ソニーに半導体不足の影響が
確かな情報筋から得た噂では、ソニーは2022年上半期の期間はレンズの発表に注力することになり(24-70mm GMII and 85mm f/1.2 GM)、カメラの発表はは2022年の下半期になるようだ(α7R V、α9 IIIやその他)。この戦略は2022年中は半導体不足が続くという事実によって強制されているもので、2022年後半までの改善が予想されている。
2022年の前半に新しいカメラを手にしないことはないが(少なくとも1つの新しいモデルがある)、ほとんどの新しいカメラは2022年秋に発表される。
ソニーが半導体不足の影響を大きく受けている可能性があるそうです。記事によれば、ソニーは2022年の前半はレンズの発表に集中し、カメラの新製品は2022年の後半になるだろうとしています。これは、わざわざそのスケジュールにしたのではなく、半導体不足によって仕方がなくこのようなスケジュールになっていることが示唆されています。
恐らくカメラのほうがより多くの電子部品や、複雑な部品が必要になるため、製造ができなくなる可能性があるので、部品数が少なかったり、より入手しやすい部品を利用しているレンズのほうを優先的に発売したり供給しようという考えなのだろうと思います。
ソニーは今でもα7 IV、ZV-E10、α7 II、α6400、α6100の供給に問題があるとしていて、他のカメラについても供給に問題がでてくる可能性も考えられそうです。
いつまで続く半導体不足
実は10月までは、今後の半導体需要のピークは11月で、それを過ぎれば需要が落ち着いていき、来年中には半導体不足が回復するのではないか?と言われていました。
半導体不足の指標として利用されている数値がリードタイムというもので、これは発注を依頼してから実際に製品が届くまでの予想時間(予定納期)のことです。つまり、発注してから実際に届くまでの時間が長くなればなるほど半導体需要が高くなっていて、短くなるようであれば需要が少なくなっている(供給が増えている)ことを意味します。
このリードタイムが10月にいったん上昇幅が落ち着いたことから、半導体需要がピークになりつつあり11月か12月にはピークアウトしてリードタイムが短くなっていくのではないか?と思われていました。
しかし、先日、このような記事がありました。
半導体のリードタイム(発注から納品までにかかる時間)は、11月に再び長期化した。多くの業界に打撃を与えてきた半導体不足の解消がようやく視野に入るとの期待が打ち砕かれた。
この記事によるとリードタイムは再び11月に伸び、半導体需要がピークを越えるのではないかと思っていたのに、実際にはまだまだ需要が増しているという結果になってしまったそうです。
つまり、半導体不足が来年中に解消されるどころではなく、再来年ぐらいまで影響してくる可能性がでてきたということで、結構心配な状況になってきているようです。
カメラメーカだけでなく自動車メーカも半導体不足で減産していたりしますので、日本全体の経済に影響が出始めていると思いますのでちょっと心配ですね。
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