ニコンに足りないカメラは何か?
ニコンに今足りないカメラは何か?そして今後どのようなカメラが期待できるのかという意見が公開されています。この記事ではその意見について詳しくお伝えします。
- 私たちには、まだ第1世代にとどまっている4台のカメラがある。Nikon Zfc、Nikon Z30、Nikon Z5、そしてNikon Z7IIだ。最初の2台は簡単だ。それらは単なる異なる外見と異なる機能を省略したNikon Z50IIになる。それらを市場に急いで投入する必要があるだろうか?そうは思わないが、インターネットで次第にその圧力が高まっていくだろう。Nikon Z5は難しい。なぜなら、フルサイズのエントリークラスのカメラだからだ。高価な部品を入れることは避けたいはずだ(EXPEED 7、新しい2400万画素センサー)。私が思うには、Nikon Z4またはNikon Z3が登場するまでNikon Z5がNikon Z5IIに進化することはないだろう。また、何度も説明しているように、Nikon Z6IIIとNikon Z8の位置づけがあるため、EXPEED 7を搭載してNikon Z7IIIを製造すると、その隣にあるカメラ、特にNikon Z8の販売を削ぐことになるというジレンマがある。
- 私たちは動画を考慮しなければならない。REDの買収によりZマウントのビデオカメラが登場することを皆が期待している。私たちはRaptorやKomodoのRFマウントをZマウントにただ交換するだけのものではないことを望んでいる。ニコンとREDは、それぞれの強みを組み合わせる方法を見つけなければならない。そうしないと、買収の効果が十分に発揮されない。私の理解では、REDは新モデルの発売を2025年末に目指しているが、マウントの交換がそれ以前に行われることも排除できないと思う。さらに、両方のラインナップの間に橋渡しとなるモデルが必要だ。それをNikon ZRと呼ぶことにしよう。
- 「足りない」カメラを定義することは簡単だ。他社が現在、競合しているもの(現在50以上のモデル)を見渡すと、いたるところにニッチな隙間が存在している。まず、ミラーレスカメラに隣り合うリコーのGRや富士フイルムのX100VIのコンパクトカメラから始めよう。ニコンには、その分野に近いカメラは何もないが、Nikon Z5を固定レンズのコンパクトカメラに再設計することは簡単だ。一方で、Nikon Z30に似たフルサイズカメラのNikon Z3は、パナソニックのLUMIX S9やいくつかのソニーのモデルに対抗することができるだろう。ラインナップの最上位を見ると、ニコンには約2400万画素の高速プロフェッショナルカメラがないが、キヤノンやソニーにはある。従ってラインナップに何かを追加するかどうかの質問は、ニコンが現在の9モデルを展開している中で、ニコンがニッチな製品を追加して挑戦すべきかどうかを考えることにつながる。これはニコンの現在の6モデルがNikon Z50IIからNikon Z9まで非常に広い使用状況を定義しているからだ。
- 年に2台という方針は厳しい決断を強いられる。ニコンのカメラの発売は過去4年間で、2台、1台、2台、2台と進んできた。Zシリーズの開始まで遡っても、追加された製品は3台、1台、2台に過ぎないため、平均は依然として基本的に年に2台だ。これは、研究開発力が年間数台の新しいカメラを生産することに集中していることを強く示している。ニコンが製造できるカメラは、おそらく12台ほどと定義することができる。それはすでにあるモデルの継続的な改良に加えてだ。したがって、ニコンの誰かが進めるべきものと削除すべきものについては、非常に厳しい決断を下すことになるだろう。全体的なミラーレスカメラの市場は現在、年間約500万台に過ぎないため、無限に増やすことはできない。ソニーも今やそれを理解しているようだ。
全体としてニコンがこれまでの方針から外れるとは思っていない。それは成功しており、利益もあり、彼らがやり方を再発明する必要もない。ただ、その最後の部分は私にとって常に警告のサインだ。技術の世界では、何も長く同じままでいることはない。勝者であり続けるためには、自分自身と製品の両方を常に進化させる必要がある。
ボーナス:少なくとも2年間「非常に異なる」Zカメラが試作中という噂がある。それは一眼レフのようなものでもなく、ブロガーやクリエイター向けでもなく、従来のようなものでもない。私が聞いた定義によれば、真のエントリーオートメーションだ。換言すれば、ミラーレスにより多くのポイントアンドシュートの考え方をもたらす簡略化されたユーザエクスペリエンスだ。
スナップ撮影に特化した新カメラ?
