Z 28-400mm f/4-8 VRレビュー
ニコンの新レンズZ 28-400mm f/4-8 VRの評価はどのように評価されているのでしょうか?
(前略)
オートフォーカス
Z 28-400mm f/4-8 VRは、良好な照明という条件下で鳥を撮影する際に、非常に優れたパフォーマンスを発揮する。この発言をさらに明確にすると、私が述べているのは、ISO 1,600、1/2000秒、f/16の露出を要求する照明と同等の照明で鳥を撮影することだ。これは私たちが予備的なテストで実施したものだ。まだ、私たち自身の標準的なテストする場所でレンズをテストしていないが、このレンズは非常に優れた性能を発揮する。シーン全体を飛び回る鳥を追跡し、群れの中の個々の翼のある動物を捕らえ続けることができた。
通常のカメラマンは、鳥が枝などの間に隠れている低照度の状況でテストをする。このような状況でこのレンズがどのように機能するかはまだわからない。
ただし、これはすべてニコンの標準だ。彼らの野生動物へのオートフォーカスは信じられないもので、大幅に改善されている。彼らのプリキャプチャ撮影能力と組み合わせると、全体的に素晴らしいものとなる。システムがそのドライブモードでRAWでの撮影をできるようにして欲しいと願うばかりだ。このレンズをNikon Z 8でテストしたことを考えれば、Nikon Z 9の方が優れていると確信している。しかし、誰かがこのレンズをZ 9で使うかどうかはわからない。
(中略)
画質
私たちは画像のピクセルを細かく見ていくようなサイトではない。そしてイタリアへの短い旅行から戻ってきたばかりなので、画像を細かく見ることはもっともやりたくないことだと言える。とはいえ、私たちはどのような写真家もこのレンズの画質に非常に満足すると思う。補正が必要なものは、撮影後編集やカメラ内補正で簡単に行うことができる。
これは推測に過ぎないが、解像度を非常に重視するならば、このレンズは1億画素未満でそのポテンシャルを発揮すると確信している。
(後略)
1本だけ持って行くのに素晴らしいレンズ
Z 28-400mm f/4-8 VRの評価はかなり高いようです。Z 28-400mm f/4-8 VRは適切な条件下であれば飛んでいる鳥をうまく捕らえることができるほどの性能があるようです。しかし、暗い照明下、枝の間に隠れている鳥などを撮影した場合にはどのようになるかは、現在のところテストできていないので不明だとしていますね。
そして画質もどのような写真家でもこのレンズの画質には満足するだろうとしています。しかし、まだ本格的なテストをしていないので、画質の判断はその後となるようです。
全体的にはファーストインプレッションというレビューですが、印象的には好印象という感じですね。さらに詳細なレビューや、サンプル画像もありますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
さらに「ニコンに買収されたREDがXで声明を発表 製品、ブランドはどうなるのか??」ではRED社が投稿した声明について詳しくお伝えします。
(記事元)ThePhoblographer
型式 | ニコン Z マウント |
---|---|
焦点距離 | 28mm-400mm |
最大口径比 | 1:4-8 |
レンズ構成 | 15群21枚(EDレンズ4枚、非球面レンズ3枚) |
画角 | 75°-6°10′(撮像範囲 フルサイズ/FXフォーマット) 53°-4°(撮像範囲 APS-Cサイズ/DXフォーマット) |
焦点距離目盛 | 28、35、50、70、105、200、300、400mm |
ズーミング | ズームリングによる回転式 |
ピント合わせ | IF(インターナルフォーカス)方式 |
手ブレ補正 | ボイスコイルモーター(VCM)によるレンズシフト方式 手ブレ補正効果:5.0段※CIPA規格準拠 VRモード:NORMAL/SPORT 三脚使用時ブレ補正:有り |
最短撮影距離 | 0.2m(焦点距離28mm)、0.36m(焦点距離35mm)、0.5m(焦点距離50mm)、0.57m(焦点距離70mm)、0.6m(焦点距離105mm)、0.8m(焦点距離200mm)、1.2m(焦点距離300mm)、1.2m(焦点距離400mm) |
最大撮影倍率 | 0.35倍(焦点距離28mm) |
絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) |
絞り方式 | 電磁絞りによる自動絞り |
最大絞り | f/4(焦点距離28mm)、f/8(焦点距離400mm) |
最小絞り | f/22(焦点距離28mm)、f/45(焦点距離400mm) |
