シグマの新製品の噂を検証する
いつも新製品が登場するたびにお伝えしている、その新製品に関する噂が正しかったのかどうか検証する「検証シリーズ」、検証が非常に面倒なわりにアクセス数が少ないという問題作(筆者にとって)ですが、今回も行っていきたいと思います。
今回のシグマレンズに関してはお伝えすることがありません。なぜなら、噂がまったく流れていなかったからです。楽で良かったです。
今回、発表されたシグマ製品は以下の通りです。
シグマから、何かしらの新製品の発表が近いのではないか?とは考えられていました。それは中国のWeiboで公開されていた情報からで、そこにはシグマが2月25日に何らかの発表を行うというティザーと、その発表会の招待状の画像が掲載されていたからです。そのため何らかの発表があるのではないかということは分かっていましたが、実際にどのような製品なのかは不明でした。
このいずれの製品について、当サイトが知らなかっただけの可能性もありますが、まったく噂は流れておらず検証することは何もありません。というわけでお終い!というのも何ですので、なぜまったく噂が流れなかったのか考えていきたいと思います。
まったく流れなかったのはなぜか
今回、ほとんど噂らしい噂は流れていなかったわけですが、シグマは完全にこれらの製品に関する情報を秘匿していたのでしょうか?海外のサイトをみると、すでに早速、レンズに関してレビューが掲載されていました。おそらく秘密保持契約の期間が切れたため、これまですでにレビューしていた記事を一斉に公開したのだろうと思われます。
そのため、海外のレビュアーにはすでに製品を使用してもらっていたことは確実です。しかし、レビュアーはおそらくしっかりと契約を守り情報を流出させることはなかったと思われます。
このことから、これまで様々な噂が流れていたわけですが、情報の流出元はこれらのレビュアーなどからではない可能性が高いと思われます。
情報流出の可能性が高いのは、おそらくですが海外の販売店や、それに関連する人々ではないかと思います。シグマはおそらく今回は事前に店舗や販売店には何の伝達もしておらず、そのため情報が漏れなかったのではないかと思いますが、これはあくまで想像です。また、最近は中国方面からの情報がやたらと多いので、アジアのみに情報を伝えなかった可能性もあるかもしれません。
さて、実際にはどのような理由で情報が流出しなかったのかちょっと気になりますね。
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800mm F6.3 はどういうことで噂として出てきたのか、やはりニコンの800mm F6.3 対抗や500mm F5.6 があったからでしょうか。確かに500mmの全長が驚異的に短かったので、800mmがどのようになるかワクワクしていたのですが。しかし300‐600mmのレンズ構成に驚いたので、少し帳消しとなりました。
863(ハチロクサン)を期待したんですけどね。
結果的には事実上ゴーヨンの後継レンズということになりました。昨年夏にディスコンされましたし、そう考えると噂の前から予言できてきたことではありますよね…。事前の噂が悪い意味で外れたのは久々かもしれません。
やはりコストパフォーマンスの高い超望遠開発はニコンが頭2つくらい抜きん出てますね。これにボディがついて来れば盤石なポジションを築けるんですが。
脱線してしまいましたが、300-600mmF4はロマンを感じるレンズではあるものの実用面を考えると?で誰をターゲットに考えられているレンズなのかが?、かつ肯定的な意見がネットでは多いですが、同時に購入の話をしている人はほとんどいないので、556のような扱いやすく大砲よりは手に入れやすい超望遠もいずれは求められると思います。