EOS R6 Mark IIIの最新情報
以前から報じられている通り、EOS R6 Mark IIIが2025年11月6日に正式に発表される予定だ。今回の発表では、非常に興味深いRF45mm F1.2 STMも同時に登場する見込みで、価格は600ドル未満になるとされている。一部では価格に関する矛盾した情報も見られるが、当初報じられた金額を上回ることはないようだ。
少しずつ届く情報
EOS R6 Mark IIIの価格はヨーロッパでは2899ユーロと確認されているが、アメリカ価格は暫定的に2899ドルとされており、現時点ではまだ正式な確認は取れていない。
EOS R6 Mark IIIに関する詳細な仕様の情報も少しずつ明らかになってきている。中には未確認の情報も含まれているが、信頼性の高い情報筋からのもので、最終仕様に含まれている可能性は高い。
興味深いのはEOS R6 Mark IIIの仕様がEOS C50に非常に近いことだ。両者はまるで一心同体のように見える。キヤノンがEOS C50発表時に写真機能について多く語らなかったのも、この背景を考えれば納得することができる。
なお、未確認と記載されている仕様は情報筋によるものだ。
RF45mm F1.2 STMの画像
以下の画像は近日発表予定のRF45mm F1.2 STMの外観を示したものだ。非公式のRFマウントカメラと並べたサイズ感からレンズの大きさをある程度推測することができるだろう。どのカメラかは読者自身の想像にお任せしたい。
他にも複数の画像を入手しているが、現時点では公開することができない。続報に期待してほしい。
EOS R6 Mark III
- 3420万画素/3200万画素(EOS C50と同じ)
- 複数の被写体を検出できるデュアルピクセルCMOS AF
- オートフォーカス認識用に最大で100人の顔を登録可能
- ボディ内手ぶれ補正:6.5段
- 576万ドットEVF(0.76倍)(未確認)
- プリキャプチャ
- 最大連写速度:電子シャッター 40コマ/秒
- C-Log2、C-Log3(未確認)
- LGOP(ロンググループオブピクチャーズ)
- モードダイヤルにS&Fが追加
- 追記:この機能を使用すると乗算係数に基づいてフレームレートをより効率的に選択することができる。24fpsで撮影しているとき、0.5倍を選択すると12fpsに簡単に切り替えられ、2倍を選択するとフレームレートが2倍になる。他の乗算係数の設定があるかどうかはわからない。
- 最高ISO感度:64000
- EOS C50のような7Kオープンゲート撮影
- オープンゲートRAW 24/25p
- 24ビットオーディオ
- デュアルスロット:CFExpress Type BとSD UHS-II
- フルサイズHDMI端子
- LP-E6Pバッテリー
- 価格:2899ユーロ
- 価格:2899ドル(予定)
- 発送開始は2025年11月20日
未確認情報:EOS R6 Mark IIIにはDIGICアクセラレーター非搭載?
複数の情報筋によれば、EOS R6 Mark IIIに関して、EOS R5 Mark IIやEOS R1に搭載されているDIGICアクセラレーターが見当たらないという声が上がっている。これが事実であれば残念だが、現時点では暫定的な情報は得られていない。
DIGICアクセラレーターの有無は、処理速度や連写性能に大きく影響する可能性があるため、今後の正式発表での確認が待たれる。
RF45mm F1.2 STMの画像が流出か
EOS R6 Mark IIIと新レンズの噂をCanonRumorsが伝えています。
噂によればEOS R6 Mark IIIの仕様が少しずつ流れているようで、その全貌が次第にあきらかになってきていることがわかります。しかし、この情報が本当に正しいのかどうか現時点では不明です。また、RF45mm F1.2 STMも実際に存在する製品のようで、今回は製品画像が流出したとして、その画像を掲載しています。複数の画像があるようですので、フェイクではなく実製品は存在しているようですね。
記事ではDIGICアクセラレーターに触れられていないため、このEOS R6 Mark IIIにはDIGICアクセラレーターは搭載されないのではと指摘しています。
キヤノンが導入した「DIGICアクセラレーター」は、従来の映像エンジン「DIGIC X」と連携しながら、カメラの処理能力を飛躍的に高めるために設計された補助プロセッサーです。このアクセラレーターは、センサーからの膨大な情報を高速かつ効率的に処理する役割を担っており、特にAIによる被写体認識や高速連写、オートフォーカスの制御といった高度な演算処理において重要な働きをするとされています。
DIGICアクセラレーターを搭載することで、カメラは複雑な演算を並列処理できるようになり、全体のレスポンスが向上します。たとえば、人物や動物、乗り物などの被写体を瞬時に識別し、追従する能力が高まるため、動きのあるシーンでも確実にピントを合わせることが可能になります。また、連写性能においても、1秒間に40枚以上の高速連写を行っても処理が滞ることなく、決定的な瞬間を逃さずに捉えることができるようになります。
一方で、DIGICアクセラレーターを搭載していない場合、これらの処理をすべてメインのDIGIC Xが単独で担うことになり、負荷が集中します。その結果、AI処理の遅延やオートフォーカスの反応速度の低下、さらには連写時のバッファ詰まりなどが発生しやすくなり、撮影体験に影響を及ぼす可能性があるされています。特に動体撮影やスポーツ、野生動物など、瞬間を捉えることが求められるシーンでは、アクセラレーターの有無が大きな差となって現れるかもしれません。
そのためDIGICアクセラレーターが搭載されないことによってEOS R5 Mark IIとの性能差は大きく開くことになるかもしれません。しかし、今回のEOS R6 Mark IIIの噂では複数の被写体が検出できるとか、顔を登録して検出できる機能など、被写体認識の向上を示唆している仕様も含まれていることから、DIGICアクセラレーターも搭載されている可能性は残されていると思いますね。
どちらかというとメカシャッターの有無に関しての情報がまったくないので、そちらのほうが気になります。
EOS R6 Mark III 情報まとめ 最新情報!
