ニコン イメージセンサー読出し高速化の新特許

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ニコン イメージセンサーの新特許

【課題】 撮像素子のフレームレートを向上させる。
【解決手段】 撮像素子は、第1光電変換部と、第2光電変換部と、第1光電変換部で生成された電荷に基づく第1信号が出力される第1の信号線と、第2光電変換部で生成された電荷に基づく第2信号が出力される第2の信号線と、第1の信号線に接続され、入力された第1信号をアナログ信号からデジタル信号に変換する第1のA/D変換部と、第2の信号線に接続され、入力された第2信号をアナログ信号からデジタル信号に変換する第2のA/D変換部と、第1信号と第2信号とを加算するために、第1光電変換部と第1の信号線とが接続された第1位置と第1のA/D変換部との間にある第1の信号線の第1部分と、第2光電変換部と第2の信号線とが接続された第2位置と第2のA/D変換部との間にある第2の信号線の第1部分と、の接続と非接続とを切り替える第1スイッチと、を備える。

読出し速度の高速化が可能な特許か

ニコンが新たなイメージセンサーに関する特許を出願していることが明らかになりました。読出し速度を向上させる特許なのですが、どのような特許なのか見てみます(当サイトの解釈です)。

今回話題になっている特許は、イメージセンサーの読み出し速度を高めるための回路構造を提案したものだと説明されています。一般的なCMOSセンサーでは、各画素にADCが付いているわけではなく、「1列に1ADC」という構成が主流で、行を順番に切り替えながら、各行の全列を並列に読み出す方式が採られています。そのため、フレーム全体の読み出し時間は、行数にほぼ比例して決まる構造になっています。

One Point!:ADCってなに?
ADCは「アナログ・デジタル・コンバーター」の略で、光を電気信号に変えたあと、それをデジタルデータに変換する装置のこと!センサーの“翻訳係”みたいな存在だよ

もし単純に各列にADCを2個ずつ配置できれば、1回の行選択で2行分を同時に処理できるため、理論上は読み出し速度を約2倍にできると考えられます。ただし、ADCを増やすと回路面積や消費電力、発熱、ノイズといった問題が大きくなり、実装としては簡単ではありません。

この特許では、そうした課題に対して、画素列(あるいは画素のブロック)とADCの間にスイッチング回路を設け、複数の画素信号を複数のADCに柔軟に割り当てられる構造を提案しているようです。これにより、ADCの数を大幅に増やさなくても、通常なら1行ずつしか読めないところを、実質的に2行以上同時に処理できる可能性があるとされています。

One Point!:スイッチング回路って?
画素とADCの間に“切り替えスイッチ”を入れて、効率よく信号を振り分ける仕組みのこと。まるで信号機が交通整理してるみたいな感じだね

重要なのは、この方式が画素ビニングのように複数画素を1画素にまとめてしまうものではなく、あくまで読み出し経路を共有・切り替えして並列度を高める構造だという点です。そのため、原理的には解像度を維持したまま読み出し速度を向上させられる設計になっているようです。

One Point!:画素ビニングと何が違うの?
ビニングは複数の画素をまとめて1つにして処理する方法だけど、この特許は“解像度を落とさずに”読み出しを速くする工夫なんだよ!つまり、画質そのままでスピードアップ

この特許は、「画素数を減らして高速化する技術」ではなく、「読み出し回路構造の工夫によってフル解像度のまま高速化を狙う技術」であり、将来的にはローリングシャッター歪みの低減や高フレームレート動画性能の向上につながる可能性がある技術として注目されるかもしれませんね。

さらにニコンのサードパーティーレンズについて「ニコン Viltroxを特許侵害で訴える!? 互換レンズに影響の可能性も」で詳しくお伝えします。

J-PlatPat

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