ソニーの15コマ制限
シグマがソニーの15コマ/秒制限について述べていることが明らかになりました。この記事で詳しくお伝えします。
44分からはシグマCEOの山木氏のソニーの15コマ/秒制限について質問している様子が見られる。山木氏は、このことについてコメントすることは難しいと慎重に答え、もちろん将来的には変更されることを期待すると述べている。
ソニーはこのような厳しい制限をすることで自分自身を傷つけていることを認識してほしい。
15コマ/秒に制限解除はあり得るのか
ソニーがサードパーティレンズメーカに連写制限を設定していることについて、シグマの山木さんが質問に答えています。インタビューでは、ソニーが15コマ/秒の連写制限を設定していることに関してはコメントすることが難しいとしていて、その上で将来的に制限が解除されることを期待していると述べているようです。
サードパーティレンズメーカのレンズをソニーのカメラに取り付けた場合、連写性能が15コマ/秒に制限されるレンズがあり、これによりスポーツ撮影や野鳥の撮影、素早く動く被写体の撮影においてうまく撮影できないケースが多くなってしまうという懸念材料がありました。しかし、現時点ではこれはソニー側が設定していることであり、解除することはできないようです。
当サイトでもずいぶん前に指摘していましたが、ソニーがミラーレスカメラでシェアを増やした場合、現在の電子接点のままで、その通信方法を工夫したり、何かしらの特別な処理を行うことで、カメラの一部の機能を使えないようにするのではないかと記述したことがありました。
完全にEマウントを開放してしまえば、当然ですが安いレンズのほうが売れるため、ソニー製レンズは購入されなくなってしまいます。また、メーカにとってはレンズの販売で得られる収入も含め、全体でカメラ事業から得られる利益を考えているはずなので、いずれソニーのミラーレスカメラのシェアが高まったとき、ソニー製のレンズ以外に何らかの制限が出るような施策を行うのではないかと思っていました。結果的にそれは正しくなってしまったわけですが、特に連写が必要な撮影をする人にとっては、かなり残念な制限になってしまったのかなと思いますね。
それでも一般的なカジュアルに撮影を楽しむユーザであれば、それほどの連写性能は必要ないでしょうから、サードパーティの廉価なレンズが手に入るというのは嬉しいので、ある意味ではバランスの取れたやり方なのかもしれませんが、意見はわかれそうです。
さらに「SIGMA BFの月産台数が判明か 24時間フル稼働で月産270台ほどの可能性」ではSIGMA BFの月産台数について詳しくお伝えします。
(source)SonyAplhaRumors
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純正とサードで何らかの違い(制限)を設けることには納得ですが、記事でもあるように現状連写・テレコンと動体・超望遠ユーザーが割りを食う状況になっているのがどうしても腑に落ちません。業務では大きく支障が出ています。
もちろん純正レンズとボディとのマッチングのメリットは理解していますし、必要に応じて買うし使うんですから、こういう不誠実な事はやめて、ぜひ純正メーカー側には誠実な対応を求めたいですね。
解除したところで純正メーカー側には何のメリットも無いですからねー
それだったらニコンやキヤノン並に純正の望遠レンズを充実させないとユーザーも納得いかないんじゃないかな。でも現実はそうはいかない訳で…。ライバルメーカーが積極的にサードも充実させてきたら焦って解禁するかもしれない。
CP+でシグマの方にお話伺いましたが、シグマとしてはやはり口惜しい思いを持っているそうですね。300-600も他の超望遠も、この枷が無ければもっと売れるでしょうし。イコール純正を食う、になりますし、ボディ拡販の利点と釣り合わないんでしょうが。
ちなみにZやRF(フルサイズ)も「出したいけど……」なご様子。やはりレンズごとに許諾を出しているのでしょうね。
無制限に出ればユーザーは嬉しくサードも潤いますが、肝心の純正メーカーの取り分が減ればマウント存続にも影響しかねませんし。
機能制限のソニー、APS-C限定のキヤノン、どちらとも違う(OEM先のタムロン優遇?)のニコン……サード戦略が各社分かれているのは興味深いところです。
一部制限を課しているのは、Eマウントが普及した現状ではもはやサードレンズは不要もしくは重要で無いという事かも知れませんね。
キヤノンやニコンがレンズメーカーに対して神経質になるのは、カメラはレンズで儲けるというビジネスが確立しているためでしょう。
フィルム一眼レフ機の普及機などは、大手量販店が独自にシグマやタムロンのダブルズームを組み込んだレンズキットなどを販売していましたので、キヤノンやニコンは相当神経質になっていたと思います。いわんや、現在のようにサードレンズメーカーも大変技術力が向上した今では、より慎重にならざるを得ません。
ユーザーファーストで考えると、全てのサードパーティにマウント規格を開放してユーザーが自由に選択出来るようになれば良いのでしょうが.....。