エントリークラスのカメラは3600万画素にする必要が?
フルサイズのエントリークラスのカメラであっても3600万画素のセンサーを搭載する時が来ているという意見が公開されています。ここでは、なぜ3600万画素が必要になっているのか、その意見についてお伝えします。
私たちがα7 IIIのレビューで報告したように、そのカメラの2400万画素はプロフェッショナルには不十分だ。今日では、カメラメーカは画素数に革新を起こしており、2016年には興味があった2400万画素ではなく、α7 IVは3600万画素まで画素数を引き上げる必要がある。これはエントリークラスのカメラに最も必要な基本的なことだ。実際、ソニーはキヤノン、ニコン、パナソニックのエントリークラスのカメラよりも、この点が優れている。
もう一つ改善できる点は、236万ドットのEVFを少なくとも576万ドットに更新することだ。これもまた最も基本的な要望だ。他の機能としては、完全に可動する背面液晶、CFExpressカードスロット、より優れたリアルタイムの人、および動物の瞳AFがある。
さてα7S IVにも同様の更新が必要だ。控えめな1200万画素センサーから、より高い画素数に適応させるときが来た。2400万画素が妥当だろう。同時に、それはα9 IIIの下位機種として位置づけることができる。例えば高ISOでのより良い画像の色、低照度でのより高速なAF、オフカメラストロボの使用能力など、写真家に役立つ機能を含めることができる。ハイブリッドカメラであるため、ソニーは写真家が、新聞に掲載される以上の大きなの画像を印刷できるようにする必要がある。α7S IVとのバランスを取ることが最善の方法だ。
まだ時間があるうちにソニーは真剣な愛好家やセミプロフェッショナルのために、両方のメリットを提供するカメラを作る機会を活かすべきだ。コロナ禍以来、私たちは非常に長い道のりを歩んできたが、カメラメーカはまだ写真家に何か独自なものを提供することに苦労している。ソニーは写真家向けのカメラの戦略を再考する必要があるかもしれない。
2400万画素では不十分?
記事では、α7 Vを発売するのであれば、2400万画素ではなく3600万画素まで画素数を上げる必要があるとしています。上記は一部を引用したものになりますので、全文は記事元リンクからご覧ください。
さて、上記の記事ではα7 IVが発売されたらとありますがおそらくα7 Vのタイプミスだと思います。Mark II方式の命名規則は数字が増えるとわかりにくくなりますね。
さて3600万画素にしなければならない理由としては、プロフェッショナルにとって2400万画素では不十分になっていること、他社のエントリークラスが2400万画素を採用していることで、その差別化として3600万画素のセンサーにするべきだという意見になっているようですね。またこの他にもEVFのドット数や瞳AFの機能の向上なども必要であるとしています。
記事ではα7S IVについても触れられていて、α9 IIIの廉価バージョンにするべきだとしています。これは面白いアイデアかもしれません。α9 IIIはグローバルシャッターを搭載し、ローリングシャッター歪みがまったくない写真が撮影できます。しかし価格が高すぎるため、例えば積層化センサーを搭載した価格の安いローリングシャッター歪みの少ないハイブリッドカメラという立ち位置だったら面白いのかなと思いました。しかし、現在ではα7Sシリーズは終了になったのではないかという噂もあり、実際に発売されるのかどうかは不明です。
さて、話を元に戻して、フルサイズミラーレスカメラのエントリークラスは2400万画素ではもう古く、やはり3600万画素に増やさなければならないのでしょうか?画素数に関しては5000万画素クラスのカメラも発売されているため、画素数を増やすことは可能だと思います。画素数が増えればクロップしやすくなるというメリットがあったり、画像を縮小させる過程で画質の向上も見込めるかもしれません。反面、高感度耐性が悪化する可能性があり、このことを良く思わない人も多くいると思います。
APS-Cも4000万画素のカメラが発売されているなかで、どんどん画素数競争みたくなっています。エントリークラスのカメラであれば2400万画素でも十分ではないかとも思いますが、やはりマーケティングの関係上、3600万画素センサーの搭載はやむを得ないというところなのでしょうかね。プロフェッショナルな人であればエントリーの2400万画素ではなく5000万画素のカメラを購入すればいいとも思います。
フルサイズのエントリークラスのカメラに理想的な画素数とはどの程度の画素数なのでしょうか?
