Nikon Z5IIC レビュー
Nikon Z5IICは、2つの側面を持つカメラである。一方では、やや扱いにくいデザインが気になる。しかしその一方で、性能はクラスを超える実力を備えている。私は必ずしもファインダーを覗いて撮影することにこだわるタイプではないが、ファインダーを省いたカメラの最大の利点は、携帯性が向上することだ。
ところが、ファインダーをなくしても、Nikon Z5IICはサイズや重量が十分に小さくなっていない。依然として大きく、ずっしりとしたカメラである。その反面、戦車のように頑丈な造りで、高級感があり、防塵防滴性能を備えた製品という印象を受ける。重さが購入を断念するほどの問題だと言いたいわけではない。ただし、購入する前に、実際に手に取って自分に合うかどうか確かめておくべきだろう。
カメラの内部に目を向けると、真価が見えてくる。オートフォーカスは優秀で、静止画は美しく、動画性能も十分に充実しており、ボディ内手ブレ補正も優れている。総合的に見て、非常に高い実力を持つカメラだ。さらに、やや珍しい機能として、実用性はともかくRAW動画の撮影にも対応している。
個人的に意外なほど印象に残ったのが、シーンモードだ。Nikon Z5IICの「カジュアル」という位置づけにふさわしい機能で、誰でも購入したその日から、カメラを使って創造的な撮影を楽しめる。ピクチャーモードやフィルムグレイン機能は、表現の幅をさらに広げてくれる。あらかじめ用意されたプリセットや、自分で設定したプリセットを、撮影時にリアルタイムで画像に適用できる。
最後に、Nikon Z5IICは競争力のある価格設定となっている。価格は1399.95ドル/1349ポンドで、α7C IIとLUMIX S9の中間に位置する。決して安価なカメラではなく、「カジュアル」なユーザーをターゲットとしていることを考えると、この価格がどれほど魅力的に映るのかは気になるところだ。しかし、搭載されている仕様は、より高価なカメラに匹敵する。
正直なところ、発表された当初はNikon Z5IICを批判するつもりでいた。しかし、実際に短時間ながら使ってみると、予想以上に気に入ったことに驚かされた。
とはいえ、サイズと重量が、このカメラの弱点になる可能性はあると思う。
日常的に持ち歩くカメラとしては大きすぎるうえ、「カジュアル」なユーザーをターゲットにするには、少々ハードルが高いのではないかと懸念している。この懸念が杞憂に終わることを願っている。なぜなら、Nikon Z5IICは造りが良く、非常に高い性能を備えたフルサイズカメラだからだ。その基本設計のベースとなったNikon Z5IIと同様に。
購入する理由
- 耐久性に優れた防塵防滴ボディ
- ボディ内手ぶれ補正
- 非常に美しい画像
- シーンモード
- 内部RAW動画記録
- 魅力的なシルバーカラー
購入を避ける理由
- ファインダーがない
- ファインダー非搭載カメラとしては大きく重い
- 背面液晶の解像度が低い
- ジョイスティックがない
クラス以上の性能のカメラ
ニコンのエントリークラスフルサイズデジタルカメラNikon Z5IICのレビューをDigitalCameraWorldが伝えています。上記はまとめ部分を引用したものになり、より詳細なレビューや解説、作例がありますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
レビューではNikon Z5IICはNikon Z5IIからファインダーの出っ張りを取り除いたようなフルサイズ機とのことで、携帯性への期待が高まっていたそうです。ところが実際には、本体重量は538gあり、試した同僚たちが一様にその重さに驚いたと紹介されています。
ファインダーがないと本体を体から離して構えるため、数字以上に重く感じるとも指摘。一方で、マグネシウム合金の堅牢なボディや防塵防滴、深いグリップは高く評価されているようです。背面液晶は104万ドットとNikon Z5IIより低解像度で、ジョイスティックもありませんが、静止画の撮影では大きな問題にならなかったとされています。
画質面では、2450万画素ながらRAWの扱いやすさが際立つと述べられています。AFも時に迷うことはあるものの優秀で、ニコン初の魚検出も実用的とのことです。さらに、フルサイズデジカメで初めてシーンモードを搭載しており、ピクチャーコントロールやフィルムグレインとあわせて、初心者の表現を後押しするそうです。動画については、内部RAW収録や7.5段の手ブレ補正が挙げられています。
まとめるとライバルにはLUMIX S9やα7C IIがあり、しかも非常に安価とは言えず、カジュアル層に響くかは疑問ということですね。性能は価格以上である一方、サイズと重さが課題になるかもしれないとしています。
| 項目 | レビュー内容 |
|---|---|
| 製品品質 | マグネシウム合金と耐久性の高い樹脂による頑丈な造り。深いグリップは滑りにくい革調仕上げ。防塵防滴で小雨の中でも安心して使え、タンクのような堅牢さ。プレミアム感のある仕上がり。 |
| 静止画の画質 | 2450万画素ながらトップクラスの高品質。RAWはトリミング耐性が高く現像耐性も良好。ピクチャーコントロールやフィルムグレインも充実し、本体内での表現の幅が広い画像仕上がり。 |
| AF性能 | 非常に良好な性能。時に迷う場面はあるが、モードを使いこなせば満足度は高い。Z8には及ばないが不満は感じず。ニコン初の魚検出も実用的で、金魚の目まで捕捉する一方、悪条件では苦戦。 |
| 連射性能 | レビューなし |
| 動画の画質・性能 | 内部4K30pフルワイドRAW収録が目玉だが、やや不要。4K60pは1.5倍クロップで、オープンゲートは非対応。AFは良好で、バリアングル液晶と動画向き。 |
| オーバーヒート耐性 | RAW動画を13分間連続で撮影しても問題なし。長時間使用は試用期間が短く判断できないとしつつ、すぐに懸念はないとの見解。Nikon ZRのような熱に強い機種を作れる点にも言及。 |
