
大口径レンズの話をしよう
速いレンズというのはどういう意味?という記事が掲載されています。興味深い内容でしたので紹介したいと思います。
それでは記事をみてみましょう。
「速いレンズ」と言えば、そのレンズが大きな解放f値(絞りがおおきいほど速いレンズになる)であることを意味している。絞りはfの文字に続く数字で表現されることが多いが、大きな最大絞りは実際には小さな数字(例えばf/1.8)であることを覚えておく必要がある。解放f値がf/2.8以下の単焦点レンズは速いと見なされる。ただし、レンズが300mm以上の場合、f/2.8の絞りも速いと見なされる。ズームレンズも同様だ。
絞りについて大きな絞り(小さなf値)は、より多くの光をカメラのセンサーに届けることができるため、低照度下でも高速なシャッター速度で撮影をすることができる。フラッシュが利用できない場所、周囲の光が少ないコンサート、ダンサーがステージ上で動くような室内での撮影、スポーツ写真のように速いシャッター速度が必要な被写体など、様々な撮影状況で役立つ。
速いレンズのもう一つの利点は、高速なシャッター速度により、多くの状況で手持ち撮影が可能になるため、常に三脚を使用する必要がないことだ。これは、大聖堂や博物館のような光が問題となる混雑した場所で、三脚の使用が許可されていない場所で特に有効だ。
マイナスな点として、速いレンズの欠点は高価で、他のレンズよりも重くおおきい傾向があることだ。AFを使用する場合は、焦点が正しく合っているか注意が必要だ。被写体の間違った部分に焦点を合わせようとすることがあり、意図した被写体ではない領域に焦点が合ってしまうことがある。画面上でソフトにならないように、良質なレンズに投資する価値はある。
日本ではf値の低いレンズを大口径レンズと言いますが、海外ではなぜかFast Lensと呼ばれています。理由はよくわからないのですが、恐らく解放f値が低いと、それだけ速いシャッター速度で撮影できるので「速い」と表現されるのかもしれません。
一般的にf値はレンズの焦点距離をレンズ口径で割ったものと言われています。なので大口径であればf値は小さくなるので大口径でも間違いがないと思います。というかそのほうがわかりやすいと思いますね。
しっかり機材を揃えている人は、大きなレンズを何本も抱えて撮影しているので、すごいなと思いますね。個人的にはスナップ撮影しかしないので、35mmか50mmのf/1.8の単焦点があれば十分です。そしてお財布にも優しいので助かります。
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(記事元)https://www.ephotozine.com/article/what-is-a–fast-lens—23153
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主目的が動体なら速い(fast/speed)、夜景など低照度環境なら明るい(bright)、見た目の印象なら大口径(large/wide)、なイメージです。
メーカー米国サイトで表現をパッと調べたところニコンやソニーは50/1.2のような動体目的ではなさそうなレンズでもfast/speedを使ってて、統一してる感じでした。一方キヤノンは50/1.2や70-200/2.8ではbright、50/1.8ではlarge、400/2.8ではwide、100-300/2.8ではfastとバラバラです。意図があるのか、フィーリングなのか……?
早いレンズと言うのは基本的に開放f値の小さいレンズを指します。
焦点距離50mmならばf1.2、f1.4 同様に200mmならばf2.8、f3.5などフィルムカメラ時代の名残です。
フィルムはISO固定なので感覚的にそうなります。
開放f値の小さいレンズはボケが大きい、被写界深度が浅い以外に早いシャッターが
切れると言う事が重要でした。
ベテランのプロカメラマンでしたら今でもその感覚は知っていると思います。
今の人に言っても分からないでしょうね。
昔はカラーネガフィルムはISO100でした。
微粒子カラーフィルムや高感度カラーフィルムの先鞭をつけたのは小西六でISO400が
発売された時は喜びました。