(記事元)Phoblographer
- サムヤン レンズ2本発表のティザーを公開 期待のRF-S AFレンズが登場か!?
- なぜ人々はα1 IIに失望したのか!? AIに聞いた結果 “価格の割に革新的な変化がない”??
- 富士フイルム GFX100II、X-H2、X-H2S新ファーム公開 AF性能大幅向上との報告も
- ニコン Nikon Z50IIの使用説明書を公開 N-Log動画編集ガイドも併せて公開
- α1 IIは高解像度とスピードのバランスを改善 AF性能には非常に感心
- Nikon Z70には この4機能は絶対に必要だがZ70が登場する可能性は低い
- パナソニックのLUMIX新製品 年明けの発表に期待する声 S1H II、S1R II発表あるか!?
- 富士フィルムのパノラマ撮影のカメラではソニーの”横長”センサーが採用される??
- ソニー α1 II、α1、α9 IIIの違いは何か!? 主な仕様の比較と相違点
- カメラのキタムラ売れ筋ランキング Nikon Z30が首位 EOS R5 IIが2位で猛追
コメント
コメント一覧 (7件)
プロとして撮影していますがEOS R6 m2を使用していて2400万画素でも十分です。
不十分と感じるのは単に撮影が下手なのでは?
周りのカメラマンも2400万画素で十分と言っています。
私の友人に商用写真を撮っているセミプロがいますが2000万画素以上あれば
問題は無いと言っています。
でもプロも様々なので高画素が必要な分野もあるかもしれません。
例えば文化財の記録などですね。
EVFも目の分解能が限られいるわけで無理に画素数は上げる必要はないかと
思います。
リフレッシュレート、フレームレートを上げる方が重要かなと思います。
エントリー機は24MPで良いと思いますが、SONYは61MPのカメラを販売しているので24MPではギャップが大きすぎ、33MPのスタンダード機が必要になったのだと思います。
ですので、61MPではなく45MPのカメラを販売している他社はスタンダード機(また、エントリー機も)24MPでバランスが取れていますね。
エントリー機は2400万画素でも十分だと思います。
ただα7Vはおそらく4000万画素台になるのではと思います。
α7IVは併売されα7CIIもあるので3300万画素は残り、α7SIVは2400万画素でα7SIIIは併売であればソニーは6000 / 5000 / 4000 / 3000 / 2000 / 1000万画素台のFF機が選り取り見取りで、センサー屋としての強みをアピールできるのではと思います。
しかしニコンとキヤノンはFF機の高画素化にあまり乗ってきてないというか、4500万画素以上には慎重な姿勢なのか、2000万画素台と4000万画素台でラインナップしてますね (キヤノンは3040万画素の5DIVがありますが) 。
なぜ24MPになってるか根拠はある
A3サイズに350dpiで印刷する時に計算上必要だから
それより大きいサイズで350dpiでプリントする事はプロでも少なくなる特殊な世界
それを一般のアマチュアにも要望させるのは筋違い
単に自分がその画素数で撮りたいだけの話
ソニーに望遠レンズ出してくれとお願いするかキヤノンみたいにアップスケーリング機能をRAW現像しなくてJPEGで使える様にしてくれとリクエスト出せば良い話
フルサイズは画素ピッチが広いからAPSCに対して優位性があるのに、画素ピッチ狭くなる様な事を言うのは得策じゃないから
こっちに迷惑掛ける話は辞めろと言いたい
勝手にスーパー解像度でも使っとけ
Rシリーズでも買っとけ
営業的に上げざるをえないというのなら分かりますが実用上でどれだけの人が、より高画素を必要としているのかは疑問を持たざるを得ません。
一部のスペックオタや実用よりもベンチマークをありがたがる層に迎合する必要は無いと思いますけどね。ちゃんと高画素機も別に用意されてるんですし・・・
画素数を底上げしろと主張する人って、論理的な必要性を述べませんよね。「画素数が多い方が上」という単純思考だからでしょう。
例えば8K動画には3:2のセンサーだと約40MP必要で、逆に6Kなら24MPで十分。
印刷物なら24MPを1割弱引き伸ばせばA3ノビ/350dpiまで行けます。36MPだとB3に届きますが、そんな主張見たことないですね。
まぁ、元記事の書き手が3年前に囚われた人(33MPまで上げたα7IVを完全に無視して24MPの話をしており、タイプミスならそうはなりません)なので、ね……。