ニコンへのインタビュー
ニコンに対する最近のインタビューで、APS-Cサイズセンサーを搭載したハイエンドカメラ市場への取り組みと将来の展望について明かされました。
近い将来、ハイエンドのAPS-Cハイブリッドカメラは期待できるか?
我々は顧客からのフィードバックに基づいて調査を行っていく予定だ。ニコンはD7500やD500を通じて、DX/APS-Cカメラの分野が確固たる存在感を示してきた。従って今後も顧客の意見に耳を傾けていく。
Youtube、TikTok、Instagramなどのソーシャルメディアが普及するにつれて、顧客は写真だけでなく動画にも関心を強めている。
若い世代は自分の考えや感情を表現したいと考えているので、高品質な映像を求めている。そのため彼にはレンガを交換できるカメラを求めている。そうすれば、フルサイズのカメラと比較してコンパクタなAPS-Cカメラを利用することができる。
この世代の要望に応えるために、私たちはこのテーマに取り組み続けなければならない。
APS-Cに取り組み続ける
インタビューによればニコンはAPS-C市場で存在感を示しており、今後も顧客の意見に耳を傾けていくとしています。さらに、動画を撮影する人に向けてAPS-Cミラーレスカメラは重要で、その要望に応えるために動画撮影用のカメラに関しても取り組んでいくとしていますね。
いまは当たり前になってしまったので使わなくなりましたが、かつては動画と静止画の両方で利用できるカメラをハイブリッドカメラと呼んでいました。このインタビューではハイエンドのハイブリッドカメラについて聞いているので、静止画だけではなく動画に関しても答えています。
インタビューをそのまま受け取れは、APS-Cには興味があり、顧客の要望が強ければ発売をしていくというようにも受け取れます。また動画用のカメラについても、若い人向けに新製品を発売しなければならないというようにも受け取れます。
おそらくこのインタビューで質問をしている人は、ニコンがAPS-C市場から撤退する可能性を心配していたり、そのような記事を知っていて、それでニコンに関してこの質問をしたのだろうと思います。
ニコンとしては、いま現在、Nikon Z 50やNikon Z fcを発売している手前、仮に撤退が決定しているとしてもAPS-Cから撤退ということは絶対に口にできないでしょうし、将来については顧客の要望を聞いて検討するということしか言えないだろうと思います。
もちろんAPS-C継続は決まっていて、どのような製品を供給するべきか顧客の意見を調査していると述べている可能性ももちろんあります。なので、このインタビューからはAPS-Cから撤退するのか継続していくのかはまったく不明なわけですが、今後もAPS-Cを継続していくといいなとは思いますね。
さらに「ニコンの衝撃の新製品の噂 グローバルシャッター搭載 超高速Nikon Zhを発表する??」ではNikon Zhの噂について詳しくお伝えしています。
(記事元)https://phototrend.fr/2024/02/interview-nikon-mitsuteru-hino-cpplus-2024/
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コメント
コメント一覧 (6件)
サポートセンターに行けば、商品に関するお客様の意見、要望を聞いて、上に報告されるはずなので、従業員さんに言う価値はあります
過去にもZ5?Z6?で縦グリップの要望が出て製品化されましたので、サポートセンターに行って要望を言った方が良いです
CP+2024のニコンブースは、Z9/Z8中心のハイアマチュアブースと、Zf/Zfc中心のカジュアルブースの2つに分かれていました。
ニコンがZfcやZ30を止めるような状況には全く見えませんでした。
Z50のリニューアルは確実として、APS-Cでどんな機種が出るかで、今後の方針が見えてくるのではないでしょうか。
Zsystemuser が勝手な記事を出したのでメーカーも火消しをせざるを得なくなったようですね。
Z fのように「実は用意していました」的な展開を期待します(笑)
ニコンのAPS-C機はZ50がオリジナルで後はその派生機しか
存在しないのであまりプラットフォームを増やすつもりが
ないのかもしれません。
Z50Ⅱが発売されたとしてもZ50から生まれた派生機も
中身がZ50Ⅱにアップデートされるだけかもしれません。
ミラーレスになってメカニカルな差別化が出来ないので
仕方が無いのかもしれません。
現D500ユーザーや野鳥関係のカメライベントでもハイエンドAPS-C機を望む声は多いと聞いていますから登場は時間の問題と考えています。フルサイズユーザーとしては面白くない話?かもしれませんが、現実は多くのユーザーが求めていますし、この声をどうスペックに落とし込むかというところでしょう。
動画ニーズに答えていくという割にはラインナップは不十分と言わざるを得ませんし、すでにその市場はレッドオーシャンですからハイエンドAPS-Cと動画性能を両立させたハイブリッド機というのが現実的な落とし所でしょう。