70年代に生産されたレンズで撮影した写真はエモかった?
70年代、80年代に一般的に量産されていたレンズを使って撮影した写真は結構いい感じで流行る可能性もありそうです。
まず、基本設計が白黒時代だから発色がよくない。どの焦点距離でも絞り開放での描写はグダグタに甘く、画面の四隅は光量・画質とも落ちまくる。広角側でタル型、望遠側でイトマキ型の歪曲収差もひどく、直線はすべて歪んで写る。建物を撮るレンズとしては、不適切にもほどがある。ボケもクセが強い。現在の優秀なデジカメ用レンズに慣れた感覚からすると、ほとんど異次元の描写である。
古いレンズで撮影したらどんな写真が撮影されるのでしょうか?
記事では70年代、80年代に一般的に量産されて発売していたレンズで写真を撮影してみると、どんな写真が撮影できるのか試しています。レンズはNIKKOR 43-86mm f/3.5で、カメラはNikon Dfで撮影したとのことです。
Nikon Dfも結構古いカメラなので、カメラそのものの写りも現代的なカメラと比較したらイマイチなのでしょうが、古いニコンのレンズを使用するにはぴったりかもしれません。というわけで、撮影した写真の評価は上記のような印象だったようです。実際の写真もありますので記事元リンクからご覧ください。
「不適切にもほどがある」といいたかっただけちゃうんかと思ってしまいますが、なんかよく見ると案外味わいがあって情緒的じゃないですかね?祖父や祖母が持ってるアルバムを見たときのような写真だなという感想です。ああ、古い写真っていうとこんなイメージだよねと思ってしまいました。
実際に写真をみると歪んでいますし、解像性も低く、発色も確かにイマイチですが、なんかフィルムの粒子感みたいなものも感じられるような描写になっています。こういうのは結構面白いんじゃないですかね。
ということで、今は若い人に中古コンデジが流行しているようですが、案外、古い一眼レフとオールドレンズの組み合わせで撮影した写真は人気がでるかもしれませんね。ただしオールドレンズとの組み合わせによっては使用できないものもあるので注意が必要ですし、オートフォーカスも利用できない(こともある)のですが。
さらに「マップカメラ売れ筋ランキング Nikon Z fが2位に大差を付け1位返り咲き」ではカメラの売れ筋ランキングについて詳しくお伝えします。
(記事元)YAHOOニュース
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NIKKOR 43-86mm f/3.5 はニコンが初めて商品化した標準ズームで
単焦点と比較すれば欠点は多かったかもしれません。
当時はまだズームレンズの黎明期でシグマ、サン光機が色々と
出していたと思います。
三協光機も出していたかもしれません。
後年、キヤノンがFD35-70 f/4 を発売した頃には 標準ズームは
かなり綺麗に撮れるようになりました。
前後してレンズも各社コンピューターを駆使し設計するようになり
飛躍的に良くなりました。
NIKKOR 43-86mm f/3.5 は今でも入手可能なので使ってみると
面白いかも知れません。
元記事の”現在の優秀なデジカメ用レンズ”は電子補正で成り立って
いるので言っていることが変。
電子補正を外せば昔のレンズより酷い物は掃いて捨てるほどある。
何をどのように表現したいのかが明確であれば古いレンズで撮影するのもいいのですが、着せ替え人形遊びなら底は知れた話です。
私自身は、なかなかFマウントから脱却できないのと今でも十分レンズ沼に浸かっているのでこれ以上の深みに入りたくないところです。