EOS R6 Mark III 最新情報!
キヤノン 最新情報!
現在噂されている新製品情報
ニコン
カメラ | |
Nikon Z9II | 2025年第4四半期 |
キヤノン
カメラ | |
EOS R6 Mark III | 2025年11月6日 |
EOS R7 Mark II | 2025年末以降 |
1億画素フルサイズカメラ | 2025年 |
レトロデザインカメラ | 2025年 |
PowerShot V3 | 2025年後半 |
レンズ | |
RF45mm F1.2 STM | 2025年11月6日 |
RF20-50mm F4 PZ | 2025年11月下旬 |
RF24-70 F2.8 L IS VCM(USM) | 2025年11月下旬 |
RF300-600mm F5.6 L IS USM | 2025年11月下旬 |
見たことのないズームレンズ | 2025年年末頃 |
RF-Sズーム 換算24-200mm一定絞り | 2025年 |
RF-S単焦点 | 2025年 |
RF400mm F2.8 L IS USM後継 | 2026年 |
RF600mm F4 L IS USM後継 | 2026年 |
RF14-28mm F2.8 L IS USM Z | 近い将来 |
RF150-600mm F5.6 L IS USM | 計画中? |
フルサイズAFレンズをサードに解禁? | 2026年 |
ソニー
カメラ | |
3台の認証を受けたカメラ | |
α7 V | 2025年11~12月 |
レンズ | |
100-400mm GM後継 | |
FE 100mm F2.8 Macro GM | 2025年9月30日 |
パナソニック
カメラ | |
LUMIX LX100 III | 2025年10月17日 |
富士フイルム
カメラ | |
X-T30III | 2025年10月23日 |
レンズ | |
XC13-33mm F3.5-6.3 | 2025年10月23日 |
タムロン
レンズ | |
25-200mm f/2.8-5.6 | 2025年秋 |
コメント
コメント一覧 (4件)
(私にとっては)無意味に画素数が増え、高感度耐性が低下し、アクセラレーターも無しとなると、つまらないですねぇ……
動画機能は相当強化されてそうですし、世の流れなので理解もできますが、Not for meという感じ。CBは終わりましたが安くなってるR6IIを買おうかなぁ?
疑わしいのはIBIS6.5段ってとこですかね。キヤノンはボディ単体での補正段数ではなく、レンズ協調で最大n段と書きます。まさか1.5段も低くするとは思えず……R5IIのCIPA2024基準でも中央8.5段・周辺7.5段ですし。
RF45/1.2は、RF50/1.2Lの売上をガッツリ食いそうですがいいんですかね?
それとも、EF50/1.2LやEF50/1.4のような味のある癖玉を出す、ってことでしょうか。キヤノンがそういう売り込みをするイメージはあまりありませんが……
45mm F1.2は本当に出るんですね。
LレンズであるF1.2もF1.4も高価格帯になってしまったので、手の届く価格で明るいレンズも欲しいという要望に応える戦略なのでしょうか。
ただしF1.2の明るさはあるけどAF速度や堅牢性などは並レンズということになりそうで。
しかしこういうレンズも出してくるとなるとやはりキヤノンはサードパーティを入れたくないという意志を強く感じますね。
サードパーティを入れるよりは自社内で多少食い合うレンズを出してでも自社レンズを買わせるほうがいいということでしょうか。
しかしキヤノン一社だけでサードパーティが次々に出す魅力的なレンズもカバーするほどスピード感を持って出せるのか、どうなることでしょうか。
アクセラレーターがないとアップスケーリングやAIノイズ処理が採用されないって事なのかな?
部分積層のニコンZ6IIIは利益が出てるのか疑わしいし、3000ドル以下のカメラはこれが限度って事でしょ。キヤノンにしてみれば、DIGICアクセラレーター? R3にも搭載されてませんよって事で。もっとも発表直前にならないと本当の仕様はわからないでしょうね。α9IIIの例もあるし。