OMデジタル 現経営陣が経営権を取得
OMデジタルソリューションズ株式会社(本社:東京都八王子市高倉町49-3、代表取締役社長兼CEO 杉本 繁実、以下「当社」)は、当社の株主構成が変更となり、代表取締役社長兼CEO 杉本繁実が当社の経営を担う筆頭株主となったことをお知らせいたします。
株主構成変更の目的
本件株主構成の変更により、当社は現経営陣が自らの責任において経営権を保有する体制へ移行し、より迅速かつ柔軟な意思決定が可能な経営基盤を確立し、中長期的な視点に立った技術開発投資および事業成長戦略の推進を一層強化してまいります。
なお、本件による当社の法人格、商号、所在地、代表者、事業内容、ならびにお取引先・お客さまとの基本的なお取引条件に変更はございません。これまでの事業運営の成果を礎に、一層の事業成長と提供価値の向上を図ることを目指してまいります。
当社は、これまで株主として当社事業をご支援いただいた関係各位に深く感謝申し上げるとともに、今後もお客さま、お取引先、株主、従業員をはじめとするステークホルダーの皆さまのご期待に応えるべく、持続的な企業価値の向上に努めてまいります。
今後とも、皆さまのご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
MBOで経営権を取得
OMデジタルソリューションズがプレスリリースで、現経営陣が株式を取得し経営権を取得したことを発表しました。
OMデジタルソリューションズは、オリンパスの映像事業部門がスピンアウトしてもので、日本産業パートナーズに譲渡されていました。OMデジタルソリューションズの株式は日本産業パートナーズが保有していたとみられますが、その株式が現経営陣が買い取り、経営権を取得したということになるようです。
この企業の経営陣が自社の株式を取得して経営権を取得することをMBO(マネジメント・バイアウト)といいます。企業の経営陣が自社の株式を取得し、経営権を握るMBOは、近年あらためて注目を集めています。これは経営陣自らが主体となって企業の買収を行い、外部株主からの影響を抑えつつ、意思決定の自由度を高める手法です。
MBOの最大の特徴は、企業の実態を最もよく理解している経営陣が主導する点にあります。これにより、中長期的な視点に立った戦略の実行が可能になるとされています。例えば、研究開発や事業再編といった短期的には利益を圧迫する施策でも、外部株主の意向を過度に気にすることなく踏み切れる点は大きな利点です。また、経営と所有が一致することで、経営陣の責任意識やインセンティブが高まり、企業価値の向上につながる可能性も指摘されています。
一方で、MBOにはデメリットもあるとされています。特に問題視されやすいのが、既存株主との利益相反です。経営陣が自ら買い手となるため、買収価格が適正かどうかを巡って対立が生じることがあります。安値での買収と受け取られれば、少数株主の利益を損なうとの批判は避けられません。また、MBOの実施には多額の資金が必要となることが多く、金融機関からの借入に依存するケースでは、買収後の財務負担が経営の重荷となるリスクもあります。
OMデジタルのプレスリリースによれば、今回のMBOの目的は上記にもあるように、迅速かつ柔軟な意思決定を可能にするとともに、中長期的な視点での技術開発が可能になるためとしています。以前のCP+でのインタビューでは、OMデジタルは毎年、経営目標を達成し営業利益を出し、自社で開発資金を捻出できる体制となっていると述べています。
そのため今後も同様に事業継続は問題ないと思いますので、今後に期待したいですね。


コメント