なぜNikon Z3ではなくNikon Z5IICなのか
ニコンの新しいデジタルカメラNikon Z5IICが発表され、そのユニークなコンセプトが良くも悪くも大きな話題となっています。フルサイズセンサーを搭載しながらEVFを省略し、小型軽量化を実現したモデルであり、従来のニコン製フルサイズミラーレスとは少し異なる立ち位置の製品と言えるようですね。
しかし今回の発表で気になったのはデジカメそのものだけではありません。製品名についても興味深い点があります。それは、なぜこのデジカメが「Nikon Z3」ではなく「Nikon Z5IIC」という名前になったのかということです。なぜそうなったのか、少し妄想してみることにします。
Nikon Z5IICの中身を見ると、多くの部分でNikon Z5IIをベースとしていることが分かります。基本的な性能や機能はZ5IIから受け継がれており、EVFを省略して小型化した派生モデルという見方ができそうです。そう考えると、ニコンがZ5IICという名称を選択したことには一定の合理性があります。
しかし、実はニコンには似たような前例があります。APS-C機のNikon Z50とNikon Z30の関係です。Nikon Z30はNikon Z50をベースにしながらEVFを省略し、動画撮影やVlog用途を意識したモデルとして登場しました。性能面では共通点が多く、Nikon Z50の派生モデルと考えられる製品です。今回のNikon Z5IICもそれに近い存在なのかもしれません。
つまりニコン内部では、まったく新しいシリーズというよりも「Nikon Z5IIの小型版」のような位置付けで開発されていた可能性があります。そのため新たな型番を与えるのではなく、Nikon Z5シリーズの派生モデルとして命名した方が分かりやすいと判断したのかもしれません。
Nikon Z3は将来に温存!?
一方で、別の見方もできるかもしれません。それはニコンが「Nikon Z3」という名称を将来のために残している可能性です。
もし今回のカメラがNikon Z3として発売されていた場合、多くのユーザーは新しいシリーズとして認識したはずです。しかし実際のNikon Z5IICは、あくまでもNikon Z5IIをベースとした派生機という性格が強く、新世代のシリーズとは少し異なります。
そう考えると、ニコンはあえてZ3という名称を使わずに温存したとも考えられるかもしれません。
将来的にニコンがさらに小型化を追求したフルサイズ機を投入する可能性は十分にあります。あるいはレンジファインダースタイルの新シリーズや、現在のNikon Zfとは異なる方向性のコンパクトなフルサイズ機が登場するかもしれません。もしそうしたカメラを計画しているのであれば、「Z3」という分かりやすい名称は魅力的な選択肢になります。
もちろん現時点でそのような計画を示す情報はありません。しかし今回のNikon Z5IICの命名を見る限り、ニコンが単純に空いている番号を順番に使っているわけではないことは間違いないのではないかと思います。
また、「C」という文字にも注目したくなります。
ニコンはこの「C」をCasualの意味だと説明しています。つまりNikon Z5IICは、従来のフルサイズ機よりも気軽に持ち歩き、日常的に楽しめるカメラとして位置付けられているわけです。そう考えると、ニコンはこのデジタルカメラを新しいシリーズとしてではなく、Nikon Z5シリーズをより身近にしたモデルとして市場へ投入したかった可能性もあるかもしれません。
製品名は単なる記号のように見えて、メーカーの考え方が意外と表れる部分でもあります。今回のNikon Z5IICという名称も、単なるネーミングではなく、ニコンがこのカメラをどのような存在として位置付けているのかを示しているようにも見えますね。
果たして将来、「Nikon Z3」と呼ばれるカメラは登場するでしょうか。もしその日が来たとすれば、今回のNikon Z5IICという命名にも新たな意味が見えてくるのかもしれません。
また、Nikon Z5IICという名称が可能なのであれば、将来的にNikon Z50IICといったカメラや、Nikon Z6IIICというデジタルカメラも登場する可能性が残ります。ニコンがデジカメラインナップ戦略についてどのように考えているのか興味深いところですね。
皆さんはなぜNikon Z3ではなくNikon Z5IICになったと思いますか?
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Nikon Z5IIC 関連情報アーカイブ !
Nikon Z5IIC 最新情報
ニコン デジタルカメラ最新情報
Nikon Z5IIC 主な仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| センサーサイズ | 23.9 × 35.9 mm(FXフォーマット/フルサイズ、CMOS) |
| 有効画素数 | 約2450万画素 |
| 連射性能(メカシャッター) | 最大約14コマ/秒(連続高速(拡張)) |
| 連射性能(電子シャッター) | 最大約30コマ/秒(高速フレームキャプチャー+(C30)、フル解像度JPEG) |
| 動画フォーマット(最大) | 4K UHD(3840×2160)60p。内部12bit RAW(N-RAW)記録に対応。ファイル形式はNEV/MOV/MP4、圧縮はH.265/HEVC・H.264/AVC。フルHDは最大120p |
| フォーカス方式 | ハイブリッドAF(位相差検出/コントラスト)、AF補助光付き |
| 測距点数(静止画) | シングルポイントAF 273点、オートエリアAF 299点(FX選択時) |
| 測距点数(動画) | 記述なし |
| 被写体認識対象(静止画) | 顔・瞳のほか、魚を含む10種類の被写体をディープラーニングで自動検出(10種類の内訳は記述なし) |
| シャッター方式 | 電子制御縦走りフォーカルプレーンメカニカルシャッター、電子先幕シャッター、電子シャッター |
| シャッター速度範囲(メカ) | 最速1/4000秒~30秒(Mモードで最長900秒まで拡張可、バルブ・タイム対応)。全体の表記は1/8000~30秒 |
| シャッター速度範囲(電子) | 記述なし(電子先幕シャッターの最速は1/2000秒) |
| ISO感度 | SDR:ISO 100~25600(Lo 0.3~Lo 1.0[ISO 50相当]、Hi 0.3~Hi 1.7[ISO 204800相当]に設定可)/HLG:ISO 400~64000 |
| ファインダー形式 | ファインダーなし(ファインダーレス設計) |
| 背面液晶 | 3.2型、約104万ドット、バリアングル式、タッチ対応TFT液晶 |
| 手振れ補正の有無 | あり(5軸ボディ内手ブレ補正、VRレンズ使用時はレンズシフトにも対応) |
| 手振れ補正効果 | 記述なし |
| ワイヤレスLAN | あり(IEEE 802.11b/g/n/a/ac[米国・カナダ・メキシコ]) |
| Bluetooth | あり(Bluetooth 5.0、Bluetooth Low Energy対応) |
| マイク端子 | あり(ステレオミニジャック 3.5 mm、プラグインパワー対応) |
| ヘッドホン端子 | あり(ステレオミニジャック 3.5 mm) |
| USB端子 | USB Type-C(SuperSpeed USB)。UVC/UAC対応でウェブカメラとして利用可能、USB-Cで充電可 |
| 質量 | 約538 g(バッテリー・メモリーカードを含むかどうかは記述なし) |
| サイズ | 約134 × 80.5 × 72 mm(幅×高さ×奥行) |


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