ARRIが事業の売却を検討か
ドイツの動画撮影用カメラで有名なARRIが事業の売却を検討しているというニュースが流れています。この記事でこのニュースについて詳しくお伝えします。
事情に詳しい関係者によれば、ドイツの撮影用カメラやその他の機材を製造するメーカーであるARRIグループは、事業の全株式、または一部の株式の売却を含む選択肢を検討しているという。
関係者によれば、ミュンヘンに拠点を置くARRIの経営陣とオーナーは、潜在的なアドバイザーとの初期協議を行っているという。情報が非公開であるため、関係者は匿名を条件とした。
取引は過半数株式、または少数株式の売却を含む可能性があるという。また、同社は事業の効率化を図るため、コンサルタント会社とも協力していると関係者は述べた。
賞レースでは常連のシネマカメラメーカー
シネマカメラを製造販売しているARRIが、事業の全株式、または一部の株式を売却することを検討しているとブルームバーグが伝えています。
記事によれば、まだ調査段階としながらも、アドバイザーとその可能性を検討している初期段階にあるとしています。また、ARRIは事業の効率化を図るため、コンサルタント会社とも協力していると伝えられています。
ARRIはシネマカメラを製造販売するメーカーとして有名で、2023年の映画のオスカー賞(アカデミー賞)では、受賞した作品の過半数以上がARRIのカメラで撮影されていたというほどのメーカーです。
株式の売却の理由は記事からはわかりません。しかし、事業の効率化を図るためとしていることから、これだけ有名な映画作品に使われるカメラを製造していながらも、経営は厳しい状況にあることが示唆されています。もし経営的に厳しい状況にあるとすると、今後の事業の継続が困難になることから、経営資金を得るために株式を一部売却するか、事業そのものを売却して事業を継続させようとしている可能性があるのかもしれません。
最近では、同じくシネマカメラを製造販売しているREDがニコンの子会社となり話題になりました。シネマカメラではソニーのカメラの活躍が著しく、ひょっとしたら他のカメラメーカーがARRIの株式を引き受ける可能性も考えられるかもしれません。
今回の株式売却の理由は不明ですが、シネマカメラやその関連機器の専業では厳しいということなのでしょうかね?
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コメント
コメント一覧 (2件)
コンシューマー用、写真用と地続きにしたソニーのシネマカメラ戦略に押されているんですかねぇ。(キヤノンも同様でしょうがシェアを知らない)
RED持ちのニコンは別として、ソニーを追いたいキヤノンやパナ、新参で販路や技術の欲しいフジなど買いたがる企業は多そうです。
国内のソニー、キヤノン、パナソニック、池上通信機等どこも
手を出さないんじゃないかと思います。
もしあるとすればソニーぐらいかなと思います。
ソニーの主力はエンターティメント事業なので一部の株式買取
ぐらいならするかもしれません。
意外と中国企業が乗り出すかも。