ニコンのAPS-Cレンズを望む声
Nikon Z50IIを発売し人気となっているようですが、せっかくのカメラなのにニコンからAPS-C用のレンズがないと嘆く声が上がっています。
新しいNikon Z50IIの発売は、ニコンにとって非常に順調に進んでいるようだ。このカメラはフルサイズのフラッグシップモデルであるNikon Z9の一部の性能をAPS-Cセンサーのカメラに詰め込んだもので、D500の正当な後継機を待ち望んでいる写真家たちをしばらくは満足させるかもしれない。
しかし、多くの写真家が疑問に思っていることがある。それは「適切なZ DX APS-C用レンズはどこにあるのか?」ということだ。
確かに、これまで発売されたZ DX用レンズに特に問題があるわけではない。Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR、Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR、Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR、そしてZ DX 50-250mm f/4.5-6.3 VRズームレンズは、どれも良好から非常に良好な結果を提供し、フルフレーム換算で18mmから375mmまでの焦点距離をカバーしている。また、Z DX 24mm f/1.7は、低光量下でも十分に使える小型の単焦点レンズだ。これらはすべて軽量でコンパクトであり、対応するカメラに適している。
しかし、これらのレンズには「魅力」に欠けているとは思わないだろうか?特に明るいレンズというわけではなく、ニコンが自社の光学技術と品質の頂点と言う「S-Line」のレンズでもない。
ニコンはZ FXレンズのラインナップの拡充に大きく前進しているが、2019年から存在するAPS-Cカメラ用の純正レンズがたった5本しかないことを考えると、確かに驚くべきことだ。
「なぜニコンはわざわざそんなレンズを作らなければならないのか」と思うかもしれない。より大口径で高品質なレンズを求める写真家は、当然、フルサイズカメラに買い換えるはずだ、と。もしかすると、それがニコンのマーケティング戦略なのかもしれない。確かにZ FXレンズはZ DXカメラでも利用できる(クロップされるが)。しかし、それは過去に私たちが目にしたDXフォーマットの一眼レフ用のレンズの優れた系譜を無視するものであり、また既に述べたように、多くの写真家がプロフェッショナルレベルのAPS-Cミラーレスカメラとレンズを切望しているという事実を無視している。
(後略)
かつてはあったAPS-C大口径ズーム・・・
ニコンにAPS-C用のレンズをもっと拡充して欲しいという意見が投稿されています。上記は一部を引用したものになりますので、全文は記事元リンクからご覧ください。
さて、記事ではニコンが発売しているAPS-C用のレンズには文句がないが、魅力に欠けており、もっと魅力的なレンズを発売して欲しいと述べています。
個人的にはこの記事で指摘されている通りで(なんでそんなレンズを作らなければならないのか・・・という方の意見)、今のところはフルサイズに注力する必要があるので、APS-Cまで手が回らないというのが実情ではないかと思いますね。そして、ある一定以上の性能のレンズが欲しい場合には、フルサイズに切り替える人も多いというのも、その通りかなと思います。
記事では、引用外ですが、APS-C用のf/2.8通しの標準ズームがかつて存在していたことを指摘しています(上記の引用文中の「DXフォーマットの一眼レフ用のレンズの優れた系譜を無視」するが伏線になって述べられている)が、その頃はフラッグシップのD一桁カメラが、そもそもAPS-Cセンサーだったのでフラッグシップモデルとして当然、f/2.8の大口径ズームが必要だったからであって、いまでは若干必要性が下がっているのだろうと思いますね。
しかし、ニコン純正の大口径のAPS-Cレンズが欲しいというユーザの気持ちもわかりますし、ニコンも当然ですが、それらの気持ちを理解しつつもフルサイズに注力していて開発リソースがないか、発売しても開発費をペイできないのなら発売することができないというところなのだろうと思いますね。
そうなると結局は、シグマ、タムロンあたりに頼りたいということになってくるのだろうと思います。
さらに「オールドコンデジ流行の今 キヤノン ニコン ソニーはコンデジを復活させるべき??」ではコンデジを復活させるべきかどうかについて詳しくお伝えします。
センサーサイズ | APS-Cサイズ/DXフォーマット |
有効画素数 | 2088万画素 |
センサークリーニング | - |
イメージプロセッサ | EXPEED 7 |
手ぶれ補正 | レンズシフト方式 |
高速連続撮影 | 約11コマ/秒 ハイスピードフレームキャプチャ時約30コマ/秒 |
動画撮影 | 最大4k 60p |
シャッター速度 | メカシャッター:最大30秒~1/4000秒 |
ISO | 標準:100~51,200 |
フォーカスポイント | シングルポイントAF: 209点 オートエリアAF:231点 |
EVF | 0.39型 約236万ドット |
背面液晶 | 3.2型バリアングルタッチパネル式液晶 約104万ドット |
メモリカードスロット | SD/SDHC/SDXC USH-II対応 シングルスロット |
サイズ | 約127×96.8×66.5mm |
重量 | バッテリー、 メモリーカード含む: 約550g |
(source)AmateurPhotographer
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コメント
コメント一覧 (13件)
F2.8通しの17-55mmが出たのは2004年ですからね。2015年に16-80/2.8-4を出しているあたり、キヤノンよりはやる気がありましたが。
