ニコンがZレンズが遅延していることを否定
ニコンが最新のZマウントレンズの遅延に苦労しているという報告があった。これはニコンが次に登場するNikon Z 9の開発発表を1度しか行っていなかったという事実もあったが、そこでは発表されるはずだったZマウントレンズのの計画について何も言及していなかった。
しかしながら、TechRaderは最近、これらの噂がどれだけ信頼できるのかをニコンに質問し、「そのような遅延はない」という決定的な返答を受けた。
TechRaderは、つづいてニコンは未だ12本の新しいZマウントレンズを2022年3月までに発売する計画があるかを聞いた。ニコンは「我々はNikon Zレンズを2021年度末までに約30本まで拡充する計画だ」と認めた。
以前、ニコンのレンズの発売が遅延しているんではないか?という噂がありました。それが以下の投稿です。
以前の噂では、ニコンがNikon Z 9の開発に注力するかたちで、レンズの開発が延期されるのではないか?という噂がありました。ですが、レンズとカメラの開発や製造は別々だと思いますので、レンズの開発をとりやめて、そのリソースをカメラ本体の開発に割り振れるのかどうか?ということを疑問に感じる人は多かったようです。なので、Z 9の開発発表とレンズ開発の遅延がどう関係してくるのかは、よくわからない噂でした。
考えられる可能性は?
今回のニコンの回答により、レンズは当初の計画通りに発売されるだろうことがわかりますし、レンズの本数も減っていないので、今年度中までに多くのレンズが拡充されるだろうことがわかりました。
これが事実なら、この話はここで終了になるわけですが、往々にしてあるのはカメラメーカは決して製品の発売や存続、終売について正式発表以外では本当のことを言わないということです。なので、実際にはレンズの開発が遅延していると考えている人も、海外のサイトなどをみていると多く、どうなるのか心配している人もいます。
もし、仮に遅延が事実だとしたら考えられる理由には何があるのでしょうか?
まず一つは世界的な半導体不足が影響している可能性が考えられます。レンズには手振れ補正のシステムや、オートフォーカスを実現するシステムが組み込まれていますし、画像補正のためのデータが保存されていたり、絞りを駆動させるシステムがあったりと、様々な半導体が利用されています。最近の半導体不足で、これらの部品の納入が遅れていると、レンズの製造ができませんので、その結果、レンズの発売が遅延している可能性が考えられるのかな?と思います。
そして、次にニコンが新しい技術を開発していて、そのためにレンズの開発が遅延している可能性です。例えば、ニコンがNikon Z 9でレンズ協調式のボディ内手振れ補正の搭載を検討しているとします。そうすると、たぶん既存のレンズでは対応できず、ボディ内手振れ補正と協調して動作することに対応した新たなレンズを開発する必要があると思われます。すると、正式にボディ内手振れ補正の仕様が決まるまで、レンズも開発できないので、それまでレンズの開発が遅延しているという可能性も考えられるかもしれません。
もちろん、これは完全に想像です。しかし確かに今年度中に多くのレンズの発表が予想されているなかで、なぜこれまでにレンズの発表がそれほど多くはないのかという疑問が残るので、少し心配になりますね。
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コメント
コメント一覧 (1件)
最後に出したZレンズはZ 50mm F1.2が2020年12月ですが、それから半年くらい音沙汰なく2022年3月までに12本出すとしたら後倒しに纏めて出てくる感じなのでしょうか。
それにしても情報がなさすぎてクローズドなZマウントは純正だけが頼りなのでボディもレンズものんびりしてて不安が拭えませんね。