DPREVIEW選出 2025年ベストカメラ・レンズ
2025 ベストズームレンズ
FE 50-150mm F2 GM
ソニーはここ数年でいくつもの印象的なレンズを発売してきたが、FE 50-150mm F2 GMほど注目を集めたものはほとんどない。 広い一定開放値と望遠ズーム域の組み合わせは、少なくともこのレベルの光学性能ではこれまでに見られなかったものだ。その結果として、ズームレンズの汎用性を損なうことなく、また持ち運びに苦労することもなく、高い背景分離性能を伴ったシャープな画像が得られる。もちろん、何かを犠牲にする必要はある。非常に高価である。 それでも、光学設計の最先端で何が可能かを示す製品として、非常に興味深い存在だ。
2025 ベスト単焦点レンズ
SIGMA 35mm F1.2 DG Ⅱ | Art
今年はシグマだけでなく他社も35mm F1.2レンズを発表しており、ニコンのバージョンは光学性能の面で優位にあるように見える。 しかし、シグマは全長が25%短く、重量が30%軽く、価格も45%安価であり、ボケ描写の違いを補って余りある。超大口径の35mmレンズは万人向けではないが、この焦点距離が好みであれば、頼れる選択肢だ。
2025 ベストハイアマチュアカメラ
Nikon Z5II
Nikon Z5IIは、近年のカメラがいかに恵まれているかを示す好例である。 表向きにはニコンのフルサイズ機の中でエントリーモデルという位置づけだが、上位モデルに明確な利点がある一方で、実際にはほとんど何も犠牲にする必要がない。このカメラには、ボディ内手ブレ補正、優れた操作性とエルゴノミクス、デュアルカードスロット、AIベースの被写体認識AF、十分な連写性能とプリキャプチャ、良好な動画性能が備わっている。 挙げればきりがないが、要点は伝わるだろう。史上5番目に安価なフルサイズミラーレスとして登場したにもかかわらず、多くの写真愛好家にとって、Nikon Z5IIが制約になる場面を見つけるのは難しいと考えられる。そして、あらゆるものが値上がりした年において、妥協点が最小限に抑えられた手頃な選択肢を評価すべきだ。
2025 プロダクト・オブ・イヤー
Nikon Z5II
今年は、LUMIX S1IIやEOS R6 Mark IIIといった優れた中価格帯のフルサイズ機が登場し、このクラスのカメラに期待される水準を引き上げた。 これらのカメラはどちらもこのタイトルを獲得する寸前まで迫った。 しかし、より控えめなNikon Z5IIこそが、我々にとってより印象的だった。 というのも、より高価なモデルほど高速ではなく、動画性能でも及ばないものの、驚くほど近いレベルに達しているからである。 そしてこのアワードでは、非常に優れた選択肢の中から選ぶ必要がある場合、我々は一般的に、より手の届きやすい方を選ぶ傾向にある。Nikon Z5IIは1700ドルで発売され、現在ではそれ以下の価格で販売されている。 このカメラは、昨年末までニコンのミドルクラスモデルだったNikon Z6IIを上回る性能を発揮する。 前モデルとは異なり、静止画と動画の両方に対応しており、EOS R8とは異なり、ボディ内手ブレ補正も搭載している。エルゴノミクスや操作性は、ニコンの他のモデルからほぼそのまま引き継がれており、バッテリーを小型化するなどの露骨なセグメンテーションも見られない。 ニコンの最新AFシステムを搭載し、非常に高い汎用性を持つオールラウンダーである。 そして、レビューでも述べたように、実際のところ、我々の多くはこれ以上のものを本当に必要としていない。
2025 ベストハイエンドカメラはHasselblad X2D II 100C
DPREVIEWが2025年のベストカメラ・レンズをクラス別で発表しています。上記は一部を引用したもので、この他にも次点の製品、コンパクトカメラやイノベーション賞などもありますので、すべてのランキングは本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
今年もさまざまな製品が発売されたわけですが、DPREVIEWの選出では、2025年のプロダクト・オブ・イヤーにはNikon Z5IIが選ばれました。これはレンズを含めたすべての製品のなかから選ばれたものです。
LUMIX S1IIやEOS R6 Mark IIIが発売されたなかでの選出になりますが、低価格ながら高価格なモデルに近い性能を発揮していることが評価されているようですね。そして、一般的な写真家はこれ以上の多くの機能は望んでいないとしています。多くの人が求めるレベルをうまく満たしているカメラということになるようです。Nikon Z5IIはハイアマチュアカメラでもベストカメラに選出されました。
レンズでは、ズームレンズがFE 50-150mm F2 GM、単焦点レンズではSIGMA 35mm F1.2 DG Ⅱ | Artが選出されています。FE 50-150mm F2 GMに関しては、その驚異的な仕様と驚くべき光学性能が評価され、SIGMA 35mm F1.2 DG Ⅱ | Artは最高級の光学性能ではないが、コンパクトでありながら高い光学性能を実現していることが評価されたようです。
このほか、ベストハイエンドカメラではHasselblad X2D II 100C、ベストコンパクトカメラではRicoh GR IV、エントリー・ミドルクラスでは富士フイルムのX-T30IIIが受賞しました。





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