ニコン 海外で延長保証を開始
ニコンは、ヨーロッパの一部の国でNIKKOR Z製品向けの延長保証プログラムを静かに開始した。例えば、イタリアでは、Nikon Z機材に6年保証(イタリアのNital経由)、Coolpixと一眼レフは4年保証。Nikon UKとNikon ベルギーでは、新しいNIKKOR Zレンズに無料の5年延長保証。
更新: 今日時点で、Nikon Europeは公式ニコン販売店、ニコンストア、ニコンプラザで5年保証を提供し始めた。トルコを含むヨーロッパ全域が対象のようだ。
以下は、オンラインで確認できたニコン欧州保証の概要(正確な条件は国ごとのニコン公式サイトまたは販売代理店を確認すること。国によって若干異なり、変更される可能性がある):
- イタリア:Nikon ZカメラとNikkor Zレンズに6年保証(Nital経由、30日以内の登録が必要)
- イギリス:標準1年+新しいNikkor Zレンズに5年保証(無料登録)
- ドイツ:標準1年
- フランス:標準1年
- スペイン:標準1年
- オランダ:標準1年(販売店が延長を付けることが多い)
- ベルギー:標準1年
- ポーランド:標準1年
- オーストリア:標準1年
- スウェーデン:標準1年
- デンマーク:標準1年
- フィンランド:標準1年
- ノルウェー:標準1年
- スイス:標準1年
- その他EU諸国(チェコ、ハンガリー、ギリシャ、ポルトガルなど):標準1年
補足:
- Nikon Europeの標準メーカー保証は、ほとんどのデジタル製品で製造上の欠陥に対して1年。
- イタリアやイギリスのような延長保証は、販売代理店やプロモーションによるもので、製品登録が必要。
- EUの消費者保護法により、販売店が対応する最低2年間の法的保証が別途存在する。
Zレンズ登録で5年保証に
ニコンが海外で製品の延長保証を開始したとNikonRumorsが伝えています。
記事を読むと、カメラ本体の話なのかレンズの話なのか、またどの国の制度なのかが少しわかりにくいのですが、主にZレンズの保証に関する内容が中心のようです。
記事によれば、現在、欧州のニコン各国サイトではZレンズの延長保証が「5年」に変更されたと告知されており、製品購入後90日以内に登録すれば、その保証が適用されると記載されています。つまり、Zレンズについては、どの販売店で購入してもニコンの公式サイトで製品登録を行えば、無料で自動的に5年間の保証が受けられるようです。
一方で、カメラ本体については同様の記載が見当たらず、現時点では従来通りの1年保証のままであると考えられます。
欧州だけがこのような長期保証を提供しているのは不公平に感じるかもしれませんが、背景には2024年にEUで成立した「修理する権利(Right to Repair)」の法整備があるようです。この制度は、2026年7月までに導入が義務付けられており、製品を「壊れたら買い替える」のではなく、「修理して長く使う」ことを促進し、環境負荷を減らすことを目的としています。
では、なぜ最初から長期間の保証を付けるのかというと、この制度には「保証期間中に修理を受けると、さらに1年間保証が延長される」という仕組みが含まれているためです。たとえば、2年保証の製品を修理すると、保証が3年に延長されるということになります。これにより、保証内で故障した場合に新品交換ではなく修理を選ぶインセンティブが働くようになっているのです。
さらに、「どうせ修理で保証が延びるなら、最初から長い保証期間を設定したほうが購入者にとって安心感がある」という考え方もあり、欧州では長期保証を導入する製品が増えてきているようです。今回のニコンのZレンズ保証延長も、そうした流れに沿った動きと見られます。
なお、日本では、標準ではカメラ本体もレンズも1年保証ですが、ニコンイメージング会員に登録し、製品登録を行うことで、追加で1年延長され、合計2年間の保証が受けられるようになっています。



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