リコーへのインタビュー
リコーへのインタビュー内容が掲載されています。この記事ではリコーの一眼レフの考え方、GR IIIの後継機種などについて詳しくお伝えします。
2024年に一眼レフをどのように販売するのか?
2024年には、ますます厳しくなっているだろう。最初は光学ファインダーのような要素を強調することができたが、それ以降は電子ビューファインダーの技術が大きく進歩した。それは他の進歩しを考慮していない。正直なところ、この分野の売上げは減少しているため、これはもはや当社の現在の戦略の一部ではない。
確かに、この種の製品を引き続き提供しているが、今日では重量やサイズといった基準が消費者にとって重要になっている。私たちの側では依然として画像品質を引き続き強調することができる。
従って、これらの機器の利点を宣伝するのは難しく、光学ファインダーやプリズムの魅力をまだ評価するユーザを除けば、あまり意味がない。確かに異なる体験を提供することになるが、それは新しい世代が求めているものではない。
若い世代は携帯電話やハイブリッド機器の画面で育ってきた。彼らの写真に対するアプローチは異なっていて、その現実を私たちの戦略的選択に反映させる必要がある。
GR IIIの後継機はいつ登場すると予想されるだろうか?
GR III(とそのバリエーション)の販売は驚異的だ。今年、生産能力を増やさざるを得なかったが、2024年の終わりまでに再度増強する必要がある。コンパクトカメラのニッチな市場はかなり限られているが、この分野の中でも、私たちは本当に非常にコンパクトで目立たない製品を持っているため、特別な地位を占めている。
一眼レフはもはや戦略の一部ではない?
リコーへのインタビュー記事が掲載されています。上記はフランス語を機械翻訳したものになり、その他のインタビューも興味深い内容ですので、全文は記事元リンクからご覧ください。
さて、インタビューでは一眼レフの機能をユーザに訴求することが難しくなっており、リコーの戦略には含まれていないことを示唆しています。まさか撤退ということはないと思いますが、この表現はちょっと怖い表現ですね。
しかし、引用外になりますが、PENTAX 17は長期的な成功かどうかわからないがスタート時には成功だってこと、GR IIIが好調なこと、PENTAX WGなどの防塵防滴性能のあるコンデジなどの販売が増加傾向にあることで、事業そのものに関しては黒字を実現しているようです。
特にGR IIIは好調のようで、生産体制を2度も強化するほどだったようで、かなり人気のカメラとなっていることがわかりますね。やはりカメラは小型で四角くて、EVFのない比較的レトロなデザインに見えるカメラのほうが人気があるようです。
というわけで、少なくともリコーは一眼レフはかなり厳しいと考えていて、売上高も減っているようですので、今後が少し心配になりますね。
(via)Photorend
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コメント
コメント一覧 (4件)
個人的にはK-3 MKⅢやそのモノクローム機で使命を果たせたのではと思っているので、ミラーレス機を出すのならば!戦略的にもデジタル一眼レフ機を終了しても良いと考えます。Kマウントのレンズは電子アダプターを造り介せば活きるのですし、K-1 MKⅡ後継機の軽量化や性能アップにミラーレス化は避けられない現状です。私は恐らくあと40年も生きられないと思うので(笑)、リコーイメージングのこれから新しい20~30年の製品を見てみたいですし使ってみたいです。
いつぞや予測した通り、一眼レフに残存者利益などほぼ無い(もしくはキヤノンが持って行った)んでしょうね。熱心なファンとて毎年2台も3台もボディは買えませんし。
かと言って、今からミラーレス、特にレッドオーシャンのフルサイズに打って出るのは流石に厳しいかと。どこよりも高速高精度なAFのボディと、定番レンズ15〜20本くらいを同時発売するくらいの勢いが要ると思います。
ミラーレスが欲しい/事足りる人は大半が移行済ですし、それだけの製品を出してもマウント移行する人は多くないでしょう。
逆にペンタユーザーの多くはレフ機がいいから使っているわけで。掲げたステートメントをたかだか5年で反故にした時、納得して着いていくユーザーがどれだけ居るか……
ペンタックスは販売チャンネルを縮小し、
(GRはリコーブランドなので別として)家電量販店の在庫販売から撤退し、
ほぼネット販売のみにしたことが、
ネガティブ・スパイラルだったのでは…と思えてなりません…。
もう少し、レンズの更新頻度があれば活気付くのに…と思うのですが。
ペンタックスは以前、黒死病問題で騒がれた時に多くのユーザーが
離れたんじゃないかなと思います。
ペンタックスがリコールしませんでしたから自分の持っているK-S2も
黒死病で放置状態です。
購入後3年程度(正確な期間は覚えていません)で使えなくなるカメラは
2度と買いません。
光学ファインダーは覗きやすくその点は良かったですね。