EOS R5 Mark IIから音が?
EOS R5 Mark IIの内部から音がするという人がいるようです。なぜ、どのような理由で音が出ているのでしょうか?そして、それは撮影には影響があるのでしょうか?
EOS R5 Mark IIの画像を提供してくれた情報筋によると、彼は発売日より数週間前にEOS R5 Mark IIを手に入れたそうだ。その際、EOS R5 Mark IIが奇妙な回転音を発生させているのを聞いたということだ。
最初、情報筋はEOS R1と比較して特に違和感を感じなかったが、Facebookの投稿を見てEOS R5 Mark Iがカメラの背面でより明らかな回転音を発生させていることに気がつき、EOS R5 Mark IIを手に取って耳を傾けると、EOS R5 Mark IIもその回転音を発生させていることに気がついた。その後、誰もがするようにEOS R5 Mark Iを取りだして電源を入れ、耳に当ててみた。するとやはり奇妙な回転音を確認した。
そして私に連絡をとりFacebookで見たことを説明し、同じ音をカメラで再現されたことを教えてくれた。私もEOS R5 Mark Iを確認してみたが、オートフォーカスが動いているとき以外は何も音はしなかった。
(中略)
それではこの音の原因は何だろうか?特許申請JP 2023-170599にはEOS R5 Mark IIに新たに追加されたヒートパイプの一連の画像が示されている。この画像で私たちは回転音の原因を発見したと信じている。少しズームしてみよう。そこにはカメラの内部で冷却を助けるハムスターがいる。
冗談はさておき、キヤノンUSAによれば、EOS R5 Mark IIにはアクティブな冷却システムはない。パッシブな冷却システムとヒートパイプがあるが、冷却グリップをカメラに取り付けるとヒートパイプを使用してカメラの中心から放熱させるアクティブ冷却システムを使用することが可能だ。キヤノンによれば、内部にファンはないが、これはキヤノンがカメラについて何かを伝えた後、それが間違っていることが判明したことは初めてのことではない。従ってファンが内部にある可能性がある。
この回転音はファンのものである可能性もあるが、他の可能性もある。EOS R5 Mark IIでこのような回転音を発生させる可能性のある主要な部品は内部のボディ内手ぶれ補正システムだ。この特定の事例は、2020年、2021年、2022年にも懸念されていたことと非常によく似ている。実際、2021年にはEOS R5 Mark Iがカメラから聞こえる音を発生させていると報告する人がいた。またEOS R6 Mark Iが発売されたときも同様の問題が発生した。これらのカメラはすべてボディ内手ぶれ補正があり、EOS R5 Mark II以外にはヒートパイプや冷却ファンを使用した冷却システムはない。従ってボディ内手ぶれ補正である可能性が高いが、比較するための音声がないため確証はない。
(中略)
私はある情報筋と電話で話し合い、何がこの音の原因となっているかについて考えた。まずカメラからレンズを完全に取り外してテストした。レンズが音を出している可能性や、カメラ内部の動作に合わせて音が出ている可能性を確認するためだ。レンズを取り外し、ボディ内手ぶれ補正をオフにしても音は消えなかった。他にもカメラの内部の様々な機能をオフにしてみたが、音は消えなかった。
ボディ内手振れ補正OFFでも鳴る音
記事では、EOS R5 Mark IIの内部から音がすることを指摘しています。この音というのは上記では回転音としていますが、ブーンといった音や小さくワウワウと鳴るような音に近いもののようです。
動画ではEOS R5 Mark IIだけでなくEOS R5でもEOS R6でも同様の音がすることがあるようですが、動画にもあるように無い人もいるようで、またそれがEOS R5 Mark IIのものと同じ音なのかは、他の音を知らないためわからないとしています。しかしテストしたところボディ内手ぶれ補正をオフにしてテストしても、レンズを取り外しても音がするということで何かしら別の問題があるのではないかとしていますね。
記事では特許の話が出てきます。これはキヤノンが出願した特許で、カメラ内を内部ファンを利用して冷却するシステムです。これがEOS R5 Mark IIに搭載されていると断定しているような書き方になっていますが、実際にそうなのかどうかは現在のところ不明です。またファンが搭載されているかどうかも現時点では不明です。しかし、動画ではキヤノンがかつて仕様を公開するときにミスをしたことがあるため、ファンを搭載しているのではないかと考えているようですが、これはちょっと考えすぎなのかなという印象です。
また、この音による影響ですが、まず静止画では非常に小さな音のためその音が静かな場所で迷惑につながることはないようです。しかし、動画を撮影したとき、特にEOS R5 Mark IIの内部マイクで動画を撮影したときには、その音が入り込むことがあり、例えば結婚式で撮影しているときは問題になるかもしれないとしています。そして外部マイクを適切に取り付けたときには音は動画に入らないため、特に大きな問題にはならないだろうと指摘しています。
ボディ内手ぶれ補正をOFFにしても音がなるというのは不思議ですよね。可能性はいろいろ考えられますが、EOS R5 Mark IIでは電力をかなり使用するようですので、バッテリーまわりで何か特殊なことをしているとか、背面液晶やEVFが何かしらの音を出しているとか、そんな可能性もあるのかもしれません。
また以前の特許では放熱するためにヒートパイプに何かしらの液体を入れ、それをモーターで循環させたりしているものがありました。その小さなポンプのようなものが音を出している可能性もあるのかもしれません。
実用上は問題ないとはいえ、何となく気にはなってしまいますね。何が理由で音がしているのでしょうか?
さらに「キヤノンは長らく噂されているRF200-500mm F4 L IS USMをいつ発表するのか!?」ではRF200-500mmレンズについて詳しくお伝えします。
(記事元)OrdinaryFilmmaker
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