サムスンが2億画素イメージセンサーを開発
サムスンが2億画素のイメージセンサーを開発したそうです。いったいどこまで高画素化していくのでしょうか?なおアイキャッチ画像はイメージセンサーのイメージ画像です。
サムスン電子が今回公開した「ISOCELL HP9」は業界初開発の望遠用2億画素モバイルイメージセンサー。0.56マイクロメーター(um・100万分の1メートル)の大きさのピクセル2億個を1.4分の1インチ(1/1.4)のオプティカルフォーマットに具現した。独自開発した高屈折マイクロレンズを活用して細かな撮影が可能で、光が少ない環境でも被写体を鮮明に映し出す。3倍(光学ズーム)望遠モジュールに搭載すれば最大12倍ズームまで鮮明な画質を具現する。
サムスンが2億画素のイメージセンサーを開発したことが明らかになりました。
センサーはスマホ用で、センサーサイズは1/1.4インチ(1.4分の1)ということで、1インチのセンサーより一回り小さなセンサーになります。そのサイズに2億画素も画素を作ってしまうといろいろと心配になりますね。
サムスンによれば、明るい場所では2億画素、やや暗い場所では5000万画素になり、より暗い場所では1250万画素のセンサーとして利用できるとしています。いわゆる隣接した画素を一つにまとめるビニングを行っているようです。しかし、隣接する画素のカラーフィルターは異なる色になっているはずなので、どうやってビニングしているのでしょうか?
ひょっとして2億画素のベイヤー配列のままで、8×8×画素の中にあるRGBをそれぞれ合成して画像にしているのでしょうかね?それでも回折は免れないと思うのですが、こちらはスマホのCPUやらイメージプロセッサやらを使って解像感を高めるような処理をしているのでしょうか?気になりますね。
(記事元)サムスン
(記事元)Yahooニュース
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コメント一覧 (0件)
クアッドベイヤー(4画素をまとめて1色のカラーフィルター)をさらに発展させた16画素をまとめて1カラーフィルターにしたセンサーですね。
4画素ビニングして50MP、16画素ビニングして12.5MPとして使えるという説明ですが、もちろんカラーフィルターの物理的な位置は変えられないため、センサーチップ内部で配列変換処理を行って、通常のベイヤーセンサーと同じような信号を出力しているようです。
参考: https://www.sony-semicon.com/ja/technology/mobile/quad-bayer-coding.html
これはソニーセミコンダクタソリューションズの解説ですが、サムスンも同様の構成だと思われます。
なんだか誤魔化されているような気もしますが…
ソニーのクアッドピクセルCMOSとは異なり明るい場所では
画素分割組み替え、暗所では画素混合でS/N比を稼ぐように
なっているのかもしれません。
昨年、ニュースになったサムスンのスマホで月を撮影したら、「AIでディテールを強調する処理を生成」というコンピューティナルフォト機能がある
https://gigazine.net/news/20230316-samsung-blog-fake-moon-photo/
ので、スマホは画素ピッチをいくら小さくしても解析が起きずに鮮明な(デジカメ世代から言わせると偽物)写真が取れるので問題ないでしょう。
それよりもテトラピクセルにより、センサーだけで4倍ズーム(光学3倍レンズだと12倍)ができる利点はスマホだけで撮影する層には受けそうですね