キヤノン カメラの外部委託を本格化か
キヤノンが絶好調時の資本効率を再び目指す。2025年12月期で9.8%を見込む自己資本利益率(ROE)について、田中稔三・最高財務責任者(CFO)は「来期以降の早期に12%にする」と話した。18年ぶりの高水準だ。様々な製品の下位機種で生産の外部委託を検討することも明かした。カメラやプリンターなどが対象になる可能性がある。
低価格商品が対象か?
キヤノンがカメラの生産の外部委託を検討していると日本経済新聞が伝えています。
記事から、キヤノンは自己資本率を交渉させるため、様々な製品の生産を外部委託する可能性があることがわかります。対象は下位製品で、カメラやプリンターなどが対象になる可能性もあるようです。
キヤノンはこれまでも生産の外部委託を検討することを明かしており、今回の記事もそれに則ったものになりますが、内部では検討が本格的に進められている様子がわかりますね。
自己資本利益率とは、投下した資本に対して得られる利益の割合のことで、どれだけ効率よく資本を投下しているかの指標となります。今回、生産を外部委託することで、生産工場などの設備投資額を抑えることができたり、外部の専門メーカーに委託することで製造コストや人件費を抑えられる可能性があり、自己資本が少なくすることができるため、外部委託することで自己資本利益率を増やすことを狙っているようです。
以前の記事では、低価格帯のデジタルカメラ、おもにコンパクトデジタルカメラが対象になるとされており、これに限定されるのであればPowerShotやIXYの廉価モデルが海外のメーカーに委託して生産してもらうことになりそうです。これにミラーレスカメラが対象となっているのかは現時点では不明です。仮にミラーレスカメラの生産が外部に委託されるとしたら、EOS R100やEOS R50などが対象になるかもしれません。
さらにEOS R7 Mark IIの噂を「EOS R7 Mark II 4000万画素 野生動物向けのカメラとの最新情報」で詳しくお伝えします。


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