まぁ純正の新規開発は望み薄として、タムロンの11-20や17-70をサードやT-Lineで出せばいいのにとは思います。明るいAPS-C用ズームが無いのは現状Zマウントだけですし。
この点でまさかRFが先行するとは思っていませんでした……CP+2023でタムロンは「Z APS-Cレンズはあまり売れてない」と述べてたようで、Z50IIのヒットを受けて今年あたり出してきそうな気はします。
ニコンはAPSCについてはそんなにヤル気がないから、期待しないで待つのが良い
シグマでさえも18-50mmF2.8出さないからZマウントは見離されてる
キヤノンはシグマのAPSC単焦点1/23に全て発売決定でしばらくキヤノンのAPSCは盛り上がりそうだけど
Z50IIがIBIS搭載だったらFF用レンズを使っても楽になるんですけどね。
FF用Zレンズは望遠系以外はVRが搭載されてないのでIBISの搭載されてないAPS-C機では使いづらい。
そうなるとAPS-C用レンズの拡充を望む声が出るのは必然のように思います。
今に始まった話でもなく一眼レフの頃からニコンもキヤノンも
似たような状況でしょう。
騒ぐほどの事でもないかなと思います。
ニコンが明るいズームを発売したのはフルサイズ一眼レフがなく
デジタル一眼レフのセンサーサイズはAPS-Cが最適と言っていた
頃の話ではないでしょうか。
シグマの APS-C ズームは手ブレ補正なしなので Z50II で使えてもあまり嬉しく無いですね。
タムロンの Model B070 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD は手ブレ補正ありなので T ラインで出たりするかもですね。
24-120mm とさほど変わらぬサイズなので受けは悪そうですが…
他の記事でもコメントした案ですが
DX の上級 VR 付き標準ズームと FX の広角 VLOG ズームを兼ねる事で市場での需要、利用者にとっての可搬性を上げられないかなと思います。
ニコンのAPS-Cは入門機でありサブカメラとしての位置づけだと思います。
交換レンズも5本で十分と考えているのでしょう。あとはフルサイズ用レンズを使用して下さいというところでしょう。
そして次のステップでフルサイズ機を使用して下さいというところだと思います。
ただ個人的には、16-80mmf/4VRズームレンズを登場させて欲しいと思っています。
APS-Cは入門用なので良いレンズは出さないという方針なのでしょうね。メーカーの意思はかなり固そうなので、もう望み薄かなと最近は思っています。
かと言ってフルサイズに全力投球で性能も他社と比べて抜きん出ているかと言われると微妙なところです。そもそもフルサイズ用レンズが流用出来るのは、ボディ内手ブレ補正の影響を受け難い超望遠帯くらいで広角〜標準帯は必須に近いのでは?
なるべく出したくないのは理解できなくもないですが、せめて1本くらいはプライムレンズを用意すべきかと思います。
Nikonとしては、APS-Cをフルサイズの下位として見ているんでしょうかねぇ。
昔と違って、APS-Cでも良い写真撮れますし、編集ソフトも良いモノがたくさんあり、APS-Cとフルサイズは良い勝負ができる環境が出来つつあるように思います。
私の大先輩たちは、爺ちゃんになると(カネはあっても)フルサイズの重量感を嫌がって、軽量ミラーレスAPS-Cに乗り換えた人が結構います。
私は出張時にカメラを持って行きたいので、出張時にはZ50を愛用しています。需要はあると思いますけどね。
うーん、DX機にフルサイズ用レンズを付けて撮影はできますけど、出てくる画質に対してレンズ重量とかの取り回しの悪さが割に合わなくて使う気にならなかったです。
フルサイズ用レンズ使えば論はいいとこ取りのようで、ボディとレンズの長所を潰し合ってる気がしています。
Zはフルサイズから始まったマウントですし、事業規模と供給力も踏まえれば現状の控えめなDXレンズラインナップはある意味当然の流れだと感じます。
加えてキットレンズが本当によくできている事もあってか、エントリー層のニーズは十分満たせているのが現状。
「これ以上の、いわゆるプライムレンズを求める層はエントリー卒業でフルサイズにどうぞ」という方針が変わるとするなら、FマウントのDXレンズが軒並み終売する時だと思います。
フルサイズを持つメーカーのAPS-C系レンズについては、タムロン等も含め、他社も慎重だとは思っているので、すぐにどうのこうのは難しいのかもしれませんが、Z50Ⅱの売れ行き(特にダブルズームキット以外のもの)や今後の展開は期待したいと思います。確かにZマウントのAPS-Cレンズは他社比較で寂しい感じとなっていますし、それでいうなら1000ドル以上ボディもどうするかにもニコンには注目したいです。ただ個人的にはレンズでいわせてもらうなら、まずはタムロンの18-300㎜で、そしてやはりタムロンで特許にもあったかなで、超広角から始まる標準ズームだったりしますが。
ニコンのAPS-C Zレンズ、何本か持っていますが、単焦点や超望遠はフルサイズ用があり、これ以上必要性を感じないです。
望遠は、焦点距離に対応した前玉でサイズがほぼ決まるので、DX専用にしても大きさはあまり変わりません。
あと必要なのは、16-80mm F2.8-4ズーム、F2.8ズーム、超広角くらいでしょうか。
F2.8ズームはタムロン、シグマの参入可能性があり、DX単焦点は中国メーカー製があります。
ニコンが用意すべきなのはDX16-80mm f2.8-4ズームと、超広角ズームくらいと思います。
Z50Ⅱが人気で交換レンズが話題になってますが、望遠はFX用が使えても広角が足りないと思います。
キャノンは最近になってシグマとライセンス契約の範囲を広げてるので、ニコンがDX用の拡充を当分しないのなら、ニコンもAPS用に限ってでもライセンス契約の範囲を広げて欲しいと思います。