NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II レビュー
解像性
- 24mm
- 中央部
- f/2.8:非常に優れている
- f/4:傑出している
- f/5.6〜f/22:非常に優れている
- 周辺部
- f/2.8〜f/16:非常に優れている
- f/22:非常に良好
- 中央部
- 35mm
- 中央部
- f/2.8〜f/11:傑出している
- f/16〜f/22:非常に優れている
- 周辺部
- f/2.8〜f/11:傑出している
- f/16〜f/22:非常に優れている
- 中央部
- 70mm
- 中央部
- f/2.8~f/22:非常に優れている
- 周辺部
- f/2.8~f/22:非常に優れている
- 中央部
評価
ニコンは卓越性を追求し続けている。それは疑いようのない事実だ。この新しいレンズは、同社の高い基準をさらに示すものであり、たとえ多額の費用をかけたとしても、これ以上のレベルに意味のある改善を加えるのは難しい。レンズはかなり高価で、Mark Iバージョンよりも大幅に高い。しかし、それには利点がある。インターナルフォーカスとズーム機構により、写真撮影だけでなく映像制作においても重心が安定する。「非常に優れている」から「傑出している」までの解像性は見事で、ボケ味の滑らかさを損なうこともない。
旅行、風景、ポートレート、社交、報道/ストリート、建築など、すべてがこのレンズの射程範囲に収まる。APS-CのDXフォーマットカメラでも使用可能だが、小型のボディに対してはサイズがやや不釣り合いと感じられる可能性がある。この場合の「35mm換算」の焦点距離は36-105mmとなり、状況によっては有利になる。
とはいえ、このレンズの主な対象はフルサイズであり、品質と優れた操作性を見事に実現している。完成度は高く、エディターズチョイスにふさわしい一本だ。
非常に優れる解像性
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIのレビューをePHOTOzineが伝えています。上記はまとめ部分になりますので、より詳細なレビューや作例は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
ePHOTOzineのレビューによれば、このレンズには多くの利点がある一方で、いくつかの注意点も指摘されています。
まず、前モデルよりも小型・軽量化されており、携帯性が向上していると評価されているようです。ズームやフォーカス時に鏡筒が伸びないインターナルズーム・フォーカス設計が採用されており、撮影時のバランスが安定するとも述べられていました。画質についても非常に高く評価されており、シャープネスやコントラスト、色再現性に優れているとのことです。さらに、防塵防滴設計により、屋外や厳しい環境でも安心して使用できるとされていました。操作性の面でも、カスタマイズ可能なコントロールリングやFnボタンが便利ということです。
一方で、価格が高めであることがデメリットとして挙げられており、高性能なぶん、購入にはある程度の予算が必要になるようです。また、軽量化されたとはいえ、ミラーレス用レンズとしてはやや大きめに感じる人もいるかもしれないと指摘されていました。
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIの特に優れた点は、その解像性能にあるようです。テストした結果によれば、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIの解像性はすべての焦点距離、すべての絞り値で「非常に優れている」と判定されており、さらにその中でも一部の絞り値では「傑出している」性能を発揮するとしています。
この評価ですが「まあまあ」「良い」「非常に良い」「非常に優れている」「傑出している」と後になるほど良い評価となっています。すべてのパラメーターで「非常に優れている」以上の評価を受けていることになり、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIは非常に優れた解像性のレンズであることがわかります。
また記事では価格が高いとしていますが、国内の直販価格では1型とあまり価格差がないため、あまり気にならないと思いますね。しかし、小売店で値引き後の価格をみると1型と2型は10万円の差があるため、この差を考えると高いと感じるのかもしれません。
さらにニコンの新製品の最新の噂を「ニコンから次に登場する製品リスト Nikon Z9II 2026年登場に後退か」で詳しくお伝えします。
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II 関連情報アーカイブ !
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II 主な仕様 最新情報
ニコン 最新情報
Z 24-70mm f/2.8 SとZ 24-70mm f/2.8 S IIの仕様の違い
| Z 24-70mm f/2.8 S II | Z 24-70mm f/2.8 S | |
| レンズ構成 | 10 群14 枚(EDレンズ2 枚、非球面レンズ3 枚、メソアモルファスコートあり、アルネオコートあり 、最前面のレンズ面にフッ素コートあり | 15群17枚(EDレンズ2 枚、非球面レンズ4 枚、ナノクリスタルコートあり、アルネオコートあり、最前面および最後面のレンズ面にフッ素コートあり) |
| 最短撮影距離 | 0.24m(焦点距離24mm)、0.24m(焦点距離28mm)、0.27m(焦点距離35mm)、0.3m(焦点距離50mm)、0.33m(焦点距離70mm) | 撮像面から0.38m(ズーム全域) |
| 最大撮影倍率 | 0.32倍(焦点距離70mm) | 約 0.22倍(焦点距離70mm) |
| 絞り羽根枚数 | 11枚(円形絞り) | 9枚(円形絞り) |
| インナーズーム | 対応 | - |
| AFモーター | ボイスコイルモーター | ステッピングモーター |
| クリック感切り替え | 対応 | - |
| フィルターサイズ | 77mm(P=0.75mm) | 82mm(P=0.75mm) |
| 寸法 | 約84mm(最大径)×142mm | 約89mm(最大径)× 126mm |
| 質量 | 約675g | 約805g |
| 直販価格 | 371,800円(税込) | 330,000円(税込) |








コメント
コメント一覧 (1件)
某Canon系チャンネルの検証動画では隅の解像力が1型より劣るとありましたね。フォーカスブリージングに対応した結果では?とのこと。
Zレンズは逆光耐性が一段と良くなっているように思う(回折系レンズを除く)。そして何よりこのレンズの登場で、今後いよいよ普及帯にSSVCMが導入されることが確定的になっただろう。大口径の超望遠レンズを除いた単焦点レンズ群、100-400mm等のSラインズームにも次期型には期待したい。