EOS R6 Mark III ダイナミックレンジ測定結果
Nikon Z5IIと同等の結果
EOS R6 Mark IIIのダイナミックレンジ測定結果をPhotons to Photosが公開しています。
今回測定されたのはEOS R6 Mark IIIです。画素数が向上したことで、ダイナミックレンジがどのように変化したのか非常に興味深いテスト結果となっています。今回はNikon Z5II、α7 Vというミドルクラスのカメラ同士を比較してみました。
グラフの見方ですが、以下、白黒や色に関係なく●(マル)がノイズリダクションされていないことを示しています。▼(下向き三角)はノイズリダクション処理されており、▲(上向き三角)はスケーリング処理されていることを示しています。また黒塗り(色塗り)は常用ISO、白塗りは拡張ISOであることを示しています。
| ● | ノイズリダクションされていない |
| ▲ | スケーリング処理されている |
| ▼ | ノイズリダクション処理されている |
| 黒(色)塗り | 常用ISO |
| 白塗り | 拡張ISO |
まず引用外ですが、EOS R6 Mark IIと比較すると、ISO200から800まではEOS R6 Mark IIの測定結果のほうが優秀でしたが、それ以外のISOではEOS R6 Mark IIIのダイナミックレンジはEOS R6 Mark IIとほぼ同等という結果になっています。画素数が増えたわりには優秀な結果といえるようです。
まず、画素数がEOS R6 Mark IIIよりかなり少ないNikon Z5IIとの比較ですが、こちらも低ISOの拡張ISOで差があるものの、常用ISOではほぼ同等の結果となっています。このあたりは、画素数が多いEOS R6 Mark IIIが素晴らしい結果を出していると考えてもよさそうです。
同じく画素数の近いα7 Vとの比較では、ISO800以下の測定結果では圧倒的にα7 Vのほうが優れており、優秀なダイナミックレンジ測定結果となっています。しかも、EOS R6 Mark IIIは低ISOでノイズリダクションが適用されていますが、α7 Vはノイズリダクションが適用されていない結果での比較ですから、α7 Vのダイナミックレンジが素晴らしいことがよくわかります。
さらにα7 Vのダイナミックレンジテスト結果について「α7 V “RAWのノイズ除去適用”はデュアルゲイン出力が原因との新判断」で詳しくお伝えします。
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EOS R6 Mark III 主な仕様
| センサーサイズ | フルサイズCMOSセンサー |
| 有効画素数 | 最大約3250万画素 |
| センサークリーニング | (不明) |
| イメージプロセッサ | DIGIC X |
| 手ぶれ補正 | ボディー内5軸手ブレ補正(IS)機構 |
| 手ぶれ補正効果 | 最大中央8.5段/周辺7.5段 |
| 高速連続撮影 | 電子シャッター:最大約40コマ/秒 メカシャッター、電子先幕:最大12コマ/秒 |
| 動画撮影 | 7K 60P RAW |
| シャッター速度 | メカシャッター/電子先幕設定時:1/8000~30秒 電子シャッター設定時:1/16000~30秒 |
| ISO(静止画) | 常用ISO感度:ISO100~64000(1/3、1段ステップ) 拡張ISO感度(相当):L(50)、H(102400) |
| フォーカスポイント | 測距エリア:横:約90%、縦:約100% ポジション数:[静止画]最大6097ポジション(91×67) |
| EVF | 0.5型 約369万ドット |
| 背面液晶 | 3.0型・約162万ドットバリアングル液晶モニター |
| メモリカードスロット | CFexpress Type B、SDメモリデュアルカードスロット |
| サイズ | 約138.4(幅)×98.4(高さ)×88.4(奥行)mm |
| 質量 | 約699g(バッテリー、CFexpressカードを含む |





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