EOS R1のダイナミックレンジテストが公開
EOS R1のダイナミックレンジテストが公開されています。EOS R1のダイナミックレンジは他の機種と比較してどのように違うのか、この記事では詳しくお伝えします。
EOS R3よりもダイナミックレンジに劣る?
EOS R1のダイナミックレンジテスト結果が公開されています。上記の画像タップで拡大する画像を閲覧することができます。また、本記事下部の記事元リンクから、他のカメラとの比較も可能ですので、詳しくはそちらのリンクからご覧ください。
さて、EOS R1のダイナミックレンジテスト結果が公開されました。今回は多くの人が気になると思う、EOS R3、EOS R5 Mark II、α9 IIIの結果も表示させ比較してみました。
まず、全体的には高感度になるとほぼ同じような結果になるのですが、特に低感度での違いは明らかで、ダイナミックレンジはEOS R3が最も良く、次にEOS R5 Mark II、EOS R1、α9 IIIという順番になっていることがわかります。
ただし、途中でデュアルゲインが働くのかブーストがかかるISO感度がそれぞれで異なるため、ISO感度によっては所々で異なる順番になることがあるようです。
全般的には、特にISO1600以下の感度で、EOS R3がかなり良いダイナミックレンジとなっており、そして、EOS R5 Mark IIが続いていることがわかります。EOS R5 Mark IIは画素数が多く、しかも積層型であるのに、同じ積層型ながら画素数の少ないEOS R3と善戦しているのが印象的ですが、それよりもEOS R1のダイナミックレンジがEOS R5 Mark IIよりも悪い結果となっているのは少し驚きです。しかし、それでもローリングシャッターセンサーのα9 IIIを低感度では上回っています。しかし、ISO感度が上がるとα9 IIIとほぼ同じ結果になっていることがわかりますね。
かなり興味深い結果になったなと思いますが、おそらくこの結果を見て他のレビューが詳細な検証がなされると思いますので、そちらのレビューを見てみたいなと思いますね。
Nikon Z 9 | EOS R1 | |
イメージセンサー | 4571万画素 裏面照射積層型 | 2410万画素 裏面照射積層型 |
エリア全域でのクロスAF | - | 対応 |
イメージプロセッサ | EXPEED 7 | DIGIC X + DIGICアクセラレータ |
常用ISO | 64-25600(拡張32-124000) | 100-102400(拡張50-409600) |
フォーカスポイント | 493点 | 1053点 |
メカシャッター | - | 対応 |
動画(最大) | 8K 30p、4k 120p | 6k 60p、4k 60p |
EVF | 0.5インチ 369万ドット | 0.64インチ 944万ドット |
視線入力AF | - | 対応 |
背面液晶 | 3.2インチ 210万ドットタッチ式4軸チルト | 3.2インチ 210万ドットタッチ式バリアングル |
ボディ内手ぶれ補正効果 | 6.0段 | 中央8.5、周辺7.5段 |
連続撮影(電子シャッター) | 20コマ(4570万画素、RAW) 30コマ(4570万画素) 120コマ/秒(1100万画素) | 40コマ(2410万画素) |
メモリカード | デュアルCFExpress Type B/XQDスロット | デュアルCFExpress Type Bスロット |
バッテリー | EN-EL18d | LP-E19 |
シャッター速度(電子シャッター) | 1/32000~30秒 | 1/64000~30秒 |
シャッター速度(メカシャッター) | - | 1/8000~30秒 |
シンクロ同調(電子シャッター) | 1/250秒 | 1/320秒 |
マイク端子 | 対応 | 対応 |
ヘッドホン端子 | 対応 | 対応 |
GPS | 対応 | 対応 |
最大画像サイズ | 8256×5504ピクセル | 6000×4000ピクセル |
測距可能輝度 | -7~19 EV | -7.5~21 EV |
バッテリー寿命 | 700コマ | 530コマ |
WiFi 6G | - | 対応 |
Bluetooth | 5.0 | 4.2 |
サイズ | 1340g、149×150×91mm | 1115g、158×150×87 mm |
価格 | 店頭予想約70万円前後 | キヤノン公式108万9000円 |
(source)Photons to Photos
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コメント
コメント一覧 (1件)
なるほど、私の想定が間違えでなければ作品を撮ると言うより
記録を撮る味付けにしたようですね。
何となくソニーの α9mk3 に似た傾向です。
想定される用途が似ているので似たような傾向になるのかも
しれません。
今は増幅度を変えれば調整できてしまうので印刷物、ディスプレイ
等での鑑賞であればこちらの方が適しているかもです。