キヤノン 中国コンデジ生産撤退で判明 稼働率10%に低下 今後は日本で生産

キヤノンのコンデジ状況の一部が明らかに

現地法人の「佳能珠海(キヤノン珠海)」は1990年の設立。コンパクトデジカメの主力工場として稼働していたが、需要減に伴い生産を縮小。ピーク時の2012年ごろには従業員数が1万人に上ったが、足元では約900人まで減っていた。

NNAより

同工場はキヤノンの中国における唯一のコンパクトデジタルカメラの生産工場だ。キヤノンは珠海工場閉鎖後の生産能力を日本国内に移す予定だが、しばらくは同工場の一部の部品製造ラインを残すとしている。

RecordChinaより

以前に当サイトでも、キヤノンが中国広東省珠海市のデジカメ工場を閉鎖するという報道があったことを報告させていただきました。

 その後の報道で、キヤノンのコンデジ工場における様々な状況がわかってきています。それが、上記で引用させていただいた内容です。

まず、報道によれば、やはりコンデジを生産するキキヤノンの工場は珠海工場のみであることが確かであるということがわかり、キヤノンは完全に中国からコンデジ生産を撤退するということが明らかになりました。そして、コンデジの生産を日本へ移管していくこともあきらかにしています。中国からの移管ということであれば、他の日本以外の海外へと考えると思うのですが、日本への移管というのは意外な感じもします。

確かに日本工場でロボット化が実現し、人件費を考えなくてもよくなっている可能性もありますが、むしろ廉価コンデジからの撤退を示唆しているようにも思え、キヤノンの廉価コンデジがどうなるのか、少し心配になってしまいます。

中国のコンデジ工場の稼働率は10%以下だった可能性

そして、記事では、コンデジ工場の従業員は最大時で1万人ほどだったとしていますが、現在では900人まで減少していたらしいことが示唆されています。

工場の従業員は、すべてがデジカメを生産する人員というわけではなく、管理をする人であったり、食事を作る人がいたりする可能性があることを考えると、実際の稼働率は10%を大きく割り込んでいた可能性が考えられそうです。

筆者はいくつかの中国の工場にいたことがあるのですが、工場周辺に寮のようなアパートがあるのが普通で、食事は三食付きのような感じになっています。そこに地方(主に農村の若い人)の人が出稼ぎのような感じで働きにきて、バス、トイレ共同のワンルームに住んでいるという感じになっています。イメージ的には学校の寮のようなものを想像するとわかりやすいかもしれません。実際に宿泊したこともありますが、おせんべいのような布団で寒かったのを覚えています(お酒でなんとかしました)。

なので、寮を運営する人、食事を提供する人、掃除などお世話をする人も従業員に含まれていたりするので、実質的には生産能力としてはもっと低くなっている可能性もあると思いますね。

キヤノンの工場ですらこのような状況ということで、やはりコンデジ市場の縮小というのは、予想以上に各カメラメーカに影響を与えていたのだなという印象です。撤退するのは簡単ですが、中国の中央政府や地方政府へ悪い印象を与えることは避けたいでしょうし、赤字でもこれだけ頑張ったけど無理でしたぐらいのことをしないと撤退するのは難しかった可能性もあるかもしれません。

今後は日本生産になるらしいですが、そうなるとキヤノンの廉価コンデジはどうなるのでしょうか。高級路線にシフトしてしまうのでしょうかね。少し、今後が気になります。

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「キヤノン 中国コンデジ生産撤退で判明 稼働率10%に低下 今後は日本で生産」への1件のフィードバック

  1. 今後、輸送費高騰や円安で日本での生産の方が無難でしょう。日本の人件費も上がっていないし。
    コンデジは高級化でいいのでは。
    私的には、スマホは写りは良くなっても撮影しにくいので、旅用には1インチのコンデジを愛用しています。PowerShot G3 Xです。

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