人工衛星搭載のEOS R5で地表の撮影に成功
人工衛星に搭載したEOS R5から地球の表面の撮影に成功したと発表されました。
2024年2月17日にH3ロケット試験機2号機により軌道高度670㎞、太陽同期軌道に投入された
CE-SAT-IEの主光学系カメラから撮影したファーストライト(*1)画像「ラスベガスの街並み」を公開します。
口径40cm望遠鏡と約4500万画素(*2)の高い解像性能を持ったCanon製デジタル一眼レフカメラEOS R5を組み合わせた主光学系から、2024年3月10日午前2時12分48秒(日本時間)にラスベガス中心街の撮影を試みました。
先日、打ち上げに成功したH3ロケット試験機2号機に搭載されたキヤノン電子の人工衛星に搭載されたEOS R5で地表の撮影に成功したとキヤノン電子が発表しました。
記事元には実際の地表の画像を閲覧することができますので、記事元リンクからご覧ください。
人工衛星は軌道高度670kmを周回しており、そこから口径40cmの望遠鏡とEOS R5で撮影しているそうです。670kmも上空から市販のカメラで撮影しても、こんなにわりとしっかりと撮影できるのですね。地上解像度は80cmということで、大きな段ボールぐらいであれば何であるかを判別できそうです。
今後も様々な撮影をしていくようですので楽しみですね。
(記事元)キヤノン電子
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コメント
コメント一覧 (0件)
直線距離で東京から岡山ぐらいですかね~
そのくらい離れて撮影して80cm程度の大きさが判別できるのがスゴイですね。
ファーストライトなので実使用までにはもう少し良くなりそうですね。
元記事を読むと80cm解像度を目指すと書いてあるので
試運転及び調整後の目標値ですね。
ファーストライトで出ていると思ってしまいました。
申しわけありません。
グッドニュース! 万が一故障していたら直せませんから、まずは撮影ができたことが何よりです。
掲載用に縮小された1MP (1536×1024) でもスタジアムの文字が文字だとわかるくらいですから、フル画素の45MP (8192×5464) だとクッキリ読めるんでしょう。
地上解像度80cmは1画素が80cm四方なので、1枚で写せる範囲は6.55km×4.37km。一方で乗用車の平均サイズは幅1.7m×長さ4.7mらしいので、1台あたり2×6画素で写る計算です。凄いものですねぇ……。
分解能80cmは一昔前の偵察衛星(情報収集衛星の光学1号が1mくらい)の解像度に匹敵しますね。
一方でgoogle mapの航空写真(と書いてありますが実際には商用の地球観測衛星)の画像ではところによって送電線がはっきり写っていたりしますが、送電線の直径はもっとも太くて4.6cmなので、こんなに見えていいのだろうかと考えてしまいます。