特殊だった今回のカメラ発表時間
通常はカメラの発表というと、だいたい午後1時か2時に行われることが多いのですが、9月9日、9月10日のカメラの発表は変則的なものとなりました。ここ2日間で合計4メーカーの製品か発表されたのですが、それぞれについて見ていきましょう。
キヤノンのケース
キヤノン製品は9月9日の発表ということで、いつも通りに午後1時の発表が期待されていましたが、残念ながら発表されることはありませんでした。この場合のパターンは二つあり、まずは発表の日付が間違っているパターンと、もう一つは海外発表が先になるケースです。
今回の場合は後者のパターンで、日本の深夜に海外で発表され、日本国内の発表は日が変わった翌日の午前中に正式発表ということになりました。
これは今回の製品が主に動画撮影向けカメラで、購入の主な対象者が海外の人であったり、また海外で開催されるIBCで展示をする関係から、海外に向けて届きやすい時間に発表したということになると思います。このパターンは以前にもあり、そのときも国内発表は日が変わっての午前中の発表となりました。
ニコンのケース
ニコンの場合はブレずに、発表予定の1時の発表でした。しかし、少し時間がずれ込んで実際にサイトが更新されたのは午後1時30分頃でした。ニコンのサイトには新たに動画撮影向けカメラのページが作成され、サイトが大幅に更新されたため、これを確認するのに手間取ってしまい、それで30分ほど遅れた可能性があるのかもしれません。
OMデジタルとシグマのケース
シグマのケース
実は、今回のシグマの発表ですが、中国では15時に発表会を開始するというインビテーションカードが送付されていました。中国と日本の時差は1時間ですので、中国で15時というと日本時間で16時になるため、16時の新製品発表は既定路線という状況でした。
実際の発表は16時30分だったわけですが、これは16時からオンライン発表会を行っていたからのようで、オンライン発表会が終了してからサイトを更新ということで16時30分になったようです。
この発表会がなぜ15時になったのかは不明です。ヨーロッパやアメリカに合わせるのならば、日本時間ではもっと午後7時など遅い時間に発表したほうが効果的だと思いますが、何かしらの事情で16時の発表になったのだろうと見られます。
OMデジタルのケース
OMデジタルについては、イギリス時間で午前7時の発表という情報が流れていました。しかし、実際にサイトが更新されプレスリリースが公開されたのは日本時間で午後15時でした。通常の時間で、イギリス時間で午前7時というと日本時間で午後16時になるため、その時間より早く発表されたのは少し意外でした。
しかし、なんのことはなくて、今はイギリスはサマータイムですので、イギリスの時間で午前7時は日本時間で午後15時になるということで、こちらはサマータイムを考慮していれば発表時間は間違えなかったということになります。
今回のように2日間で非常に多くのメーカー、製品が発表されるのは非常に珍しく、いろいろと興味深い2日間でしたね。各社とも様々な趣向の製品を発表していて面白かったです。
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コメント
コメント一覧 (2件)
一応分析は出来ても、2つ目の分析になるともう理由が分からなくなる
いわゆるなぜなぜ分析するとすぐに行き詰まる
IBCの理由は分かりますが、ニコンは海外の広報がしっかりしてないから日本で対応
謎なのはシグマですね
タムロンはシグマのコバンザメでしょ(笑)
4社が新製品発表とは豪華ですね、とかく市場が小さくなっていると言われていますが相手は世界ですからどんどん製造して販売して欲しいものです。
そして我々にも少しお流れを頂戴してい者です。