タムロンもLマウントレンズを開発していくようです。
Dpreviewのインタビュー記事によれば、タムロンはLマウントレンズの製造に強い興味があることを認めた。
“私はそれらのカメラをエンジニアに手渡し、それらを解析させて、そしてすべてを理解してから、何ができるかを決定する必要があると考えている。注意深くそれらすべての異なるマウントについて調べる。それは今日の市場において重要な部分だと思う。私は日本での会議には関与していないが、これらに強い興味があるのは当然のことだと思っている。”
(記事を一部意訳しています)
記事によれば、憶測としながらもLマウントレンズについて興味があるのは当然としています。
交換レンズですが、異なる機種ごとにレンズの光学的な設計していては大変なことになるので、通常は1種類だけ設計して各メーカのレンズに流用しています。これまで、ニコンのFマウントがいちばん難しいマウントということで、Fマウント用に設計して、それを他社に流用していたという記事が過去にありました。
ミラーレスについてですが、Zマウントは巨大化したため、キヤノンのRマウント、パナソニックのLマウントとほぼ同じ口径になったため、今はソニーのEマウントが最も小さな口径のマウントになっており、各社はEマウントに合わせてレンズを設計して、他社に流用するというようなことをしてくる可能性があります。他社のマウントが足かせになるのはレンズメーカとしては大変ですね。
ところで交換レンズについてですが、まったく新しいマウントになり、レンズとカメラがやりとりをする信号の伝送速度なども余裕を持った作りになっているようです。ですが、レンズに関しては他社にレンズを製造されないように、暗号化などの処理はしていないものなのでしょうか?
例えばレンズにICチップを内蔵し、個別に公開鍵暗号の秘密鍵と公開鍵を持たせておき、カメラ側で公開鍵で暗号したデータをレンズに送信するようにすれば、レンズとカメラの間の信号はレンズごとに異なるデータがやりとりされるため解読されることが難しくなります。さらに秘密鍵はICチップにあるので耐タンパ性により守られるため秘密鍵が流出することはありません(B-CASカードなどはハッキングされてしまいましたが)。
それともサードパーティ製のレンズがないと売れなくなる可能性もあると考えて、あえてそういうことはしていないかもしれません。やろうと思えばいくらでも技術的にはできそうなのですが、新マウントはどのようになっているのか気になるところです。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
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