GR IVのファーストインプレッション
GR IVはGR IIIから変え変えるほどの価値があるのでしょうか?そんなことを問う記事が公開されています。この記事で詳しくお伝えします。
(前略)
GR IVには2570万画素のセンサーが搭載されており、これはGR IIIxに採用された2420万画素センサーを少しアップグレードさせたものになる。イメージプロセッサは従来モデルのGR Engine 6から刷新され、新しいGR Engine 7を搭載する。ISO感度は従来のISO 102,400からISO 204,800へと拡張された。さらにカメラ内でRAWの現像が可能になり、35mm(1500万画素)や50mm(700万画素)の画角で撮影できるクロップモードも搭載されている。手振れ補正についても刷新され、従来の3軸から5軸手振れ補正へと強化され、2025年モデルならではの改良がされている。
レンズは18.3mm F2.8 GRレンズ(換算28mm)を搭載。焦点距離はGR IIIと同じだが、新レンズは5群7枚構成で、そのうち非球面レンズを3枚採用。さらにマクロモードにも対応し、0.06m~0.15mの至近距離まで撮影することができる。また起動時間はGRシリーズで最速の0.6秒に短縮。オートフォーカスはハイブリッド方式を採用して、顔・瞳検出にも対応する。リコーは高速な動作がAF性能の向上にもつながっているとしている。さらにセンサークリーニング機能もDR IIとして改良された。
GR IVには新たにプログラムオートExも搭載され、前面の電子ダイヤルを回すことで絞り優先AEに、背面の電子ダイヤルを回すことでシャッター優先AEに切り替えられるようになった。また被写界深度を重視して露出を選択できるスナップ距離優先AE(Sn)モードも追加されている。
さらに12種類のエフェクトモードに加えて、新たにシネマモードを搭載している。黄色や緑色の色彩を選択できるほか、色の強さやサイズ感を調整して、どこか懐かしい映像表現を作り出すことが可能となっている。
(中略)
リコーはユーザーの要望に応えるために進化を試みている。例えば外付けフラッシュは、その姿勢を示すものだと言えるだろう。とはいえ、このカメラが実際にどのように性能を発揮するかについては、レビューを待つ必要があるだろう。
価格はGR IVが1499ドル、フラッシュが199ドルで合計するとGR IIIxよりも約100ドル高価になる。しかしAPS-Cセンサーを搭載したコンパクトなカメラで、シャッターを押すだけで撮影できるモデルを求めるユーザーにとっては、リコーほど小型なカメラの選択肢は限られている。最も近い競合機種は富士フイルムのX100VIだが、そのアップグレードは写真愛好家にとってはそれほど大きな魅力ではないし、供給不足のため入手が困難だ。
コンパクトさは唯一無二
リコーのGR IVはGR IIIから買い換える価値があるかどうかという記事をThe Phoblographerが掲載しています。上記は一部を引用したものになりますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
さて、レビューでは主にGR IVのGR IIIから進化した部分について指摘をしています。レビューでは主要な部分すべてが刷新され、ほとんど新しいカメラになったとしています。センサーはマイナーチェンジとしながらも、イメージプロセッサは最新のものになり、ISO 204,800に対応したことと、新たな撮影モードが搭載されたことで、創造性が向上したと評価されています。
デザインは一見同じに見えますが、改良が加えられており、さまざまな機能が向上したり、新機能が追加されたことが示唆されています。
外付けフラッシュになってしまったことについては、少し意見を控えている印象で、フラッシュも購入することを考えるとGR IIIからはかなりの値上げになってしまったことを指摘しています。
しかし、全般的にAPS-Cセンサーのカメラで、できるだけコンパクトなカメラが欲しいと思ったら、GRシリーズしか選択肢がないとして、比較的高い評価が与えられているのではないかと思いますね。従って新たに追加された機能や、向上した機能が欲しいということになれば、買い換える意味は十分にあるのではないかと思います。
また、最後にX100VIとの比較ではX100VIは品薄で入手ができない状態としていますが、GR IVもかなり売れると思いますので、しばらくは入手できないのはX100VIと同じになるのではないかと思います。
- リコーのGR IVはGR IIIから買い換える価値はあるか!?
- リコーがGR IVの製品ページを公開 市場想定価格19万5000円前後
- リコー GR IVの予約が海外で始まる 製品価格も判明 発表前の異例の予約開始に
- リコー GR IVの予約が8月20日18時から開始との表記 今週にも正式発表か!?
- リコー GR IVはAFが速くなり粘り強く追尾し反応速度も向上
- リコー GR IVのプレゼン資料が流出 GR IIIとの違いが判明
- リコー 非公開のGR IV発表会を開催か!? まもなくティザー広告が出される見込み
- リコーが新製品の認証登録を完了 GR IVとの憶測が広がる 正式発表間近か!?
- リコー GRIII、GRIIIxの新ファームを公開 GR WORLDに対応ほか
- リコー GR IVとGR IIIは何が違うのか!? 公開された開発中の仕様から読み解く
センサーサイズ | CMOS、サイズ:23.3mm x 15.5mm |
画素数 | 約2574万画素 |
レンズ | 18.3mm(35ミリ判換算28mm相当)F2.8 |
センサークリーニング | 超音波振動による撮像素子クリーニング機能 |
イメージプロセッサ | GR ENGINE 7 |
手ぶれ補正 | 撮像素子シフト方式 (Shake Reduction)(5軸補正) |
手ぶれ補正効果 | 6.0段 |
高速連続撮影 | - |
動画撮影 | Full HD 60p |
シャッター速度 | 1/4000~30秒 |
ISO | 最高ISO 204800 |
フォーカスポイント | - |
EVF | - |
背面液晶 | 3.0型TFTカラーLCD 約103.7万ドット |
メモリカードスロット | microSD/microSDHC/microSDXCメモリーカード |
サイズ | 約109.4(幅)×61.1(高)×32.7(厚)mm |
質量 | 約262g(バッテリー、microSDメモリーカード含む) |
コメント
コメント一覧 (1件)
入手、予約すら出来ない消費者にとって商品価値は全く無い。