X-M5レビュー
小型で低価格なX-M5のレビュー記事が公開されています。この記事ではX-M5がどのように評価されているのか詳しくお伝えします。
新しいX-M5は富士フイルムのXシリーズのAPS-Cセンサー搭載のカメラの中で、最も小さく、軽量で、安価なモデルだ。
これはまた、富士フイルムのブランドの魅力を従来の熱心な写真愛好家の市場を超えて、より広い顧客に拡大しようとする明確な試みでもある。主にスマホからのアップグレードやハイブリッドコンテンツクリエイターがターゲットとなっている。
既存の機能と新しい動画機能が豊富に搭載されており、マイクとヘッドフォン端子も搭載したX-M5は、一人で撮影するビデオグラファーに多くの魅力を提供するが、静止画撮影においても二つのコマンドダイヤル、メカシャッター、ジョイスティック、フィルムシミュレーションダイヤル、最新のAFシステムを搭載しており、静止画の撮影者のことも忘れていない。
確かに、このカメラをこれほど小型化するためにいくつかの主要なデザインの省略があった。最も目立つのはEVF、ボディ内手ぶれ補正、フラッシュがないことだが、ターゲットとする市場を考えれば、これらはすべて合理的な判断と言えるだろう。
これらはすべて通常ならば富士フイルムのカメラに魅了される熱心な写真愛好家にとっては「欠けている」要素でもあるが、攻撃的な価格設定は持ち運びに便利なセカンドカメラとして非常に魅力的な提案となっている。
重要なのは、このカメラがXC 15-45mm PZレンズと一緒に1000ドル未満で販売されていることだ。これにより主要なライバルであるソニーのZV-E10 IIを下回り、店頭で非常に魅力的な価格で販売されている。
他の選択肢にはX-M5よりもさらに安価だが、動画機能では対抗できないNikon Z30や期待通りはるかに高価なフルサイズのLUMIX S9がある。
総じて、X-M5はスタイリッシュでレトロなデザイン、印象的に小型で、満足のいく性能を持ったカメラであり、主にVloggerをターゲットにしているが写真撮影者のことも忘れてはいない。
意見が分かれる機能の省略
X-M5のレビュー記事が公開されています。より詳細なレビューやサンプル画像などもありますので、全文は記事元リンクからご覧ください。
さて、X-M5に関するレビューはどのレビューも比較的似ていて、これは動画撮影向けのカメラや、動画と静止画を交互に撮影する人に向いているカメラとしています。その理由は、やはり「カメラを顔に当てて撮影できない」、つまりEVFがないことによりNikon Z30やZV-E10のような動画撮影向けのカメラとして解釈されているからなのだろうと思いますね。
しかし、このレビューではX-M5はスマホを利用していた人がアップグレードの目的で製品を購入したり、スマホでの静止画や動画の作成からカメラを利用した映像作成をしたいという人向けには、小型、軽量、低価格で魅力的なカメラであるとしています。
EVFがないこと、ボディ内手ぶれ補正がないことによって人を選ぶカメラだということのようですが、そこはターゲットとしている対象が異なるので仕方がないという側面があるのかもしれませんね。
さらに関連記事「【検証】富士フイルム X-M5の流れていた噂が正しかったかどうかを検証する」ではX-M5に関する噂は正しかったのかどうか詳しくお伝えします。
| センサーサイズ | APS-C X-Trans CMOS 4センサー | 
| 画素数 | 約2610万画素 | 
| センサークリーニング | 圧電素子による超音波方式 | 
| イメージプロセッサ | X-Processor 5 | 
| 手ぶれ補正 | 電子防振(動画のみ) | 
| 手ぶれ補正効果 | - | 
| 高速連続撮影 | 電子シャッター:約30コマ/秒 (1.25x クロップ)、約20コマ/秒 メカシャッター:約5.0コマ/秒  | 
| 動画撮影 | 6.2k 30p、4k 60p | 
| シャッター速度 | 電子シャッター:15分〜1/32000秒(S/Mモード) メカシャッター:15分〜1/4000秒(S/Mモード)  | 
| ISO | 160~12800 | 
| フォーカスポイント | 13×9 / 25×17のエリア選択 | 
| EVF | - | 
| 背面液晶 | 3.0インチ 約104万ドット バリアングル式 タッチ可能 | 
| メモリカードスロット | SD×1 USH-I対応 | 
| サイズ | 11.9×66.6×38.0mm | 
| 重量 | 約355g | 
(via)PhotographyBlog
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