キヤノンの一眼レフ用交換レンズの販売店が激減中
先日、キヤノンのEF-Sレンズの多くが在庫僅少になっているという話題を投稿しました。
いまのところキヤノンのレンズで在庫僅少になったり、販売終了になっているレンズは以下のレンズです(現在のキヤノンのレンズラインナップに記載されているもののみ)。
・EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II → 販売終了
・EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM → 在庫僅少
・EF-S18-200mm F3.5-5.6 IS → 在庫僅少
・EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM → 在庫僅少
・EF-S60mm F2.8 マクロ USM → 在庫僅少
このうち後継レンズが発売されているものがありますので、これら全部の焦点距離のレンズが全滅するというわけではありません。詳細は上記の過去記事をご覧ください。
それでは、現在販売されているレンズについてはどのようになっているのでしょうか?ということで、価格.comで、キヤノンのホームページに掲載されているレンズで上記以外のレンズについて少し調べてみることにしました。
APS-C一眼レフ用交換レンズの供給が滞っている?
さてEF-S用の交換レンズについて、価格.comで在庫なしとなっているショップ数を調べたのが以下のようなリストになります。
■ 現在在庫なしになっているショップ数
・EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STM 18/44
・EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM 12/35
・EF-S 17-55mm F2.8 IS USM 12/21
・EF-S 18-55mm F4-5.6 IS STM 16/22
・EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM 19/19
・EF-S 24mm F2.8 STM 13/24
・EF-S 35mm F2.8 マクロ IS STM 19/27
こうみると、多くのレンズで半数のショップ数で在庫なしの状況になっています、特に、EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USMなどはすべてのショップで入荷待ちの状態になっていますし、EF-S 35mm F2.8 マクロ IS STMについてもほとんどのショップで在庫なしの状況になっていることがわかります。どうしてこのような状況になってしまっているのでしょうか?
可能性としては3つほど考えられるのかな?と思います。
一つは旭化成マイクロシステムの火災や世界的な半導体需要が旺盛になっていることで、レンズの生産に必要な半導体が入手できない可能性です。新型コロナウィルスの影響がでている可能性もあると思います。
二つ目は、こんなことが可能かどうかわかりませんが、既存のレンズ生産に関するリソースを、RFマウント用のレンズを充実させるために割いているので、EF-Sマウント用レンズの生産能力が低下している可能性というのもあるのかな?と思いますね。
そして3つめです。最近、海外で頻繁に噂されているのですが、EFマウントレンズのディコンについて関係している可能性です。海外ではEFマウントレンズについては、かなりはやいスピードでディスコンが進んでいるかもしれないという噂をしているサイトが多くあります。今回調査したレンズはEF-Sマウントのレンズですが、廉価な一眼レフでも同様にミラーレス化を推し進めている可能性があり、レンズの供給が縮小しているという可能性も考えられそうです。
実際には様々な要因が複数絡んでいると思っています。たぶん半導体不足や新型コロナウィルスによるサプライチェーンの問題が関係しているのだとは思いますが、実際にはどうなのは少し心配になりますね。
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