自分のEOS R5でバッテリーがなくなるまで、回復期間やシャットダウンすることなく8kビデオを録画できるようになった。
証拠動画を撮影したが、それではどのようなオーバーヒートの問題も、温度センサーをモニタリングすると、8k録画で20分経過後のカメラの内部温度に起因するものではなく、ファームウェアの人為的なタイマーによる制限の結果であることを明らかに示している。
EOS R5で行った自分のテクニックは、Horshack’sの撮影後や、通常の電源OFF時における不揮発性RAMに設定情報が記録されるという方法についてのアイデアを元にしている。バッテリーのフタに小さなネジをさして、バッテリーを抜いたり、メモリカードを交換することで、カメラに不自由なタイマーを忘れさせることができる。
これで、50分間の8k録画テストで行ったことだ。
00:00 – 常温状態からEOS R5の電源を入れる
01:00 – バッテリーのフタを取り外し、カメラの電源をOFFにする。だが、カメラの電源スイッチはONのままにしておく
01:30 – バッテリードアのセンサーの小さなネジを差し込む
02:00 – ビデオ録画モードをDCI 8K解像度(IPBコーデック)からSDカードに設定する
02:10 – 録画開始
17:00 – 約17分経過(オーバーヒートのアイコンが点滅)
17:05 – この時点で録画中にバッテリーを抜く
17:15 – バッテリーを外した状態でSDメモリカードを抜き、新しくフォーマットしたSDカードを代わりに挿入する
17:20 – バッテリーを元に戻すと、電源が元に戻り、オーバーヒートの警告はなくなり、タイマーはリセットされる
35:00 –さらに17分の録画が可能
50:00 – テスト終了基本的にはバッテリーが亡くなるまで続けることができた。
(記事を一部引用して意訳しています)
EOS R5で8k動画を連続して撮影する方法
EOS HDがEOS R5で8k動画を連続して撮影する方法について報告しています。
記事によれば、バッテリーのフタのセンサーに細工をすることで、8k動画を連続して撮影できたとしています。これまで、様々な方法が編み出されていたわけですが、その詳細はこちらの記事をご覧ください(参照 EOS R5オーバーヒート 温度センサーなく時間で警告?? 意図的な制限か??)。
これまでのEOS R5へのハッキングに関するまとめを記述してみます。
・バッテリー、メモリカードを入れず、外部電源、外部録画装置を使うと長時間使うことができる
・オーバーヒート警告が出てからカメラ内部にあるボタン電池を外すと録画可能時間が延びる
・イメージセンサーやイメージプロセッサの温度とは関係なく警告が表示される
・バッテリーのフタのセンサーに細工すると、録画可能時間が伸びる
このことから、どうやら熱とは関係なく、単に時間でオーバーヒートの警告がでているのではないか?ということが海外での概ねの結論となっています。
そして、バッテリーのフタを開くとバッテリーが抜かれるという合図のため、現在の録画時間を内部の不揮発性メモリに保存し、バッテリーを入れてフタを閉めると、バッテリーが挿入されたという合図になるため、不揮発性のメモリから録画時間に関する情報を再読み込みするのではないか?という推測がなされることになりました。
だったらフタを閉めたままにしておけばいいじゃない?
そして、これらの解決法はメモリカードを利用せずHDMIを利用して、外部の録画機器に対してのみ成立するハッキングとされていました。8k動画は内部メモリカードしか記録できなかったため、この手法では4k 60pの全画素読み出しからのダウンサンプリングまでしか対応することができませんでした。
だったら・・ということで編み出されたのが今回の手法のようです。その方法は簡単で、バッテリーのフタのセンサーにネジを差し込んで、ずっとフタを差し込んだ状況だとカメラに思わせてしまえばいいじゃない?という方法のようですね。
カメラが現在の録画時間を内部メモリに保存するのが、バッテリーのフタの開け閉めのタイミングで行われているということで、それを利用し、ちょうどいいタイミングでバッテリーやメモリの交換をすることで、8k動画をオーバーヒートの警告無く連続して撮影できるとしています。連続で撮影というより、交換のための休止時間や、タイマーで設定されたシャットダウンはどうしても必要になりますので、所定の回復時間を待たなくてもすぐに録画を開始できるという状況になるのだと思われます。
この調子だとサードパーティーから、EOS R5のバッテリーのフタの開閉センサーの部分に取り付ける部品が発売されるのもまもなくだと思われますね。
海外ではこの発熱問題は多く取り上げられていて、日本でEOS R5がランキング1位になったことを不思議に思うかのような記事も取り上げられています。静止画は結構よいとか、AFがいいと思われるという感じですね。
それだけ海外では結構、一眼レフやミラーレスに動画性能を期待している人が多いのだなということを感じました。確かにスチルしか撮影しない人が多いのか日本ではこの問題に静かな印象があります。
日本では問題ないと思うのですが、それでも海外では結構な情報が出回る状況になっていますので、今回のことがどのように落ち着くのか少し心配ではありますね。
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