キヤノンからニコンに買い換えて良かった
キヤノンからニコンへの乗り換え。12年間キヤノンの一眼レフユーザーだった人が、Nikon Z 8のミラーレスカメラに手を伸ばした理由とはなんでしょうか?
キヤノンの一眼レフユーザとして12年間を過ごした後、私はNikon Z 8のミラーレスカメラに乗り換えたが、もっとはやくそうしなかったことを後悔している。
変化することは難しいと言われているが、私が最近、キヤノンから、その競争相手となるニコンに乗り換えたとき、それはまた刺激的なことでもあった。ブランドを乗り換えただけでなく、私はハイアマチュアモデルのEOS 6D Mark IIからプロフェッショナルレベルのNikon Z 8ミラーレスカメラにアップグレードした。これは大きな飛躍だ。
去年、Nikon Z 8が発売されて以来、Nikon Z 8を強く欲しかったことは秘密にしていなかった。それはDigitalCameraWorldの2023年のベストカメラの一つであり、私がもっと手に入れることをためらった唯一の理由はそのプロフェッショナルな価格だった。自分自身がNikon Z 8を個人的にテストしたことはないが、同僚の話では、そのカメラがどのようなカメラだったのか、そして私の一眼レフからの買い換え対象になるとは考えることはできなかった。
しかし、私はついに一歩踏み出した。そしてそれは、美しいニュージーランド、具体的には南の島のクイーンズタウンへ出発する前のことで、それは3月だった。
(中略)
最初にいくつかの問題はあったが、Nikon Z 8は旅行の残りで非常に役立ったが、カメラでできることすべてを学ぶためには急な学習曲線が必要なことが明らかになった。
例えば、旅行から帰ってきて初めて、カメラの解像度をあまり失うことなくDXクロップオプションを選択することで、私に追加の焦点距離が提供されることに気がついた。これを知っていれば、私はこの旅行に持って行ったZ 24-200mm f/4-6.3 VRキットレンズでさらにズームすることができたかもしれない。しかし、2620万画素から4570万画素の有効解像度のフルサイズセンサーに買い換えたことで、必要に応じて写真をクロップする余裕が生まれた。
軽量化したことについて話すと、Nikon Z 8は6D Mark IIよりも重いが、ZシリーズのNIKKORレンズは驚くほど軽量でカメラ本体の重量を補っている。
Nikon Z 8は、私の古いキヤノンのカメラでは捉えることができなかった多くの被写体を捉える自由を与えてくれた。例えば一眼レフではぼやけてしまう高速で動く時とボートなどだ。私は野生動物の撮影に情熱を注いでおり、それがNikon Z 8を選択した理由で、それはその速度だ。
確かに私のニーズを十分に満たし、さらにお金を節約することもできたEOS R5を購入するという選択をすることもできた。私はキヤノンのカラーサイエンスをニコンのものより好むが、キヤノンのミラーレスレンズはニコンのレンズよりも重い。
これはよく言われていることだが、カメラにメカシャッターがないということも私には魅力的だった。動く部品がないことが、カメラの寿命を延ばすことになるかどうかはまったく別の話だ。なんと言っても電子機器は故障することがある、しかしNikon Z 8とNikon Z 9と同様に、その点においては革新的だ。
いずれにせよ、私はもう少し早くニコンという車に飛び乗っていればよかったと思う。なぜなら、この新しいパートナーとの初期の頃の問題で旅行中に逃したチャンスを後悔しているからだ。しかし、私が後悔していないのは、Nikon Z 8のために私の貯金がなくなってしまったことだ。なぜなら、私はいくつかの良い写真を撮影して持ち帰ることができ、カメラとの次の冒険が待ちきれないからだ。
NIKKORレンズが魅力的?
キヤノンの一眼レフからニコンのミラーレスカメラに乗り換えて後悔していないというコラムが掲載されています。記事は一部を引用したもので、キヤノンからニコンに乗り換えたことで一時的に問題があったことも記述されていますので、全文は記事元リンクからご覧ください。
さて、記事によれば写真撮影のための旅行の直前にNikon Z 8を購入して、実際に撮影してみたけれども予想以上に良かったと表現しています。
しかし、撮影の初期には様々な問題が乗じたそうです。ボタンの位置などは、ほぼ希望通りの場所にあり問題がなかったようですが、モード変更ボタン、ドライブボタンなどは配置が異なるため、多少撮影までにラグがあったとしています。また設定が間違っていたのか暗い場所でもオートISOがISO 100で固定されてしまったことなども記述されています。
それでも被写体認識機能や連写性能が向上したことで、素晴らしい写真を撮影することができ、満足したことが記述されています。
ですがEOS R5だったらどうでしょうか。普通にNikon Z 8と同じように撮影できたかもしれませんが、EOS R5のほうが被写体追尾性能や鳥などの認識能力は若干劣るのかもしれません。でもほとんどの場合ならZ 8と同じように撮影できたのではないかと個人的には思います。
人間は心理的に自分が購入したことを後悔したくない思いが働き、自分が購入した製品をより高く評価する傾向があります。このコラムにもその心理的な状況が反映されているかもしれません。
しかし記事を読むと、ニコンのカメラを選択した一つの理由としては、欲しいレンズがキヤノンのものは重量が重く、ニコンのほうが軽かったということがあるようです。当サイトでも以前になぜ野生動物の写真撮影家にキヤノンのユーザがほとんどいないのかということを記事にしたことがありますが、このときも手頃なレンズがないのが原因ではないかと言われていました。この筆者も野生動物の写真家であるようなので、同様に考えているのかもしれません。
さらに「野生動物写真家にキヤノンユーザが少ない理由はなぜか??」では、野生動物写真家にキヤノンユーザが少ない理由について詳しくお伝えします。
(記事元)DigitalCameraWorld
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コメント
コメント一覧 (3件)
ベーシックな一眼レフから、高級ミラーレスへの買い替えですので、別にキヤノンからキヤノンへ買い替えても同じような変化だったとは思います。
ただZ8がすごく魅力的なカメラだということはよくわかります。
だけど、ZレンズがRFレンズより軽量だとの記述についてはよくわかりません。
私は昨年11月Z8と800mmf6.3を購入しましたがAFは安定せず、ケアシノスリを撮りに行った時は1/2000秒で切っても、全滅でした。カメラが悪いのかレンズが悪いのかわかりませんがZ8が好評な理由がよくわかりません。
AF-SとAF-Cを別々なボタンに割り付けることができず、被写体が飛翔している場合と静止場合を瞬時に切替できません。
私も軽量の部分が気になりました。安価、ならわかるのですが。
(ある画角とF値で撮るには)重い、ということかもです。例えば400mm F5.0で撮るのに、Zなら400/4.5がありますがRFには400/2.8しかないから……のような。
いずれにせよ、12年前のミドルクラス一眼レフ(キヤノンの定義ではハイアマではなくミドルです)と最新の準フラッグシップミラーレスを比較するのは流石に6DIIが可哀想だな、とは。6DII、動体機でもないですしね。