シグマ、タムロン RFレンズはキャノンとのライセンス契約のもとで発売
シグマ、タムロンからRFマウントAFレンズが発売されることがアナウンスされました。シグマのプレスリリースはこちらから、タムロンのプレスリリースはこちらからご覧いただけます。
シグマレンズは6本のレンズの発売が告知され、タムロンからは1本のレンズの発売が告知されています。
しかし、いずれもAPS-C用レンズということで、SNSなどでは様々な観測や憶測が見られます。
- キヤノンはAPS-C用のレンズしかAFレンズは認めないのかな?
- フルサイズレンズの発売は認めないのではないか
- まずは売れ行きを確かめるためにAPS-Cのみにしたのでは?
- キヤノンは自社でAPS-Cレンズを拡充するつもりはないんじゃないのかな
といった意見が多いようです。
ところで、上記のシグマとタムロンのプレスリリースには以下のような注釈が記載されています。
「※本製品は、キヤノン株式会社とのライセンス契約の下で開発・製造・販売されています。」
このことから、シグマとタムロンはキヤノンに許可を得ずに勝手にレンズを開発して発売するのではなく、キヤノンに許可をもらって発売されることが示唆されていることになります。これはニコンのレンズも同様で、少なくともシグマとタムロンのレンズに関してはニコンとのライセンス契約の下で開発・製造・販売をしていることがわかります。
製品の発売がシグマとタムロンで同日発表になったのは、おそらくこのライセンス契約を結んだことを公開できる日が4月23日の午後1時に設定されていたためで、シグマとタムロンの両社に同時発表させることで両社に配慮した可能性があるのかなと想像しています。
いずれにせよAPS-Cレンズだけかもしれませんが、ラインナップが増えることで、ニコン、キヤノンのAPS-Cミラーレスの選択の可能性が広がっていいことだと思いますね。
キヤノンの最新ニュース!
- カメラのキタムラ売れ筋ランキング Nikon Z30が首位 EOS R5 IIが2位で猛追
- サムヤンのRF-Sレンズは正式認可を受けている!? キヤノンのレンズ戦略に変化か?
- EOS R1は報道スポーツ写真に理想的だが少し専門的になりすぎたかもしれない
- キヤノンが24-130mm f/4、24-80mm f/2.8のレンズ特許を出願
- キヤノン R6 III、積層センサーのR7 II、プロ向けRF-Sレンズ2本計画中か
- キヤノンRF50mm F1.4 L VCMの供給不足を告知 通常より時間がかかる可能性
- キヤノン EOS R1のテクノロジを解説する特設ページ公開 クロスAFの技術ほか
- RF70-200mm F2.8 L IS USM Zに白と黒のカラバリが設定された理由が判明
- キヤノンのRF200-500mmはf/4ではなくf/5.6になるという噂が急浮上
- RF35mm F1.4 L VCMは複雑なレンズで賛否両論になるのは明らか
コメント
コメント一覧 (3件)
以下の記事の通り、キヤノンはサードパーティーとライセンス契約の準備をしていましたね。
答えていたのがキヤノン専務ですから、いい加減なことは言わないはずですが。
https://mirrorless-camera.info/rumor/29809.html
ちばちばさん引用の記事コメントに大体書いた通りですが、縛りは無くとも差異はあり、APS-Cの方が出しやすく双方に利があるように設定されているのでは、と考えます。
キヤノンは利益率の高いフルサイズ向けに集中できる、サードは手頃で数をそこそこ出せる(かもな)レンズを多マウントに展開できる、といったところでしょうか?
また、ライセンスがどうなっているかは当事者しかわからず、商習慣はこうだからキヤノンの今回のものも同じ、とは限りません。
EF時代を含めサード開放に慎重だったキヤノンが許諾を出すにあたり、商習慣とは大きく異なるやり方の方がキヤノン自身の利益とサードへの恩恵のバランスを取れるなら、そのようにしていてもおかしくはないでしょう。当然、証拠なんてものはありませんが。
シグマ、タムロンから広角系だけとは言えRFマウントの互換レンズが発表できたのは
良いことですね。
広角系で経験をつみ何れ標準、望遠系(フルサイズ含む)も発表されるでしょう。
望遠系はAFレンズの慣性力が急激に大きくなるので、広角系で経験を積まないと
難しそうです。
初めて取り組むプロトコルなのでなおさらです。
予想では半年から1年後ぐらいにはなりそうな気もします。
※以上あくまで素人の想像です。
一言、ライセンス料、特許使用料等、大企業から中小企業へ、中小企業から大企業で
あっても自分が勤務していた精密測定機器分野では商習慣として一定の比率が慣例的に
決まっていて変わることはありません。
実体験として。