シグマ超望遠ズームの特許
シグマが超望遠ズームの特許を出願していることが明らかになりました。どのような特許なのでしょうか?
焦点距離 62.10 189.73 578.88
Fナンバー 4.56 5.49 6.50
全画角2ω 38.22 12.73 4.18
像高Y 21.63 21.63 21.63
レンズ全長 293.50 349.72 393.50
焦点距離 52.00 159.27 485.00
Fナンバー 4.57 5.68 6.50
全画角2ω 45.37 14.97 4.93
像高Y 21.63 21.63 21.63
レンズ全長 270.99 313.85 357.94
焦点距離 62.00 199.60 673.00
Fナンバー 4.83 6.11 7.37
全画角2ω 38.02 11.92 3.55
像高Y 21.63 21.63 21.63
レンズ全長 306.97 371.31 422.13
特許では複数の実施例が記載されていますが、似たような仕様を重複として排除すると、だいたい上記のようなレンズの特許になります。まとめると以下のようなレンズになります。
- 60-600mm f/4.5-6.5
- 50-500mm f/4.5-6.5
- 60-700mm f/4.8-7.3
こうしてみると超望遠ズームの特許であることがわかりますね。最近は汎用の高倍率の超望遠ズームにかなり人気がありますが、その人気にレンズをカバーするような焦点距離となっています。
このレンズは像高から、いずれもフルサイズセンサー用のレンズですが、それを考えると50-500mmは標準から500mmの超望遠をカバーするものすごい望遠ズームで、あとは18-50mmといった超広角から標準域をカバーするレンズがあれば、この2本でほぼすべての焦点距離をカバーすることが可能となりそうです。60-600mmでも中望遠から600mmまでカバーしているので、かなりの便利なズームとして利用できそうですよね。
最近ではニコンのZ 180-600mm f/5.6-6.3 VRも人気のレンズですが、こちらは180mmからスタートしているので、シグマの今回のレンズがかなり異質なレンズであることがわかります。このレンズが発売され描写性能が良ければ、かなり人気のレンズとなるでしょうね。あとは価格次第というところでしょうか?
さらに「シグマ APS-C用50-130mm f/2.8の特許を出願 APS-C大三元完成か」ではシグマのAPS-Cレンズの噂について詳しくお伝えしています。
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(記事元)https://ipforce.jp/patent-jp-P_A1-2023-180574
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