キヤノンのシフトレンズの特許
この記事では、キヤノンがシフトレンズの特許を出願したことについて詳しく解説しています。特にモーターで稼働させるシフトレンズの電力削減方法に焦点を当てています。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1および特許文献2に開示されたレンズ装置では、光軸と直交する方向に移動可能な二つのレンズ(シフトレンズ)を、光軸と直交する平面内の任意の方向に移動させるため、複数のアクチュエータ(複数の駆動部)が必要である。しかし、複数の駆動部を同時に駆動させるには、大きな電力が必要となる。また、複数の駆動部へ供給可能な電力によっては、各駆動部を駆動させることが困難になる可能性がある。
【0005】
そこで本発明は、低消費電力でシフトレンズの駆動が可能なレンズ装置および撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としてのレンズ装置は、撮像光学系の光軸と直交する方向に移動可能なシフトレンズと、前記光軸と直交する平面内において前記シフトレンズを駆動する駆動手段と、前記駆動手段を制御する制御手段とを有し、前記駆動手段は、前記光軸と直交する平面内における第1方向に前記シフトレンズを駆動する第1駆動部と、前記平面内における第2方向に前記シフトレンズを駆動する第2駆動部とを有し、前記制御手段は、前記第1駆動部と前記第2駆動部とを同時に駆動させることなく、前記第1方向および前記第2方向とは異なる第3方向に前記シフトレンズを駆動するように前記駆動手段を制御する。
キヤノンがシフトレンズの特許を出願していたことが明らかになりました。
特許はシフトレンズの光学的な設計に関するものではなくて、シフトレンズを稼働させるのに複数のモーターが必要になるため、大きな電力量が必要になるため、それを低消費電力で稼働させるようにするための特許と考えられます。
ということは、キヤノンはモーターで稼働させるシフトレンズを考えていて、そしてそれを実現するために電力を削減する方法が必要になっているだろうことがわかりますね。
一眼レフをミラーレスカメラに完全に置き換える場合には、RFマウント用のシフトチルトレンズや魚眼レンズなども必要になるはずなので、いずれこのようなレンズが発売されるのだろうと思いますね。
このオートフォーカス搭載のシフトレンズについてはかねてより噂になっていました。

いよいよ実際に製品となって発売されるときがくるかもしれません。
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コメント
コメント一覧 (0件)
キヤノンはフト効果、チルト効果、レボルビング効果をすべて電動可能にする
つもりのようですね。
チルト効果もレンズはチルトせずシフトのみで対応させる方式のようです。
使用目的を考えれば機械的なマニュアルのみが安心ですね。
リモート撮影の要求もあったのかもしれません。
両方用意してくれればいいですね。