EOS R1の開発発表でわかること
EOS R1がいよいよ開発発表されました。EOS R1の画像とプレスリリースからわかる内容について探ります。
キヤノンがついにEOS R1を正式発表しました。やはり、パリオリンピックにあわせて投入ということで、これまでのフラッグシップの開発サイクルと同じサイクルで登場したことになります。
キヤノンは、開発発表にあたり、製品の写真とプレスリリースを公開しています。
このことからわかることを少し眺めてみましょう。
まずはEOS R1の写真です。全体的なデザインはEOS R3を踏襲し、非常に流線型のモダンなデザインで、かなり似ていることがわかりますね。ただ、右肩部のボタンの配置が若干違うように見えますし、EOS R1では縦構図時のレリーズボタンあたりが、少し丸みを帯びたデザインになっていることがわかります。
EOS R1とEOS R3の写真ではどちらも同じレンズを取り付けてありますので、レンズのサイズが同じになるように画像全体を拡大縮小して並べると上記のような画像になります(画像タップで拡大します)。
このようにみると、EOS R1のほうがよりなで肩になったぶん、実は一回り小さい可能性があるかもしれません。
プレスリリースの内容を読み解く
キヤノンのEOS R1の開発発表のプレスリリースはこちらからご覧になることができます。そこにはいくつかの重要なキーワードが記述されています。まとめてみましょう。
- 新開発のCMOSセンサーを搭載
- 新開発の映像エンジンシステム DIGIC Acceleratorを採用
- 新イメージプロセッサで大量データの高速処理を可能にしている
- 静止画、動画性能を飛躍的に躍進(R3と比較して)
- 被写体追尾性能が向上し、ターゲットした人の手前を別の人が通過しても追尾可能
- 被写体のアクションを認識し、例えばシュートしようとしている選手にAFフレームを移動させるなど
- 画像ノイズの低減をカメラで実現が可能
このように、プレスリリースからわかることは、新しいイメージプロセッサが搭載することが確定しました。当たり前と言えば当たり前ですが。それにより被写体の認識/追尾能力が向上する他、カメラ内のノイズリダクション機能が強化され低ノイズの撮影が可能になるとしています。
この被写体認識機能については、EOS R5 Mark IIに搭載される機能として噂が流れていました。しかしEOS R1にも同様の機能が搭載されることになりそうです。ただし、EOS R1の噂とEOS R5 Mark IIの噂を誤認していた可能性もあるため、EOS R5 Mark IIにはこの機能が搭載されるかどうかは未知数となりました。
というわけで、発表された内容から細かく見てみました。皆さんはどう思いましたか?
それから、最後にこれ重要でした。EOS-R1ではなくEOS R1でしたね。
(記事元)キヤノン
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コメント
コメント一覧 (4件)
正面から見るとR3と比較しボタンが二つ増えた事とEOSの文字の
右上にランプらしき物が追加されていますね。
タリーランプとは思えませんし何でしょう。
EOS R3 の正常進化のようで特許にあった取っ手の付いた形状や
磁性流体も使っていないようですね。
プロ機なので飛び道具なし、高速で正確なAFや堅牢性を重視してい
るのかもしれませんね。
プロが使うにはそれが一番いいのかもしれません。
一つ書き忘れました。
新開発のDIGIC Acceleratorは高速処理が必要なDPCMOSの
クロス配置のためかもしれませんね。
遂に発表来ましたね。TOFの評価を見直さなくてはいけないかも。となると、来週の何かしらの発表にも期待が持てるかな?
R3よりも軍艦部が高くなってるように見えます。視線入力もさらに進歩しているのか、それすら不要な性能になっているのか。
焦らしに焦らして発表された”1″が何を見せてくれるのか、楽しみでなりません!
プレスリリースは全てが抽象的で具体的な数値なり、技術説明が無いですね。
単に良いものを開発しますだけで、実際に出てきたものを見るとSONYセンサーのα1やZ9には及ばなかったにならないと良いのですが。