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) | 77mm(P=0.75mm) |
寸法 | 約84.5mm(最大径)×141.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) |
質量 | 約725g |
MTF曲線
レンズ構成図
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コメント
コメント一覧 (6件)
28mmでの最短撮影距離が0.2mなのが個人的には本当に嬉しい。
このレンズの前身とも言える「AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」を持っていますが、これは買い替え候補入りですね。
あとはF8でAFがガンガン効くEXPEED7搭載のZ 6Ⅲが登場すれば個人的には完璧です。
以下余談
「NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VR」はニコン設計のレンズだと思いますよ。
上記で挙げた「AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」と比べるとよくわかりますが、前玉群と後玉群の構成が殆ど同じです。
このレンズも当時タムロン製かどうかの議論が起こりかけましたが、公開された特許によって間違いなくニコン設計だということが証明されています。
特許5344279([発明者]山本 浩史・三輪 哲史)
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-5344279/15/ja
特許5448028([発明者]佐藤 治夫・鈴木 剛司)
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-5448028/15/ja
いやぁ、懐かしい特許情報を見ました笑
当時「ニコンにこんな高倍率ズームが出せるか!?タムロン製だ!」と言った憶測が某サイト内であったんですよね。
結局この特許が出てきたことで否定されて収束したわけですが。
今回のレンズに関してもどうやら疑われているようでてっきり事前の噂にもあった「28-400mm f/3.5-6.5」の実施例を含むタムロン特許のことかと思いましたが、このサイト内では別のレンズが疑われているようですね。
APS-C用ですし、構成も違うので個人的には懐疑的ですが…。
まぁ14年前の光学設計の流れを組むレンズがこうして新しくなって登場するのは胸が躍ります。
こういったリニューアルレンズを今後も期待できるかも?
ゼッパチ445 さん、こんにちは。
「高倍率ズームと言えばタムロン」というイメージが先行していますからね。
ニコンも決して無いわけではないのですが、こればかりはしょうがないのかもしれません。
“Made in Thailand”だったら一番わかりやすいですが、Z85mm f/1.2SのようにOEMしている可能性も無きにしも非ずなので結局は特許情報待ちということに…。
ニコン銘で出ることに変わりはないのであまり気にしないことが一番ですね(←言い出しっぺ)
>こうして新しくなって登場するのは胸が躍ります。
いいですね、リニューアルレンズ。
パッと思いつくだけでもいくつか登場してほしいレンズがあるので、大いに期待したいものです。
死ぬほど高いレンズは私も買えませんが、実売20万円以下なら、まぁまぁ納得の価格かと。
そして便利ズームとしての販売でしょうから、F値も暗く動体向きでは無いでしょう。そりゃ動体撮影したい方が求めるモノとは、そもそも根本から違うワケで…
動体撮影したいのなら、普通に100-400mm買えば良いだけです。
この製品についてのNikonのチャレンジングな姿勢は良いと思いますけどね。
コメントではすでに指摘されてますがこのレンズ、Fマウント時代の28-300mm f/3.5-5.6Gと設計が類似しているのでニコン開発という見方が強そうですね。過去の情報をあたれる人には敬服します。
とはいえ28-300mmからえらく値上がりしましたね(まあ為替の影響大ですが)。個人的にはスルーですがここまで高いとおそらくメインターゲットである、エントリー層に手に取ってもらえるのか疑問です。
アルネオコートもナノクリスタルコートもないので、Z 180-600mmと同じく、設計をタムロンへ外注した可能性が高いように思われます。(ソニーのFE 200-600mmもタムロン設計の可能性あり。)
前玉のレンズ構成がタムロン18-400mmに酷似していますので。
とは言っても、制御のソフトウェアや鏡筒はニコンが作っているはずで、協調手ブレ補正も効く、れっきとした純正レンズであることに違いはありません。