NIKKOR Z 50mm f/1.4サンプル画像
NIKKOR Z 50mm f/1.4のサンプル画像が公開されています。良くも悪くも個性があるレンズで、使う人によって評価がわかれるレンズとなるようです。この記事ではNIKKOR Z 50mm f/1.4について詳しくお伝えします。
NIKKOR Z 50mm f/1.4サンプル画像-個性的なレンズ?
ニコンが今年の初めにNIKKOR Z 50mm f/1.4を発表したとき、ニコンはこのレンズと、その35mmの兄弟モデルがニコンのSシリーズレンズとは異なり、絶対的な解像性よりもキャラクターを重視していることを示唆していた。
その意味を理解するためにサンプルギャラリーを撮影した。これには、様々な絞りでの周辺光量落ちや、縦方向の色収差の性能を示す一連の画像が含まれている。
これは決してレンズのレビューではないが、開放絞りでのNIKKOR Z 50mm f/1.4にはかなりの周辺光量落ちと縦方向の色収差があることは明らかだ。これが良いことなのか、悪いことなのかは、個性とみるか欠点とみるかによるだろう。しかし、価格に関しては主観的なものはない。NIKKOR Z 50mm f/1.4は496ドルで販売されており、ニコンの開放f値の大きな50mm f/1.8 Sよりも約130ドル安い。
個性とみるか欠点とみるか
DPREVIEWがZ 50mm f/1.4のサンプル画像が公開されています。低価格で大口径ということで話題となったニコンの非S-Lineのf/1.4単焦点シリーズですが、その性能や画質に関しては賛否両論があるようです。
全般的に低価格であることで多少の画質の問題については許容されている傾向のようですが、レビューをみると口径食が大きい、球面収差が強い、コマ収差が大きいなどといった指摘をされている例もあります。


しかし、これをレンズの個性とみるかどうかによって評価が分かってくるのかもしれません。今回のサンプル画像の注釈でも、口径食と色収差があることは明らかで、これが良いか悪いかは、それをこのレンズの個性とみるか欠点とみるかで変わってくるとしています。
特に最近は古いコンデジで撮影された画像がエモいなどとして人気になっていますが、そういう今なら逆に個性的なレンズと受け取る人も多いかもしれませんし、四隅までばっちり解像させたいという人にとっては、あまり性能の良くないレンズということになるかもしれませんので、難しいところかもしれませんね。
実際にサンプルギャラリーをみても、JPEGをみているからか個人的にはそんなに気にならないですが、皆さんにはどのように見えるでしょうか?目利きのできる人がいたら教えていただけると嬉しいです。
さらに「2025年 ニコンから発売を期待したいレンズのリスト 手頃に望遠ズーム 小型単焦点ほか」ではニコンに発売して欲しいレンズに関して詳しくお伝えします。
NIKKOR Z 50mm f/1.4の主な仕様
| 型式 | ニコン Z マウント | 
|---|---|
| 焦点距離 | 50mm | 
| 最大口径比 | 1:1.4 | 
| レンズ構成 | 7群10枚(非球面レンズ1枚) | 
| 画角 | 47°(撮像範囲 フルサイズ/FXフォーマット) 31°30′(撮像範囲 APS-Cサイズ/DXフォーマット)  | 
| ピント合わせ | マルチフォーカス方式、IF(インターナルフォーカス)方式 | 
| 最短撮影距離 | 0.37m | 
| 最大撮影倍率 | 0.17倍 | 
| 絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) | 
| 絞り方式 | 電磁絞りによる自動絞り | 
| 最大絞り | f/1.4 | 
| 最小絞り | f/16 | 
| アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) | 62mm(P=0.75mm) | 
| 寸法 | 約74.5mm(最大径)×86.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) | 
| 質量 | 約420g | 
| 付属品 | • レンズキャップ62mm LC-62B(スプリング式) • 裏ぶた LF-N1 • レンズフード HB-115  | 
レンズ構成図
MTF曲線
(source)DPREVIEW
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コメント
コメント一覧 (0件)
こんないかにも政策的に企画されたレンズをとやかく言っても余り意味がない
外国人特有の数字で物を語ろうとする時にお金の話を持ち出すから余計に議論が矮小化される
F1.2以外のZマウント50mmを比べました。1.4の所有者です。
SやMCに比べると周辺から隅は甘く、画面全体で解像力のある写真を撮るならある程度絞る必要があります。ただし絞ればどのレンズも差はありません。解放からの周辺減光は大きいですが、そもそも1.4側であまり隅などに被写体を置くことはないと思われるし、ヴィネットコントロールで調整が可能と考えれば、それも「味」だと思えます。実際1.4のボケ具合と周辺減光が上手く働く場合が多いので、本レンズを味わいたければ周辺減光もありで楽しむのも一興でしょう。
解放時の撮影では可能な限り被写体を中心に置いたほうが良いかと思われます。遠景ならまだしもある程度近景になると厳しいです。ボケも基本的にはとても素直で綺麗ですが、背景によってはうるさく感じます。
人に勧めるならトータルバランス的に間違いなく1.8Sですが、このレンズも1.8として使えば言うほど癖も無く素直に使えるレンズです。もちろん他社の高級な50/1.4と比べると色々粗も出てきますが、1.4まで使える比較的安価な純正と考えた場合は面白いレンズかと。
ちなみに解放から隅まで解像したいならMC50一択です。1.8Sよりも安定した解像力を誇ります。
明るい物の輪郭に少し色が付くが少し絞れば解消される。
また通常の輪郭部分であれば何も問題はないと思います。
周辺光量落ちは補正が可能なので何も問題はないと思います。
なので通常使うには十分楽しめると思います。
なお最近は周辺光量落ちを周辺減光(誤用)と言われるらしい。