PEN E-P7、E-M10の受注停止を発表
OMデジタルがE-P7とE-M10の受注を停止しました。Z世代の間で古いデジタルカメラへの関心が高まっていることが理由の一つかもしれません。
2024 年 3 月 15 日にご案内しております通り、ミラーレス一眼カメラ「PEN E-P7」および、「OM-D E-M10
Mark IV」につきまして、計画を大幅に上回るご注文をいただいており、お届けまでお時間をいただく状況が続い
ております。
お客さまへの製品の供給が十分に出来ない状態が続くことが見込まれるため、2024 年 4 月 17 日以降、国
内における販売店様や当社オンラインストアでのご注文の受付を一時停止させていただきます。すでにご注文を
いただいておりますお客さまには、準備が整い次第順次お届けしてまいります。
注文受付を一時停止する製品
ミラーレス一眼カメラ 「PEN E-P7 ボディー」
ミラーレス一眼カメラ 「PEN E-P7 14-42mm EZ レンズキット」
ミラーレス一眼カメラ 「PEN E-P7 EZ ダブルズームキット」
ミラーレス一眼カメラ 「OM-D E-M10 Mark IV ボディー」
ミラーレス一眼カメラ 「OM-D E-M10 Mark IV EZ ダブルズームキット」
OMデジタルがE-P7とE-M10の受注を停止することを発表しています。計画を大幅に上回る注文のためとしていて、当初の生産計画以上の注文が入っているようです。
個人的には後継製品発売のためか、終売のために生産を絞っているのではないかと思っていたのですが、実際にはかなり人気になっているようです。先日、このような記事が公開されていました。
あなたが気がついていないかもしれない興味深いトレンドがある。Z世代は古いデジタルカメラに対する関心が高まっている。彼にはクールで手頃な価格のデジタルカメラを使用して、自分たちの画像をSNSで共有したいと考えている。これによって、一部の古いマイクロフォーサーズのカメラに対する関心が高まった。
- E-P7は今まで以上に関心が高まっており、アジアの各国がこのトレンドを引っ張っている
- PEN-Fの関心はわずかに増えている(おそらくカメラがより高価であるため、または製品への認知が始まったばかりであるため)
- LUMIX GM1は急激に関心が高まった。TikTokやインスタで何か製品の認知度が高まっているのかもしれない。
(記事元)43Rumors
E-P7の関心度のグラフですが、2021年6月に発売されてから、ある程度の関心度があることがわかりますが、昨年の年末になっていっきにグラフが急上昇していることがわかります(画像タップで拡大します)。
欧州以外で販売を継続か
このように、どうやらフィルムカメラやデジカメブームとは別に、古くデザインの可愛い廉価なカメラがブームになっている可能性があり、それによりE-P7の人気も高まりを見せている可能性がありそうです。
レトロデザインですとNikon Z fcも対象となると思いますが、Z fcのほうは標準ズームキットで3万円ちょっとの価格差がありますし、マイクロフォーサーズのほうが小さく、EVFも必要ないということで売れているのかもしれません。
このため今はZ世代を中心にカメラそのものを購入するブームになっている可能性も考えられそうです。
ところで、OMデジタルのカメラはほとんどがUSB Micro-Bで将来的には欧州で発売できなくなる可能性があります。そのため、新製品の投入は待ったなしなのですが、これだけアジアで人気になっていることから、欧州以外の国で販売を続ける可能性もあるのかなと思います。
カメラ名 | USB端子 |
OM-1 Mark II | USB Type-C |
OM-1 | USB Type-C |
OM-5 | USB Micro-B |
OM-D E-M10 Mark IV | USB Micro-B |
OM-D E-M5 Mark III | USB Micro-B |
OM-D E-M1 Mark III | USB Type-C |
PEN E-P7 | USB Micro-B |
Tough TG-7 | USB Type-C |
Tough TG-6 | USB Micro-B |
現在も北米、欧州などでは販売していないようなので、特に問題はないと思いますが、この人気が世界的な流行になるようだとしたら、USB Type-C採用の新製品の投入は待ったなしの状態であると思いますね。
さらに関連記事「OMデジタルはPEN新製品を発表する?? 小型軽量な製品の発売は確定か」では、PEN新製品発売の可能性について詳しくお伝えします。
(記事元)OMデジタル
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コメント
コメント一覧 (4件)
FE24-50もそうですが、供給不足=人気とは限らないんですよね。極端な例、在庫100台+月産10台の計画に対し予約150台なら、そのままだと数ヶ月単位の遅れになります。
終売に向けて、あるいはここまでの売れ行きから生産を絞っていたところに「バズり」で注文が増え、急に増産できない&ライン強化に踏み切る継続需要じゃなさそうなので受注停止で凌ぐ……ってシナリオも大いにあり得るかと。もちろん、継続的な人気の可能性を全否定するものではありませんが。
フィルムやコンデジの高騰、スマホカメラの高性能に驚きが無くなった結果でしょうか?
芸能人や YouTuber がライカを買うのが流行り始めたり X100VI が爆発的に売れていたりと
Zf が先鞭をつけたと思いますがここ最近特に潮目が変わってきているのを感じますね。
TiktokやInstagramでインフルエンサーがオールドデジカメの人気に火をつけて回っていると言われれば、そうなのかなあと思うしかないですが、発売がかなり前でモデル寿命末期の製品とはいえ、一応は現行機のE-M10 mark IVやE-P7も「古いデジカメ」ブームの対象になるとは考えもしませんでしたね。
BCNでは驚くほどの変化はないような気がしますが、受注停止もあって実際に売れているなら、次機種の期待はできるのかもしれないですね。しかし、マイナーチェンジでも良しとするかとか、個人的には難しいところも感じます。OMDSに期待したいところありだったりするので。
他ではキャノンがまだEVFなし機が出てないのが気になり、大口径マウントでどうデザインしてくるかに興味なのですが、出るのかどうかも含めて情報がないですね。。。ニコンのZ30はやはり大きいしで、カラーバリエーション無し、やはりパナソニックにはカラーバリエーション無しのG100Dより、GF系を残して欲しかった。。。。