CIPA 出荷数量に異変
大きく伸びるコンデジ出荷数
デジタルカメラの出荷数量をCIPAが発表しています。発表されたのは、2025年10月のレンズ固定式とレンズ交換式の出荷数量です。上記は資料を一部引用したものになりますので、すべての資料は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
さて、2025年のデジカメ出荷数量は、レンズ固定式もレンズ交換式も、過去2年を上回る月が多くなっており、デジカメの売れ行きも完全に底から脱したと考えて良さそうです。
その中でもレンズ固定式は絶好調で、去年から大幅に出荷数が復活しており、2025年10月に至っては前年の60%ほど出荷数量が増えていることがわかります。これは2025年10月頃より、それまで受注が停止されていた製品が受注を再開したり、コンデジの新製品が発売されたことが大きいのかなと思いますね。
レンズ固定式カメラの地域別の出荷数量の推移は以下のようになっています。
| レンズ固定式出荷数量 | 前月比 出荷数量 | 前年同月比 出荷数量 |
| 日本 | 141.4% | 125.8% |
| 中国 | 138.7% | 145.9% |
| 欧州 | 121.9% | 96.2% |
| 米州 | 116.9% | 114.0% |
欧州では2024年10月より出荷数量が落ちていますし、米州も14%増えたに過ぎません。しかし日本と中国が好調で、特に中国は前年の50%増しとなっており、中国向けの出荷数量が増えていることがわかります。
全体的にコンパクトデジタルカメラの出荷が増えていますが、これにはコダック製品などは含まれていないため、実際にはさらに多くの製品が売れていると思いますね。各国で安いデジカメによるエモい写真を撮影したいという人が増えている可能性が高いと思われます。
また、スマホで撮影すると通知が気になるという人もいるようで、スタンドアローンのカメラが好まれている可能性もあり、より写真撮影に集中したいという人も増えているのかもしれません。
–CIPA







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