OM-5 Mark IIは携帯性良く頑丈で撮影が楽しい しかし買い換える必要はあまりない

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OM-5 Mark II
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OM-5 Mark IIレビュー

先日発表されたOM-5 Mark IIのレビュー記事が掲載されています。OM-5 Mark IIがどのように評価されているのか、この記事で詳しくお伝えします。

OM SYSTEMの新しいOM-5 Mark IIは、3年前のOM-5の極めて控えめなアップグレード版であり、そのOM-5そのものも、2019年のE-M5 Mark IIIから緩やかに進化したに過ぎなかった。

OM-5をいま所有している人は、この新製品に買い換える理由があるかどうかを自問するかもしれないが、その答えは「その必要はあまりない」だろう。

もし従来モデルのグリップが小さすぎると感じているのならば、新しいバージョンではわずかに大きくなり、使いやすくなっている。また新たに追加されたCPボタンにより、優れたコンピュテーショナルフォト機能に素早くアクセスすることができるようになった(ただし、その代償として露出補正ボタンがなくなっている)。

USB Type-C端子に更新されたことは2025年に発売されるカメラとしては必須の仕様だ。ただし高速充電に対応していないのは残念だ。OM-5 Mark IIでは、ついにOM-1で初導入された新しいメニューシステムが採用され、他のOM SYSTEMのカメラと統一された。これにより機種間での切り替えが容易になる。

動画撮影に関しては、最近導入されたOM-Ciname1と2のプロファイルが搭載され、カラーグレーディングが簡単になった。また、録画中の赤枠表示とタリーランプが便利な目安となる。

それ以外の点では、OM-5 Mark IIとMark Iはほぼ同一で、同じ画質、動画性能、クラス最高峰の防塵防滴性能、高解像度モード、優れた手振れ補正システムを搭載する。

おそらくOM-5 Mark IIはOM SYSTEMのカメラをこれから購入するユーザーにとっては魅力的だが、前モデルから買い換えるユーザにとっては、それほどでもないと言えるだろう。それでも頑丈で、携帯性に優れ、どこでも持ち運べ、撮影が楽しいカメラとしての価値は変わらない。ただし、この2025年のカメラにあまり多くの驚きを期待しないほうがいいかもしれない。

OM-5からのマイナーチェンジに留まる

OM-5 Mark IIのレビュー記事が公開されています。より詳細なレビューや、作例などもありますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。

レビューをみるとよくできたカメラではあるが、E-M5 Mark IIIからの進化がほとんどなく、あまり驚きを感じるようなカメラではないとしています。AIによる被写体認識機能などはなく、顔や瞳認識の最新バージョンを搭載しているにすぎないとして、AFの機能に関しても時代遅れであることが指摘されています。

良くなった点としては、メニュー構成が変わったこと、グリップが少し大きくなったことが挙げられていますが、これだけで買い換えを促すことはできないとみられ、既存ユーザーとしては買い換える必要性は低いかもしれません。これから、小型で軽量、防塵防滴性能に優れたカメラが欲しいと言う人にはいい選択肢になりそうです。

(source)PhotographyBlog

OM-5 Mark IIとOM-5の主な違い
スクロールできます
OM-5 Mark IIOM-5
記録フォーマットDCF2.0、Exif3.0DCF2.0、Exif2.31
手ぶれ補正効果ボディー内 補正段数:中央6.5、周辺5.5
シンクロ 補正段数:中央7.5、周辺6.5
ボディー単体 補正段数: 6.5
OVFシミュレーション
タッチ機能タッチシャッター、タッチAF(AFポイント選択、AFエリア拡大/縮小)、タッチ顔選択、AFターゲットパッド、コマ送り/戻し、拡大再生、タッチライブガイド、タッチART/SCNメニュー、タッチスーパーコンパネ、Wi-Fi接続、動画タッチ静音操作、メニュー操作タッチシャッター、タッチAF(AFポイント選択、AFエリア拡大/縮小)、タッチ顔選択、AFターゲットパッド、コマ送り/戻し、拡大再生、タッチライブガイド、タッチスーパーコンパネ、Wi-Fi接続
ピーキング機能色: 4色(白、黒、赤、黄)
レベル: 強、標準、弱
背景の輝度調整: 有、無
最大撮影コマ数静音連写H・最高速時 〔RAW〕: 約19 〔JPEG LF〕:約21静音連写H・30fps時 〔RAW〕: 約18 〔JPEG LF〕:約20
フラッシュモード発発光/発光禁止/SLOW/MANUAL赤目軽減発光、スローシンクロ(先幕シンクロ)、スローシンクロ(後幕シンクロ)、スローシンクロ(先幕シンクロ)+赤目軽減発光、強制発光、マニュアル発光(1/1(FULL)~1/64)、発光禁止
対応外部フラッシュFL-900R, FL-700WR, STF-8FL-LM3, FL-600R, FL-900R, STF-8, FL-700WR
フラッシュグループ数3グループ(外部フラッシュ2+コマンダーフラッシュ1)4グループ(外部フラッシュ3+コマンダーフラッシュ1)
ライブND可(ND2 / 4 / 8 / 16)
縦位置動画
動画デジタルテレコン約1.4倍約3倍
タイムラプス動画3840×2160(4K)/5fps, 10fps, 15fps, 30fps
1920×1080(FHD)/5fps、10fps、15fps, 30fps
3840×2160(4K)/5fps, 10fps, 15fps, 30fps
1920×1080(FHD)/5fps、10fps、15fps, 30fps
1280×720(HD)/5fps、10fps、15fps、30fps
動画記録中赤枠表示
録画ランプ2段階(弱、強)
動画専用ピクチャーモードFlat、OM-Log400、OM-Cinema1、OM-Cinema2Flat、OM-Log400
外部マイク装着時のカメラ側録音調整選択可(有効 / 無効)
スマホワイヤレス撮影リモートライブビュー、リモートレックビュー、ワイヤレスタッチAFシャッター、タイマーシャッター(カウントダウン音声付 / 連写)、動画撮影(画質は限定)、リモートパワーOFFリモートライブビュー、リモートレックビュー、ワイヤレスタッチAFシャッター、 タイマーシャッター(カウントダウン音声付/連写/ショート動画撮影可)、リモートパワーOFF、ワイヤレスレリーズモード、動画撮影(画質は限定)
言語選択日本語のみ日本語、英語含む18言語
USBUSB Type-CUSB Micro-B (USB2.0 Hi-Speed)
BluetoothV5.2V4.2
バッテリー低消費電力撮影モード:640枚低消費電力撮影モード:660枚
CPボタンあり
サイズ約125.3mm(W)× 85.2mm(H)× 52.0mm(D)約125.3mm(W)×85.2mm(H)×49.7mm(D)
質量本体のみ:370g本体のみ:366g
ACアダプタ同梱
OM-5 Mark II

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