ニコンは「被写体の捕捉を含むAF動作および信頼性の向上」も行ったとしている。
オートキャプチャ機能にもフォーカス関連の調整が加えられ、被写体検出オプションに「顔」が追加された。これもNikon Z9世代では初の実装である。これらのフォーカス関連の変更は、静止画・動画の両方に適用される。
ピクチャーコントロールには「フラットモノクローム」と「ディープトーンモノクローム」が追加され、フレキシブルピクチャーコントロールにも対応した。
カスタマイズ面では、フォーカスリミッター設定と被写体検出の切り替え(Cycle Subject Detection)オプションが追加された。後者は筆者が以前から要望していた機能であり、これらはボタンカスタマイズで割り当て可能となっている。
一方で、「内蔵テレコン使用時の画像エリア切り替え」機能も追加されたが、これは特に要望があったわけではない。
UVC/UACストリーミング機能が追加され、ネットワークメニューの操作項目もいくつか拡張された。例によって、バグ修正やパフォーマンスの改善も含まれている。ただし、依然として未対応の重要機能としては、Nikon Imaging Cloud、ピクセルシフト、その他多数の細かな項目が挙げられる。
他のカメラでは見られない機能を実装
Nikon Z9の新ファームはやや奇妙だとZ SYSTEM USERが伝えています。
先日、発表されたNikon Z9の新ファームについてですが、そこにはいくつかの奇妙な点があるとしています。その奇妙な点というのは、他のカメラでは搭載されていない新機能が実装されていることとしています。その新機能とは、シングルポイントAF、ダイナミックエリアAFで被写体検出が可能になったこと、オートキャプチャ機能の被写体検出オプションに「顔」が追加されたことだとしています。
Nikon Z9の新ファームを巡っては様々な指摘があり、なぜフラッグシップモデルよりも先に他のカメラに新機能が実装されるのかといった不満の声がありました。上記にもありますが、Nikon Imaging Cloudの対応や、ピクセルシフト撮影などがその典型のようです。
しかし、今回は他のカメラに先駆けてNikon Z9に新機能や新設定が実装されるというのは、確かにやや奇妙に感じるかもしれません。
Nikon Z9はEXPEED 7プロセッサの一番最初の製品となるため、新機能を搭載することが難しくなっているのではないかとの指摘もあります。他のカメラはNikon Z9の開発を経験しているため、より様々な拡張性に優れる設計になっており、そのため新発売された製品に次々に新機能が搭載されているのではないかという指摘もあります。
今回の新機能の実装については、ひょっとしたら他のカメラでの新ファームで提供される可能性があるのかもしれません。
さらにNikon Z90の噂を「Nikon Z90 試作機が生産ライン投入段階 2026年中旬に登場との新情報」で詳しくお伝えします。



コメント