EOS C50の登場はFX3が無敵だった状況を一変させた

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EOS C50レビュー

先日発表されたEOS C50のレビュー記事が公開されています。どのように評価されているのか、ここで詳しくお伝えします。

  • 長所
    • キヤノン最小のシネマカメラ
    • トップハンドル付き
    • 7K RAWビデオとオープンゲート録画
  • 短所
    • ボディ内手ブレ補正なし
    • かさばる冷却設計
    • 液晶画面が小さく感じる
    • NDフィルターが内蔵されていない

ソニーがFX3を市場に投入してから4年間、コンパクトシネマカメラの分野でほぼ無敵の地位にあったが、EOS C50の登場によってその状況は一変した。

価格を考えればEOS C50ほど完成度の高いシネマカメラを見つけることは難しいだろう。7Kオープンゲートの内部RAW動画撮影(同時プロキシ記録にも対応)、昼夜を問わずにクリーンな映像を実現するデュアルベースISO、スーパー35、スーパー16のクロップモード、15EVを超えるダイナミックレンジがあるCanon Logカラープロファイル、スローモーション撮影、信頼できるオートフォーカスなど、機能は数え切れない。しかも、ここでは写真の性能や映像に特化したデザインにはまだ触れていない。

EOS C50はEOS R5をベースにアクティブ冷却機能を追加し8Kの長時間撮影を可能にしたEOS R5 Cに最も近い立ち位置のカメラだ。しかしEOS R5 Cは依然として写真寄りの設計であり、その意味ではEOS C50はEOS R5 Cにとって脅威になるほど、より魅力的な選択肢となるだろう。

実際、EOS C50は完全に動画向けに設計されており、アクセサリー用の1/4インチマウントを4カ所、3つの録画ボタン、プロ仕様の4チャンネル24ビット音声出力が可能なXLR入力付きのトップハンドルを標準装備している。

またキヤノンのシネマカメラとして最小、最軽量でわずか670gの質量しかない。つまり、より大きく価格も高いEOS C70の下位モデルながら、多くの面でその性能を上回り、FX3すらも凌駕する部分があるのだ。しかも、より小型軽量なボディに収まっている。

キヤノンは現在、ソニーが独占してきた低予算映像制作市場に積極的に参入し、セットアップを最小限に抑え素早く撮影する映像制作者向けに完成されたシステムを構築しつつある。その中でもEOS C50は最も魅力的なカメラだと感じている。

静止画の撮影も可能なカメラ

TechRadarがEOS C50のレビューを伝えています。上記はまとめ部分を引用したものになりますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。

レビューでは、主に機能の豊富さや拡張性の高さが取り上げられており、性能の割に価格も安く、ソニーのFX3の性能を超えている部分もあるということで、かなりポジティブに受け取られていることがわかります。ただ、本格的に撮影する機会がないことから、現時点では軽く利用してみたり、仕様からわかることに焦点が当てられています。

機能としては7Kの内部RAW録画とオープンゲート撮影が可能であるようです。これにより、より詳細な映像を撮影できたり、後から自由にトリミングをすることができるなど、1回の撮影で複数のフォーマットの動画を作成しやすくなるということで、魅力的な機能と言えそうです。

この7Kとオープンゲート撮影が可能という点において、ソニーのFX3を画質の面で凌駕していると考えられるようで、さすがにキヤノンの本気のシネマカメラだなという印象ですね。

TechRadar

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ビデオモード

センサー35mmフルサイズ CMOSセンサー
画素数総画素数:約3420万画素、有効画素数:最大約3240万画素(1万の位を四捨五入)
ISO感度160-25600(拡張時 100-102400)
Base ISO800/6400/自動切り換え(Canon Log 2、Canon Log 3、RAW記録時)
ダイナミックレンジフルサイズ時:15+ stops Super 35mm Crop時:16 stops
記録フォーマットCinema RAW Light、XF-AVC、XF-HEVC S、XF-AVC S
AFデュアルピクセルCMOS AF II
記録メディアCFexpressカード、SDカード
液晶モニター3.0型 LCD 162万ドット、タッチパネル
入・出力端子HDMI(Type-A)、USB Type-C、MIC端子、ヘッドホン端子、TIME CODE端子
外形寸法(幅×高さ×奥行き)約 142 × 88 × 95 mm(本体のみ)
質量約670g(本体のみ)

フォトモード

ISO感度常用ISO感度:ISO100~64000(1/3、1段ステップ)
拡張ISO感度(相当):L(50)、H(102400)
シャッター方式電子シャッター
シャッタースピード1/16000~30秒
ボディー内手ブレ補正非対応
連続撮影速度高速連続撮影+:最高約40コマ/秒
高速連続撮影:最高約20コマ/秒
低速連続撮影:最高約5.0コマ/秒
連続撮影可能枚数JPEGラージ1:約337枚(約337枚)
HEIFラージ2:約301枚(約301枚)
RAW1:約153枚(約148枚)
RAW+JPEGラージ※1:約153枚(約148枚)
RAW+HEIFラージ※2:約137枚(約137枚)

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