SIGMA 200mm F2 DG OSレビュー
SIGMA 200mm F2 DG OSのレビュー記事が早くも掲載されています。どのように評価されているのか、この記事で詳しくお伝えします。
SIGMA 200mm F2 DG OSは完成された1本だ。これはまさにシグマにとっての企業理念を具現化したレンズであり、純正メーカーが作るレンズと同等、あるいはそれ以上の性能を持つレンズを設計できることを示している。見た目も美しく、機能も非常に豊富で、あらゆる指標において高い性能を発揮している。
唯一の大きな不満点は、テレコンバーターに非対応であることだ。ポートレート撮影者にとっては(200mmは望遠としてちょうど良い焦点距離なので)あまり問題にならないかもしれないが、スポーツや野生動物を撮影する人にとっては、280mm F2.8や400mm F4といった選択肢があれば非常に魅力的だっただろう。
とはいえ、SIGMA 200mm F2 DG OSについて本気で不満点を探そうとすると、かなり深く掘り下げないと見つからないのが正直なところだ。基本的には驚異的なレンズで、あらゆる面で非常に優れている。使用していて楽しく、多くの満足のいく写真を生み出すことができた。3300ドルのレンズをお買い得と表現するのは奇妙に思えるかもしれないが、これまで登場した同様のレンズと比較すると、これは大変な掘り出しものだ。
- 長所
- ミラーレス用として初の存在
- 美しい外観
- 高級感あふれる仕上げ
- 機能が豊富
- 完全な防塵防滴設計
- HLA フォーカスモーターは静かで推進力がある
- 画面全域で非常に高いシャープネス
- ゴースト・フレア耐性が良好
- 歪曲収差と周辺光量落ちが少ない
- 収差をほぼ完璧に抑制
- 美しい発色
- 滑らかなボケ味
- 開放F2を維持
- 高い被写体分離性能
- 提供される性能を考えれば大変お得
- 短所
- テレコンバーター非対応
- ソニー機での連写速度に制限あり
価格に見合った性能のレンズ
SIGMA 200mm F2 DG OSのレビュー記事をDustin Abbott氏が公開しています。上記はそのまとめ部分を引用したもので、より詳細な解説や作例などは本記事下部のリンクからご覧ください。
レビューによれば、SIGMA 200mm F2 DG OSはHLAモーターを採用したことで、巨大なレンズでありながらオートフォーカスが非常に速く、画質についても中央から周辺まで一貫して解像性能が高いと評価されています。焦点距離が200mmで開放F2という明るさを持つため、ポートレートなどでは美しい背景ボケが得られるレンズであることがわかります。
一方で、いくつかの問題点も指摘されています。まずテレコンバーターが利用できないこと、そしてソニーのカメラでは連写性能に制限があることです。200mmという焦点距離は室内スポーツの撮影などに便利ですが、連写制限があるのは大きなマイナスでしょう。マウントアダプターを利用してLマウント版をニコンで使う、といった選択肢も考えられそうです。
また、テレコンバーターが使えないのはソニーだけでなく、Lマウントカメラでも同様であり、これについても非常に残念だとしています。焦点距離を拡張できればさらに魅力が増すことは間違いありません。
しかし、それらを差し引いても全体的には素晴らしい仕上がりであり、価格は高額ながらそれ以上の価値がある「お買い得なレンズ」と評価されています。個人ユーザーにはなかなか手が届きにくい価格帯ですが、プロフェッショナルにとっては代替のない唯一無二のレンズとなるだろうと結論づけています。
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| 対応マウント | L マウント、ソニー E マウント |
| センサーフォーマット | フルサイズ |
| レンズ構成枚数 | 14群19枚(FLDガラス2枚、SLDガラス2枚) |
| 画角 | L マウント: 12.3° ソニー E マウント: 12.3° |
| 絞り羽根枚数 | 11枚 (円形絞り) |
| 最小絞り | F22 |
| 最短撮影距離 | 170cm |
| 最大撮影倍率 | 1:7.6 |
| フィルターサイズ | φ105mm |
| 最大径x長さ | L マウント:φ118.9mm x 201.0mm ソニー E マウント:φ118.9mm x 203.0mm |
| 質量 | L マウント: 1,820g ソニー E マウント: 1,800g |





コメント
コメント一覧 (1件)
SONYのカメラでの連写制限は置いておいて、テレコンバーターがつかないのは、F2というスペックにより後玉の大きさが要求されるので、光学的にしかたがないことですね。