| ボディ内手振れ補正 | 最大7.5段の補正はLUMIX S9の6.5段、α7C IIの7段を上回る性能。ファインダーなしで目に当てて構えられない本機には、写真でも動画でも欠かせない必須の機能。 |
| 操作性 | ジョイスティックがなく十字キーでは親指が疲れやすい点が後退。ボタンは堅牢で適度な弾力があり、カスタマイズ性も高い。ピクチャーコントロールボタンは便利。ISOや露出補正ダイヤルは欲しかった。 |
| EVF | 非搭載が最大の論点。ファインダー不要な撮影者もいて問題ないとしつつ、晴天下は背面液晶への映り込みを覚悟する必要あり。必要ならZ5 IIを選ぶ手があると指摘。 |
| 背面液晶 | 104万ドットでZ5 IIの210万ドットより低解像度。予算上の措置と推測しつつ、静止画撮影では問題なし。動画の露出確認ではより重要。バリアングル式は動画向き。輝度を最大にする設定を推奨。 |
| 重量 | 538gでZ5 IIより82g軽いが、同僚が皆その重さに驚いた。ファインダーなしは本体を体から離して持つため、数値以上に重く感じる。パナソニックS9より約135g重く、携帯性の向上は限定的。 |
| バッテリー | EN-EL15c使用でCIPA基準350枚。Z5 IIの330〜380枚と大差なし。実使用でも想定どおりの持ち。背面液晶常時点灯でも、通常機でEVFと切り替える場合と消費電力は大きく変わらないとの見解。 |
| 記録メディア | SDカードスロットは1基のみでZ5 IIから後退。ただしプロ向けではなく、コスト削減として妥当と評価。RAW動画は32GB超のカードが必要で、速度不足だと途中で録画が停止。 |
| アプリ連携 | レビューなし |
| WiFiなどの接続性 | レビューなし |
| 総合的な使い勝手 | 設計は少し不格好だが、性能は価格以上との二面性。大きく重いため日常の持ち歩きには不向きで、購入前の試着を推奨。シーンモードで初心者も扱いやすい。望遠向きではなく、レンズ選びも要検討。 |
| 価格 | 1,399.95ドルでZ5 IIより約200ドル安く、LUMIX S9とα7C IIの中間。高価格機並みの仕様を考えると競争力あり。ただし安価ではなく、カジュアル層に響くかは疑問。今後1,000ドルに近づく可能性も。 |
さらにNikon Z70の噂について「Nikon Z70 標準ズームキットで37万円前後を予想する声」で詳しくお伝えします。
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Nikon Z5IIC 関連情報アーカイブ !
Nikon Z5IIC 最新情報
ニコン デジタルカメラ最新情報
Nikon Z5IIC 主な仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| センサーサイズ | 23.9 × 35.9 mm(FXフォーマット/フルサイズ、CMOS) |
| 有効画素数 | 約2450万画素 |
| 連射性能(メカシャッター) | 最大約14コマ/秒(連続高速(拡張)) |
| 連射性能(電子シャッター) | 最大約30コマ/秒(高速フレームキャプチャー+(C30)、フル解像度JPEG) |
| 動画フォーマット(最大) | 4K UHD(3840×2160)60p。内部12bit RAW(N-RAW)記録に対応。ファイル形式はNEV/MOV/MP4、圧縮はH.265/HEVC・H.264/AVC。フルHDは最大120p |
| フォーカス方式 | ハイブリッドAF(位相差検出/コントラスト)、AF補助光付き |
| 測距点数(静止画) | シングルポイントAF 273点、オートエリアAF 299点(FX選択時) |
| 測距点数(動画) | 記述なし |
| 被写体認識対象(静止画) | 顔・瞳のほか、魚を含む10種類の被写体をディープラーニングで自動検出(10種類の内訳は記述なし) |
| シャッター方式 | 電子制御縦走りフォーカルプレーンメカニカルシャッター、電子先幕シャッター、電子シャッター |
| シャッター速度範囲(メカ) | 最速1/4000秒~30秒(Mモードで最長900秒まで拡張可、バルブ・タイム対応)。全体の表記は1/8000~30秒 |
| シャッター速度範囲(電子) | 記述なし(電子先幕シャッターの最速は1/2000秒) |
| ISO感度 | SDR:ISO 100~25600(Lo 0.3~Lo 1.0[ISO 50相当]、Hi 0.3~Hi 1.7[ISO 204800相当]に設定可)/HLG:ISO 400~64000 |
| ファインダー形式 | ファインダーなし(ファインダーレス設計) |
| 背面液晶 | 3.2型、約104万ドット、バリアングル式、タッチ対応TFT液晶 |
| 手振れ補正の有無 | あり(5軸ボディ内手ブレ補正、VRレンズ使用時はレンズシフトにも対応) |
| 手振れ補正効果 | 記述なし |
| ワイヤレスLAN | あり(IEEE 802.11b/g/n/a/ac[米国・カナダ・メキシコ]) |
| Bluetooth | あり(Bluetooth 5.0、Bluetooth Low Energy対応) |
| マイク端子 | あり(ステレオミニジャック 3.5 mm、プラグインパワー対応) |
| ヘッドホン端子 | あり(ステレオミニジャック 3.5 mm) |
| USB端子 | USB Type-C(SuperSpeed USB)。UVC/UAC対応でウェブカメラとして利用可能、USB-Cで充電可 |
| 質量 | 約538 g(バッテリー・メモリーカードを含むかどうかは記述なし) |
| サイズ | 約134 × 80.5 × 72 mm(幅×高さ×奥行) |


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