富士フイルム AF性能 高速連写中はソニー並み? 演算能力がネック?

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富士フイルム AFはすでに優れている

プリショットモード(シャッターボタンを半押ししてカメラが画像を保存し始める状態)において、カメラのオートフォーカスが非常に優れていることに気づいた。

フォーカスの遠距離から近距離への移行(およびその逆)はスムーズで自信に満ちている。被写体追従も優秀である。レンズが常に微調整を行っている音が実際に聞こえ、これはカメラが1秒間に多数のAF演算を行っている明確な証拠である。フォーカス移動の途中で迷ったり止まったりすることはなく、ただ連続的で滑らかで、安定し、粘り強いAF挙動が見られる。

実際、その動作はあまりにもスムーズかつ高速で、動画の4分52秒の時点で彼はこう言っている:

「これはソニーのようなオートフォーカスだよ、みんな!」

そして、ここで本当の問題が現れる。

シャッターボタンを完全に押し込んだ瞬間、オートフォーカスの挙動が変化する。カメラはAF演算の回数を減らしているように見え、レンズはより大きなステップで動作し、その結果として、特に近距離と遠距離の被写体を切り替える際に、明らかなハンチング(迷い動作)が発生する。

興味深いことに、高速連写モードはこの問題を助ける。彼のX-T3では、30コマ/秒、1/100秒で撮影した際に「富士フイルムのカメラで見た中で最もスムーズなトラッキングだった」と報告している。

これが避けられない結論につながる:

オートフォーカス性能はすでに素晴らしい。

富士フイルムは、プリショット時のAF挙動をすべての撮影モードに適用するだけでよい。

結論 エドヴァルドの動画を富士フイルムへの批判と見るのではなく、朗報として受け取るべきである。 写真家たちが求めている性能は、すでにカメラの中に存在している。ただ、それをもっと一貫して解放する必要があるだけだ。

もし富士フイルムがプリショット時のオートフォーカス挙動をすべての撮影モードに導入できれば、この議論は一夜にして終わり、富士フイルムのAFは誰にとっても問題ではなくなる。

そして、まさにそれこそが、こうしたことについて語ることが重要な理由である。

イメージプロセッサの負荷か

富士フイルムのオートフォーカス性能についてFujiRumorsが面白い発見があったと伝えています。上記は一部を引用したものになりますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。

記事では、富士フイルムのオートフォーカスに新たな発見があったとしています。富士フイルムのカメラで確認したところ、プリキャプチャ機能撮影時に、富士フイルムのカメラのオートフォーカスは非常に優れた性能を示したとしています。

富士フイルムのオートフォーカスは、特に高速で動く被写体(スポーツや野鳥など)に対する追尾精度や反応速度が、ソニーのαシリーズやニコンのZシリーズに比べてやや劣るとされることがあるとの報告があり、特に連写中のAF追従性能において被写体を見失いやすいという声もあがっています。

しかし、プリキャプチャ機能の利用時にはその問題はなく、ソニーレベルのオートフォーカス性能があるそうです。ところが、撮影をしようとシャッターを完全に押し込むと、オートフォーカスの挙動がおかしくなり、フォーカスが迷うことが多くなると報告されています。

このことから、富士フイルムはすでに優れたオートフォーカスを備えているものの、何らかの理由で撮影時にはオートフォーカスが迷ってしまう事例があるということのようですね。

この理由については不明です。撮影しようとするとイメージプロセッサに負荷がかかり、それまでスムーズに行っていた被写体認識のための演算処理能力が落ちてしまい、被写体を正確に追尾できなくなってしまう可能性が高いように思えます。

プリキャプチャ時もイメージセンサーは動作しており、バッファに画像データを保存しているはずで、シャッター全押しの状態と機能的には変化がないように感じます。実際には、ファイルを生成してメモリーカードに保存する過程や、フィルムシミュレーションなど色味を変更する過程、ノイズリダクションなどの処理をする過程で負荷が発生し、それが正常なオートフォーカスを行う演算処理能力を邪魔しているのかもしれません。

また、記事では30コマ/秒の高速連写モードでもオートフォーカスはスムーズになると報告しています。こちらはJPEG専用になると思うので、RAWを保存する過程で何かが起きているのでしょうか?

さらに富士フイルムの新製品の噂を「富士フイルム 1インチセンサー搭載のコンパクトデジタルカメラを開発中か?」で詳しくお伝えします。

FujiRumors

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • X−T3は2018年発売のカメラですから、さすがに誤記と思いますが、X-T5のことでしょうか。

    同世代の高速道路連写機X-H2Sは、使用したことはないのですが、ファームアップでだいぶ良くなったという話も聞きます。
    ニコンのEXPEED6もそうでしたが、画像エンジンの性能が低いと複雑なAFアルゴリズムの処理ができないため、性能が下がるようです。

    X-Tの場合は、画像エンジンがの性能がやや足りないのかもしれないですが、アルゴリズムが洗練されていない可能性も考えられると思っています。

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