ニコンに足りないカメラは何か?という記事が公開されています。記事では、ニコンは現在、様々なカメラのEXPEED 7化を進めていて、今後も同じようなサイクルが続いていくだろうとしています。最も分かりやすいところでは、Nikon Zfcと、Nikon Z30のEXPEED 7化といったところですが、Nikon Zfcに関してはレトロデザインのカメラであり、特に被写体認識などの機能は必要ない撮影スタイルを目指しているカメラなので、EXPEED 7を搭載する必要はないのではという考えもありそうです。
一方で、ただデザインがいいから購入するという人も少なからずいるはずで、しかし中身は最新鋭の機種が欲しいという人もいると思いますので、このあたりの判断は難しいのかもしれません。
そして、記事では、Nikon Z5の発売は難しいのではないかと考えているようですね。EXPEED 7を搭載すると高価格のカメラになってしまい、Nikon Z5の役目を果たすことができなくなってしまうと言いたいようですが、古いセンサーを利用すればNikon Z50IIのように安価に製造できる可能性もあり、まだ期待できるのかもしれません。
Nikon Z7IIIに関しては旧センサーのままでEXPEED 7を搭載するという選択肢や、Nikon Z8IIが発売されたとき、Nikon Z8の仕様を引き継いだ製品として発売するという選択肢、または7000万画素以上のカメラとして発売するという選択肢もあり、ここはニコンの考え方次第と言えるのかもしれません。
そして、最後にニコンが何かしらの新しいカメラの開発に取り組んでいることが示唆されています。記事では「ミラーレスにポイントアンドシュートの考えをもたらす簡略化されたユーザエクスペリエンスだ」との記述があります。ポイントアンドシュートというのは、いわゆるシャッターを押すだけであとはお任せですべてカメラが自動的に撮影してくれるような機能のあるカメラのことで、今のスマホやコンデジの考え方に近いカメラと言えそうです。ユーザエクスペリエンスは、ここでは操作性や操作のことを指していると考えていいと思いますので、つまりは操作が非常に簡略化されたカメラが発売されるということを述べていることになります。
そうなると、どのようなカメラになるのでしょうか?一瞬、コンパクトデジタルカメラなのかかと思いましたが、ミラーレスに取り入れるということのようですので、レンズ交換式になると考えられそうです。レンズ交換式で、ほんとうにシャッターを押すだけで簡単に撮影するようなエントリークラスのカメラということになるのでしょうか?そうすると、仮にフルサイズセンサーだとすると、Nikon Z3のようなカメラが登場するということなのでしょうかね?非常に気になります。
(source)Z SYSTEM USER
- ニコン “Z6IIIは高感度でも低ノイズ Z50IIはコスパが良いとの声を頂いている”
- ニコン 2025年にZ9II発売し、グローバルシャッター搭載の別カメラ開発中との噂
- ニコンの次期フラッグシップNikon Z9IIの仕様に期待することとは!?
- Nikon Z50IIはZ9の技術を採用し画像が美しく操作性が素晴らしい
- ニコンが従来にはないカメラを試作中!? 撮影操作を簡略化する機能を搭載!?
- ニコン 三菱ふそうと共創し望遠と広角レンズを一体化した車載カメラを開発
- Nikon Z50IIは背面液晶スワイプでEVFを覗きながらフォーカスポイントの移動が可能
- ニコン Nikon Z9新ファーム公開 動画関連の機能追加、Z 28-135mm f/4 PZ対応ほか
- Nikon Z50IIは強力な改良版でミニチュア版Nikon Z6IIIのような印象
- ニコン AFモータ内蔵のマウントアダプタはやはり期待できない!?
コメント
コメント一覧 (5件)
オーソドックスな4年周期を維持するなら8台。中身を共用できるモデル(8、f、30、fc?)の開発期間が半分に圧縮できても+2。一部を5年周期にしたり、一眼レフの製造を完全に止めて製造リソースを回したりしてもう少し積み増しできるかどうか?
と、まぁこれは雑計算ですが、おいそれとモデルを追加できないのはまず間違いなく、1モデルでどこまでカバーして、どの需要を切り捨てるかが相当難しそうですね。
Z5シリーズとか1番ニコンの中で需要が少なくて優先順位低いカメラを慌てて出す意味がない
もうそこで勝負出来る程、ニコンには企業体力はない
普通にZfcⅡやZ30Ⅱ出していけば良い
外観優先だから中身は二の次とか消費者ナメた発言してるがそんな訳ないだろ(笑)
操作性良くなるならレトロ機でも早く更新した方が良いに決まってる
少なくとも今回の内容ならば
ニコンはあっという間にキヤノンにAPSCで追い抜かれ、またソニーがα6400の後継機出したら受け身が取れない状態になってる危機感を覚えるべき
またスグに周回遅れにならない様にフジのS20相当のカメラ出さないと盤石とは言い難い
フルサイズはZ8ZfZ6Ⅲ出したんだから一息つける
優先順位はAPSCに移ってる
次のフルサイズはZ9Ⅱに集中した方が良い
それがニコンにとっては1番マトモに道を進めるやり方でしょ
簡略化されたユーザーエクスペリエンスのZカメラというのは面白そうですね。
Z30以上にコンデジめいた機種が出るのでしょうか?
個人的には元記事にも書かれているようなレンズの拡充を期待したいですね。
ボディは一通りラインナップが揃っていますしEXPEED7のアップデートは今後も続くという話もあるようなので急がなくてもいいかな?
「従来にないカメラ」はパッと読んだ印象としてinstax palのようなものを連想しました。
Zマウントのようなのであり得ませんが、より手軽に取れるZカメラというのは興味がそそられますね。
銀塩時代からね。
あんまり変なこと考えると成功しないというか、コケることが多いですからねニコン(^^;
まあ最近だとニコ1だとか・・一部強烈なファンもいるようですけど。
やっぱり地道に、オーソドックスに、泥臭く、ニコンらしく(^^)
とにかく今ある機種をなるべく早くEXPEED7化することじゃないですかね。
Z5Ⅱについていうと、中身はZfなら20万円台で出せるだろうし、そこまで小型化しなくても売れそうな気がするんだけどなあ。フルサイズの中級機として。
レンズについていうと、シグマやタムロンのレンズももっと使えるようにしてほしいです。