カメラ市場動向
デジタルカメラ市場が復活しつつあるものの、それは特定ジャンルのカメラだけかもしれません。この記事ではデジカメの年末商戦の動向について詳しくお伝えします。
特に伸びたのがレンズ一体型のコンパクトカメラ。12月の台数前年比が132.7%を記録した。一方、単価上昇で勢いが鈍化したレンズ交換型は、8月以降販売台数で前年割れが続いていたが、12月に101.0%と、わずかながら前年を上回った。カメラ全体では12月、販売台数シェア25.5%でトップだったキヤノン。販売台数前年比が151.4%と売り上げを大幅に伸ばした。シェア18.6%で2位の富士フイルムは前年比107.3%と好調を維持。11.8%のシェアを獲得し初めて3位まで浮上したケンコートキナーは、前年比256.8%と大健闘した。
伸びるコンデジ販売
2024年12月のデジカメの販売動向が分かってきました。上記は一部を引用したものになりますので、全文は記事元リンクからご覧ください。
記事では、デジタルカメラ市場は復活しつつあり、2024年12月は前年の123.7%と20%以上も販売台数が増加したとしています。しかし、特に伸びたのはレンズ固定型のコンパクトデジタルカメラで、レンズ交換式は価格が高くなったこともあってか、前年と同じレベルの販売となっているようです。
そして販売シェアに関しては、1位がキヤノン、2位が富士フイルム、3位がケンコー・トキナーとなり、特にケンコー・トキナーは前年の2.5倍ほど売れているそうで、ちょっとした驚きですね。
上記の統計ですが、これはやはりコンパクトデジタルカメラの人気の高まりによるものと言えそうです。まず、昔のカメラや廉価なカメラのほうがエモい写真が撮影できるということで、かなり人気が出てきているようなので、それにより各社のカメラが売れたのではないのかなと推測します。
キヤノンも安くはないですが、いちおうコンパクトデジタルカメラを販売していますし、富士フイルムはX100VIやインスタントカメラの一部もデジカメにカウントされると思いますので、これが寄与したのかなと思います。
このようにおそらく若い人が安いコンパクトデジタルカメラを購入していて、年末のカメラ商戦を盛り上げたという状況のようですが、問題はこれがいつまで続くのか?ということになると思いますね。コンデジも壊れにくく長く使えるので需要が一巡したら、また落ち込むということも考えられそうなので、何かしらの施策が必要なのかもしれません。
(source)BCN
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BCNは記事で、コンデジの週間ランキング10位までを公表していたりするのですが、なぜかケンコートキナーの機種は出てこないので(10位までにですが)、どの機種が売れているのかがわからずで少しやきもきします。去年6月に出たケンコートキナーの光学5倍ズーム機の売れ行きを知りたいところなのですが。SX740、FZ55、IXY650、EVO、WPZ辺りが常連で、そしてなぜかナガオカトレーディングの機種も10位までに出てきたりしていますが。
USB-Cに絡んで、一応は新機種の今後の登場も期待しています。